農林水産部 農業振興戦略監 中小家畜試験場の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
農林水産部農業振興戦略監 | 部長 岸田悟、戦略監 伊藤友昭 | 中小家畜試験場 | 赤井 精 | 21 |
組織ミッション
1 本県独自の畜産物の開発。
2 周辺環境と調和した畜産経営の確立。
3 畜産経営を継続するための新技術導入等への支援。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
市場競争力を高める低コスト生産、経営管理技術の開発
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)
豚の人工授精技術の改善と定着により、種雄豚飼養頭数の削減によるコスト低減と労力の軽減が可能。
(3)今年度の目標
1夏場での液状精液の輸送方法の検討。2豚の液状精液の長期保存の検討。
2.測定指標
測定指標なし
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 精液の保存性向上試験 (トータルコスト予算額29769千円) | 1夏場の豚液状精液の輸送方法を検討し、精液の保存性を向上させる。
2夏場に種雄豚へ添加物(サプリメント)を給与する事により、精液活性の向上を目指す。
3従来より保存性の良い液状精液用希釈液を利用した豚精液を用いて農家実証試験を行う。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
△(やや遅れ) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
外気温による精液輸送時の温度変化を緩和する方法が把握できたが、成豚への効果は若齢豚に比較して弱いものであった。 |
H26年度の取組 | 成果 |
1 高温環境に脆弱な精液に対し、夏場の輸送時の温度変化を緩和し精液保存性を向上させるため、輸送方法を検討する。
2 夏場の暑熱条件により低下する種雄豚の精液活性をサプリメントの添加によって軽減する。 | 1 農家実証試験において、輸送方法の違いにより、繁殖成績に影響は見られなかった。しかし予備試験時の結果から、輸送方法により精液の保存性向上効果が認められた。
2 サプリメントの給与を行うことにより、特に成長途中の若齢豚において夏季の暑熱による精子活性の低下を抑制し、精液の長期保存が可能になると示唆された。 |
課題 | 今後の取組 |
1 夏季の暑熱条件を緩和する事には成果が見られたが、より良い輸送方法の検討は必要である。
2 サプリメントの種類や給与量等を変更する事でさらなる効果が期待される。 | 精液の保存性向上に対して一定の効果は見られたため、本試験は今年度で終了とする。
来年度は、これらの知見を元に県内養豚農家の希望する高品質な精液を供給すると共に、県産豚の美味しさの解明を行う。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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中小家畜試験場 所属長名 赤井 精 電話番号