地域振興部 教育・学術振興課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
地域振興部 | 部長 小倉誠一 | 教育・学術振興課 | 國米洋一 | 8 |
組織ミッション
○鳥取環境大学を魅力ある大学として持続的に発展させる
○高等教育機関の教育内容の充実と地域貢献活動推進の支援
○科学、研究に対する興味・関心の掘り起こし
○多様で良質な教育の選択肢を提供するため私立学校を支援
1.政策内容と目標
(1)政策内容
科学、研究に対する興味・関心の掘り起こし
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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○
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●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | Y【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む | @知的創造力を高めるような様々なイベント等の情報の適時の提供や、最先端の科学技術を体験できる講演会等の増加等の取組を通じ、次代を担う若い世代の興味関心をより高い知的創造力へと高め、地域の知的基盤の強化につながることを目指します。 |
2 | Y【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む | A保育所、幼稚園、小学校等の子どものときから学習活動で科学やものづくりの楽しさを学ぶ機会を増加させます。 |
3 | Y【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む | B身近で多種多様な「人財」を掘り起こし、学校や地域で活躍する場を設定します。 |
4 | Y【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む | Cいつでも手軽に科学を学んだり、実験を体験できるような拠点について、未利用施設、不必要になった機材等を有効活用すること等により、県内に複数個所配置することを目指します。 |
5 | Y【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む | D鳥取大学創設の「ものづくり道場」の取組(地域のものづくりリーダーの養成、地域の科学技術理解ネットワークづくり、地域のものづくり・科学技術推進活動の支援等)等により、子どもを始めとして県民が質の高い多分野のものづくりや科学技術の知識と技能を享受し、鳥取県の特色ある科学技術や地域産業への関心が高まることを目指します。 |
●アクションプラン(教育振興基本計画)
施策の方向性 | 施策目標 |
2:「知」「徳」「体」のバランスの取れた学校教育の推進 | (1)学力向上の推進 |
(3)今年度の目標
科学・ものづくりに関する催しの実施および指導者の育成、FabLab(ファブラボ:個人による自由なものづ くりの可能性を広げるための実験工房)の設置・運営
2.測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
児童生徒等にものづくりを指導できる人材養成講座修了者の毎年の実績 | 活動指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 120人 | − | 120人以上 | | 120人以上 |
時点 | H24.4.1 | − | H27.3.31 | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | 科学技術に関する人材育成に当たって、児童・生徒へ指導できる人材確保が不可欠であるため |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
科学技術に関するイベントへの参加者数(当課所管事業) | 活動指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 4500人 | − | 7500人 | | 県内の幼稚園から高校までの児童生徒数の半数以上(約74,000人) |
時点 | H24.4.1 | − | H27.3.31 | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | 科学技術に関する関心の高さや、普及状況を計る目安であるため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 未来に役立つ「ものづくり教育」実践事業 (トータルコスト予算額8513千円) | 製造業の空洞化に対処し、技術革新を推進するためには、次代の地域産業を担う「ものづくり人材」の裾野を広げる必要があるが、学校教育による技術教育は充実しているとはいえない。
これを解決するために、鳥取大学や鳥取環境大学などが産学官協働で取り組む「ものづくり協力会議」が行う、子どもから大人まで一気通貫の「ものづくり教育」の実践活動を支援する。
(1)【新】日本初!子ども中心屋根瓦方式FabLab創設・普及事業 ※屋根瓦方式:教えられた人が他の人に教え学ぶ教育。
