農林水産部 水産振興局 栽培漁業センターの工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
農林水産部水産振興局 | 部長 岸田悟、局長 三木教立 | 栽培漁業センター | 古田晋平 | 11 |
組織ミッション
食のみやこ鳥取」の魅力ある水産物の創出や持続的な生産技術の提供
○栽培漁業の推進
○資源管理型漁業の推進
○陸上養殖の推進
○収益性の高い漁業の導入
○漁場環境の監視と修復技術の導入
1.政策内容と目標
(1)政策内容
D収益性の高い漁業(高級魚・6次産業化等)の創出と普及
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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(3)今年度の目標
未利用海藻(アカモク・ヒジキ等)の増養殖技術の開発と6次産業化支援
収益性の高い漁法・漁場(トラフグ・イシダイ延縄等)の開発
付加価値の向上(白イカ)
2.測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
未利用海藻(アカモク・ヒジキ等)の6次産業化 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 0地区 | 3地区 | 5地区 | 5地区 | 3地区 |
時点 | − | H26年3月 | H27年3月 | H27年3月 | − |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | 未利用海藻(アカモク・ヒジキ等)の増養殖技術の開発と6次産業化支援 |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
高級魚の新規延縄等の漁法普及 | 活動指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 0魚種 | 1魚種 | 2魚種 | | 2魚種(フグ、イシダイ) |
時点 | − | | | | − |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | 収益性の高い漁法・漁場(トラフグ・アマダイ延縄等)の開発と6次産業化支援 |
指標3
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 賀露での新しい管理方法での取組漁業者数:0 | 0 | 2漁業者 | | 10漁業者 |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | 付加価値の向上(白イカ) |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 豊かな海づくり事業(未利用海藻ほりおこし調査) (トータルコスト予算額7128千円) | これまで本県沿岸に大量にありながら、ほとんど利用されてこなかった有用海藻を素材に、漁業者による6次産業化(一次加工・販売)によって付加価値を見出し、漁村に新たなビジネス(海版葉っぱビジネス)を創出するための技術的支援を行う。 |
2 | 即戦力!高級魚の資源実態把握調査 (トータルコスト予算額7222千円) | これまで漁獲対象とされていなかった収益性の高い高級魚の漁場、資源状況等の把握を行うことで、速効性のある沿岸漁業振興を行う。
なお、調査漁法を比較的低コストな延縄等の釣で行うことで、経営余力に乏しい本県沿岸漁業者にも新たな漁業への移行が比較的容易となるよう配慮する。 |
3 | 活イカブランド出荷システム実証試験 (トータルコスト予算額4022千円) | ・鳥取県産魚PR推進協議会では、「白イカ」を夏のブランドとして売り出し中。県外観光客等の認知度があり、飲食店等需要側からの活イカ供給のニーズは非常に高い。しかし、供給は県内2漁港の11隻のみであり、不足分は山口産など県外に依存されている。
活イカの供給増は需要・供給双方の利益が合致するが、現在、漁獲〜出荷まで確立された技術がなく、不十分、その活イカが安定して提供できない理由の主な原因は魚に比べ て弱く、扱いが難しいことにある。漁獲から出荷までどの段階で問題があっても活イカの提供はできないため、船上での取り扱い、陸上での備蓄での取り扱い、輸送技術について、技術を確立しマニュアル化、普及を図る |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
アカモクの取組地区数が5地区に増加、ふぐ延縄漁を新たに4名が取り組んだ |
H26年度の取組 | 成果 |
アカモクビジネスの普及指導、増殖指導、ハバノリの利用促進、ホンダワラの利用促進 | ・アカモクビジネスは取組み地区数が5地区に増加(酒津、泊、赤碕、中山、網代)し、各地区での出荷につながった。
・泊地区でハバノリ類の加工が行われPRが行われた。
・中山地区で、これまで未利用だったホンダワラが出荷されるようになった。 |
・トラフグ、イシダイのはえ縄試験操業を実施 | ・各地で試験結果を報告し、フグはえ縄を赤碕、浜村、賀露で計4名が新たに取組む予定
・今年1月からの試験操業を受け、赤碕の漁業者は、本格的にフグの操業を開始した(1日27kgを超える水揚げを行った日もあり)
・イシダイはえ縄試験操業を4回実施したが、イシダイの釣獲なし。ただしクロダイを漁獲でき、餌の検討次第では商売になると判断できた |
活イカ畜養試験を実施 | シロイカ(ケンサキイカ)で一週間以上の畜養が可能となった。 |
課題 | 今後の取組 |
市場からの需要に、供給が追いついてないため、さらなる増産が必要。 | H27年度から「未利用海藻増産試験」に移行し、市場の需要に応えられる未利用海藻の増産体制を目指すための調査を行う。 |
トラフグに関しては、漁法普及は完了。イシダイについてはまだ釣獲実績がなく、調査の継続が必要 | H27年から「環境に適した漁法の開発試験」に移行し、更に水温上昇やイカの不漁等の近年の環境変化に対応した形で調査を継続する |
畜養水槽の収容限界の把握 | ・シロイカの漁期が終了したため今年度の試験予定はなく、来年度対応予定 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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栽培漁業センター 所属長名 古田晋平 電話番号 0858-34-3321