中国地方と北海道、北陸及び関東の物流促進及び効率化を目的とし、国内RORO船の定期航路の就航に向け、境港と苫小牧港(及び新潟港)を結ぶトライアル輸送に取り組んでおり、これまでに3回のトライアル輸送を実施した。また、広域的な先進港との連携によるリサイクルビジネスのマッチングと情報共有等により、東北とのリサイクル物流拡大による境港のリサイクル貨物の取扱量の増加について取り組んでいるところである。
施設整備については、環日本海定期貨客船や国際RORO船による旅客・貨物の増大に対応するためには港湾施設の機能強化が不可欠であることから、竹内南地区貨客船ターミナル整備事業の早期事業化に向けて、国等に強く働きかけているところである。 | □全体貨物
・全体貨物量は、3,648,431トンと前年比0.4%の増加。月別の推移をみると、年前半は前年に比べ増加したものの、年後半は減少している。
・輸出は、紙・パルプや非鉄金属等が増加したことにより、272,107トンと前年比23.4%と大幅な増加となった。輸入は、木材チップ等が増加したものの、原木等が減少したことにより、1,665,005トンと前年比2.2%の減少となった。
・移出は、重油等が増加したものの、石材等の減少により、217,625トンと前年比3.4%減少した。移入は、重油、原木等が増加したことにより、1,493,694トンと前年比0.5%の増加となった。
□コンテナ貨物
・コンテナ取扱貨物量は、23,398TEU 、前年比28.0%と大幅な増加。平成23年の過去最高であった取扱貨物量(18,436TEU)を上回り、定期コンテナ航路開設以来、最高のコンテナ取扱貨物量を記録した。また、韓国航路は19,158TEU、前年比30.7%と大幅な増加で、昨年に引き続き取扱貨物量が伸びた。中国航路は4,240TEUと前年比17.2%の増となった。
・輸出は、非鉄金属、産業機械等が増加し、9,784TEUと前年比41.2%の増となった。輸入は、再利用資材、電気機械等が増加し、13,614TEUと前年比19.9%の増となった。
貿易相手国(上位の相手国)については、上位5か国すべてにおいて増加し、特に韓国、アメリカ、フィリピンは大きく増加した。 |