中部総合事務所農林局 倉吉農業改良普及所の工程表
基本的事項
組織のミッション
消費者ニーズに応じた農産物づくりや農業者による加工・販売を支援し儲かる農業を実現
1 認定農業者の経営発展や多様な新規参入希望者の経営確立等への支援
2 新品種・新技術を活用した地域特産物づくりへの支援
3 労働軽減に向けた農作業改善への支援
所管組織、所管責任者
| 部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
| 中部総合事務所農林局 | 所長 宮本京子、
局長 今井敏彦 | 倉吉農業改良普及所 | 渡邉 悟 | 20 |
1.政策内容と目標
(1)政策内容
新品種、新技術導入による産地形成及び地域資源を活用した特産品作りの支援
(2)長期的目標
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
●政策項目(該当所属のみ)
●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)
(3)今年度の目標
1.水稲新品種「きぬむすめ」の導入による経営の安定
2.ビール大麦新品種「しゅんれい」の導入による経営の安定
3.梨新品種「新甘泉」「なつひめ」の導入による経営の安定
4.地大豆「「三朝神倉」を活用した特産品の商品化・販売
2.測定指標
指標1
| 指標の選定理由及び目標値の設定根拠 | 根拠となる計画等(ある場合) |
| その他 平成24年度普及指導計画 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
| 数値 | | 199ha | 220ha | 236ha | |
| 時点 | | 平成23年産 | 平成24年作付面積 | 平成24年度作付面積 | |
| 達成度 | | | | 107% | |
指標2
| 指標名 | 指標の分類 |
| 新甘泉、なつひめ等の新品種苗木導入本数 | |
| 指標の選定理由及び目標値の設定根拠 | 根拠となる計画等(ある場合) |
| その他 平成24年度普及指導計画 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
| 数値 | | 1,326本 | 1,500本 | 1,560本 | |
| 時点 | | 平成23年度末 | 平成24年度末 | 平成24年度末 | |
| 達成度 | | 88% | | 104% | |
指標3
| 指標名 | 指標の分類 |
| 神倉大豆を活用した、新たに商品化、メニュー化する品目数 | |
| 指標の選定理由及び目標値の設定根拠 | 根拠となる計画等(ある場合) |
| 環境イニシアティブプラン 平成24年度普及指導計画 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
| 数値 | | 3品 | 新商品1、新メニュー1 | 新商品1、新メニュー 検討中 | |
| 時点 | | 平成23年度末 | 平成24年度末 | 平成24年度末 | |
| 達成度 | | | | | |
指標4
| 指標名 | 指標の分類 |
| 神倉大豆を活用した、新たに商品化、メニュー化する品目数 | |
| 指標の選定理由及び目標値の設定根拠 | 根拠となる計画等(ある場合) |
| 普及指導計画 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
| 数値 | | | 新商品1、新メニュー1 | | |
| 時点 | | | | | |
| 達成度 | | | | | |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
| 番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
| 1 | 次世代鳥取梨ブランド創出事業 (トータルコスト予算額79179千円) | 梨新品種導入と施設機械整備の支援
新品種導入を奨励する市町村の支援 |
| 2 | やらいや果樹王国復権事業 (トータルコスト予算額14245千円) | 優良果樹園を産地で守り、次の生産者へ継承していく「やらいや果樹園」の整備、認定に向けた取組の支援 |
| 3 | 鳥取県産米販売促進支援事業 (トータルコスト予算額9646千円) | 新品種の導入、生産拡大への取組に対する支援
食味向上等こだわりのある米づくりへの支援 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
| 実施状況 |
| 1 きぬむすめの栽培面積
・栽培技術の普及啓発、増収・品質向上等をねらった肥料試験、標高別の栽培試験を実施した。穀物検定協会から2年連続で『特A』評価(三朝町)を受けた。
・肥料試験では610kg・10aと目標を上回り、標高200mまで収量確保できることを確認した。
2 新甘泉・なつひめ等の新品種苗木導入本数
・新品種での夏枝管理、捻軸処理、せん定方法、施肥量削減及びジョイント栽培について、指導会等で実証ほ等を活用して普及啓発を実施した。
3 神倉大豆を活用した新たな商品化、新メニューの開発
・製造主体のJA鳥取中央、関係機関とプロジェクトチームを開催し、豆乳の商品スタイル・販売価格等を検討し取りまとめを実施した。平成24年12月に納豆と併せて販売を開始することができた。
・縁満の新メニューとして、豆腐団子のぜんざい、しろはたのおから寿司等のレシピを提案し、試作した。評価は今ひとつであり、引き続き新メニューを提案する。 |
| 進捗 |
| ◎(予定以上) |
| 自己評価 |
| 10 |
| 理由 |
| 神倉大豆の加工品を使った新メニューは開発できなかったが、他の項目の実績が目標を上回っているため。 |
| 課題と解決策 |
| 1 きぬむすめの栽培面積
・JA鳥取中央も作付推進を進めており、栽培面積は今後も増加が見込まれることから、栽培面積増加目標は収量とする。
・面積が増えれば品質低下の問題とその対策が課題となるので、多収で品質維持をねらった肥料体系の検討をすすめる。
2 新甘泉・なつひめ等の新品種苗木導入本数
・新甘泉は消費サイドで高評価を受け、生産サイドの導入意欲が高い。生産安定、品質維持を図るため、ジョイント栽培、捻軸処理、夏枝管理など栽培技術の習得が課題となる。
・なつひめは二十世紀梨との競合から栽培意欲は低下している。品種の特性を活かした流通・販売面での新たな取り組みを検討する。
3 神倉大豆を活用した新たな商品の開発
・豆乳と納豆は消費者、小売業者の評価が高く、生産量の増量が求められている。豆乳の需要に即した加工施設の能力向上対策を検討する。
・新たな加工品を開発する必要があり、大豆粉の製品技術の習得とスイーツ系の新商品開発をすすめる。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する年度末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
※「自己評価」欄には年度当初にたてた今年度の目標に対する達成度を10段階で評価しています。
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倉吉農業改良普及所 所属長名 渡邉 悟 電話番号 0858-23-3190