ものづくり教育実践の日常的拠点がない等の課題を 解決するため、次世代のものづくりインフラと目されるFabLab(ファブラボ:個人による自由なものづくりの可能性を広げるための実験工房)をモデル設置し、普及のためのイベントを開催する。
<概要>
・普及イベント:先進地実践者による講演、参加者による実践ワークショップ等を予定
・設置場所:鳥取ものづくり道場(鳥取市文化センターこども科学館内)に併設
(2)ものづくり教育実践体系構築モデル研修事業
一気通貫の「ものづくり教育」実践の課題を発見するために、前年度に引き続き試行錯誤を通じて創造力を育むモデル研修を実施。
[対象]中学生、高校生各20名程度
[内容]・レゴブロックによるロボットアームづくり ・産業フェスティバル見学、FabLab体験など
※ものづくり等の体験型研修に実績のある企業に委託
(3)ものづくり道場支援事業
鳥取大学が中心となって構成される「ものづくり協力会議」が、県内3カ所に整備した「ものづくり道場」で実施している、子どもたちにものづくりや科学技術を教えることができる指導者養成等の取組を支援することにより、ものづくりや科学への関心を高める。
[ものづくり道場の活動内容」
1 ものづくり指導者の養成講座
2 講座で使用する教材開発
3 ものづくり関係者、受講者等の情報交換の場所の提供
4 ものづくり教室で必要な道具、機材の貸し出し
5 ものづくり教室、イベントの実施 |
2 | 楽しむ科学まなび事業 (トータルコスト予算額18049千円) | 身近な科学を体験・実感する、また、最先端の科学に触れるなどの機会を子どもたちに、継続的に提供するとともに、興味関心の度合いや成長段階に応じた施策を講じることにより、科学的思考力を高め、次代を担う人材を育成する。
(1)「とっとりサイエンスワールド2014」開催事業
・内容:科学の基礎となる数学をテーマに体験型ワークショップなど親子で楽しみながら学べるイベントを県内3カ所で実施
・対象:小学生、中学生とその保護者、県民一般
・実施方法:委託(委託先:鳥取県数学教育会)
【26年度開催予定】
鳥取会場:H26年 9月 とりぎん文化会館(予定)
倉吉会場:H26年 9月 倉吉未来中心(予定)
米子会場:H26年 8月 米子市文化ホール(予定)
(2)科学教育振興事業(科学実験教室の開催)
・内容:県内理科関係者による実験教室を開催。ネットワークを活用しながら地域や対象に合わせて企画実施 (−196℃の世界、化石をさがそう、DNAを取り出してみよう!等)
○主に小学生を対象とした科学実験教室(東・中・西部においてそれぞれ1回実施)
○中学生を対象とした科学実験教室(東・中・西部においてそれぞれ数回実施)
・実施方法:委託(委託先:わかとり科学技術育成会)
(3)平成基礎科学財団への賛助会費 (「楽しむ科学教室」の開催)
・内容:同財団主催で最先端の研究を行う一流科学者の講演「楽しむ科学教室」を実施
・対象:高校生、大学生(理数系に興味のある生徒・学生)
・実施主体:(財)平成基礎科学財団(事務局:東京都)
【(財)平成基礎科学財団】
○理事長 小柴昌俊(2002年ノーベル物理学賞受賞)
○設立年 2003年
○目的 応用研究だけでなく、基礎科学に光を当て、基礎科学のおもしろさがわかる教育を普及
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4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
◎(予定以上) |
達成度の評価 |
10 |
評価理由 |
サイエンスワールド、科学実験教室、ものづくり体験研修など、いずれの事業も多くの参加者を集め好評を得たこと。ものづくり人材育成については、鳥取市にFabLab(ファブラボ:個人による自由なものづくりの可能性を広げるための実験工房)を設置・運営し多くの利用者を産み好評を得たうえ、中西部のFabLab拠点設置の準備をスタートするなど全県普及の足ががりを構築した。 |
H26年度の取組 | 成果 |
科学・ものづくりに関する催しの実施および指導者の育成 | サイエンスワールド(数学)、科学実験教室、楽しむ科学教室(最先端の科学研究に関するセミナー)、ジュニア郷土研究(人文社会科学)を多くの参加を得て実施し、好評を得た。
サイエンスワールド、科学実験教室などは低学年の時に来場して楽しんでいた児童が成長し、高校生ボランティアとして指導側に参加する例が見られた。 |
FabLab(ファブラボ:個人による自由なものづくりの可能性を広げるための実験工房)の設置・運営 | 鳥取市にFabLab(ファブラボ:個人による自由なものづくりの可能性を広げるための実験工房)を設置・運営し、多くの利用者を産み好評を得たうえ、中西部のFabLab拠点設置の準備をスタートするなど全県普及の足ががりを構築した。 |
課題 | 今後の取組 |
科学・ものづくりに関する催しの実施および指導者の育成、FabLab(ファブラボ:個人による自由なものづくりの可能性を広げるための実験工房)の設置・運営 | 関連の催しの充実やFabLabの運営により、科学、ものづくりへの関心を頼多くの方に持っていただき、実際の活動につなげること。FabLabの特長である内外の交流活動に発展させること。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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教育・学術振興課 所属長名 國米洋一 電話番号 0857-26-7815