教育委員会 埋蔵文化財センターの工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 埋蔵文化財センター 所属長名 中原 斉 電話番号 0857-27-6711
組織ミッション
埋蔵文化財の調査研究を通して鳥取県の歴史・文化を解明するとともに、その適切な保存と効果的な活用を図ることにより、県民の文化的向上に貢献する。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
A文化財保護の推進
(2)今年度の目標
・県内の貴重な文化財を犯罪や災害から守るため、所有者や地域住民等の意識啓発を進めるとともに、防災、防犯施設等の整備を促進します。
(参考)該当する長期的目標
将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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●アクションプラン(教育振興基本計画)
施策の方向性 | 施策目標 |
5 文化、伝統の継承、創造、再発見 | (18)文化財の保存、活用、伝承 |
2.測定指標
測定指標なし
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 青谷上寺地遺跡発掘調査事業 (予算額(事業費)千円) | 国史跡青谷上寺地遺跡を整備活用していく上で必要な考古学的なデータを得るための整理作業を進めるとともに、調査計画の見直しを行う。 |
2 | 青谷上寺地遺跡出土品調査研究等事業 (予算額(事業費)千円) | 国史跡青谷上寺地遺跡の魅力を理解してもらうため、出土品の整理や調査研究を行う。 |
3 | 埋蔵文化財センター運営費 (予算額(事業費)千円) | 埋蔵文化財センター(青谷調査室、秋里分室、積善分館を含む。)の施設の維持管理を行う。 |
4 | 埋蔵文化財専門職員研修事業 (予算額(事業費)千円) | 埋蔵文化財関係者等を対象とする専門研修等を行う。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
◎(予定以上) |
達成度の評価 |
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評価理由 |
○出土品の整理・調査研究及び土曜講座を実施し、多くの方々に青谷上寺地遺跡の最新の調査研究成果を発信することができた。
○研修会を3回開催し、県内の埋蔵文化財関係者の専門知識と技能の向上の場をつくることができた。 |
H27年度の取組 | 成果 |
<青谷上寺地遺跡関係>
・史跡整備に伴う発掘調査計画を見直した。
・出土品の整理・調査研究、土曜講座を6回開催した。
<専門職員研修>
・6月に「遺跡調査検討課程」、1月に「発掘技術検討課程」、3月に「遺物調査検討課程」を実施した。 | <青谷上寺地遺跡関係>
・来年度から史跡整備事業が本格的にスタートすることを見据え、整備計画と密接に関連した調査計画を策定することができた。
・石器・木器の再整理を行い、データベースを作成・拡充して公開した。また、石器については調査研究報告書を刊行した。調査研究成果を大勢の方が利用しやすい形で情報発信することができた。
・土曜講座を6回(うち1回は特別講演会)実施した。参加者数は延べ345名であり、昨年度(184名)より大幅に増加した。青谷上寺地遺跡の最新の調査研究成果と魅力を大勢の方々に発信することができた。
<専門職員研修>
・「遺跡調査検討課程」では約80名、「発掘技術検討課程」では約30名、「遺物調査検討課程」では約30名の参加者があり、専門知識と技能の習得・向上が図れた。 |
課題 | 今後の取組 |
<青谷上寺地遺跡関係>
・整備事業をスタートさせるに当たり、青谷上寺地遺跡に対する地元の興味・関心の掘り起し。
・青谷上寺地遺跡土曜講座、特別講演の参加者増につながる広報の実施。
<専門職員研修>
・現在の発掘調査に必要な情報を研修に取り込むこと。
・専門職員研修のうち「遺跡調査検討課程」は、発掘調査の成果の紹介を含むことから、一般県民も対象者に含めていたため、専門職員の資質向上の観点からは研修内容が不十分な面がある。 | <青谷上寺地遺跡関係>
・発掘調査や土曜講座などさまざまな情報発信の場を利用して、整備事業の進捗や完成イメージを発信する。
・大勢の方が参加しやすい講座・講演のテーマ選定を工夫するとともに、インターネット、SNS等の効果的な活用を進める。
・発掘調査方法等についての最新情報を県内外から収集する。
<専門職員研修>
・専門職員研修「遺跡調査検討課程」は専門職員のみに対象を限定して研修内容をより高度なものとするとともに、一般県民向けの講演会を別途開催する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。