H27年度の取組 | 成果 |
まんがを活かした地域振興 | ○名探偵コナン鳥取ミステリーツアーを4月29日から11月23日まで実施した。
(1)参加者数 11,226人
地域別の内訳(首都圏10%、北陸・近畿圏52%、中京圏7%、中四国26%、九州圏5%)
(2)ミステリーツアーにあわせて整備した二次交通の利用者数
・コナン駅(由良駅)〜青山剛昌ふるさと館 間のシャトルバス(期間中毎日)
8,811人(1日平均42.2人)
・県中部圏域で実施した名探偵コナンミステリーループバス(夏休み及び期間中の土日祝日)
7,492人(1日平均78.9人)
(3)ミステリーツアーによる誘客効果
・期間中の青山剛昌ふるさと館の入館者数が過去最高となった(77,664人)。年間を通して初めて10万人を超えた。
・大半の参加者が県内で1泊以上し、三朝温泉、はわい温泉を中心に宿泊者数の増加に寄与した。
〇「名探偵コナンまつり」を8月22日 鳥取市民会館で開催し、県内外からの観光客に「まんが王国とっとり」をアピールし、認知度向上と誘客を図った。1,000人の参加者のうち約4割が県外からの参加者であった。
〇昨年に引き続き、旅行会社JTBが鬼太郎キャラクターグッズ付の旅行商品を販売し(10月〜3月)、参加者限定のオリジナルグッズを提供すること、交換場所を水木しげる記念館に設定することにより、観光誘客を図ることとしている。
・JTB鬼太郎オリジナルグッズ引換え数 2,603人
・水木しげる記念館入館者数 1,457人 |
民間、市町村、他県との連携 | ○5月にアドバイザリースタッフ2名との意見交換を行い、まんが王国とっとりの方向性についてアドバイスを得た。また、「まんが王国とっとりプロデュース会議」の取組みとして、先進事例を調査し、有識者との意見交換を行うマンガ・アニメを活かした観光誘客についてのフォーラムを11月17日に実施した。
〇高知県と連携を進め、4月に千葉・幕張メッセで開催されたニコニコ超会議に一緒に出展し、「まんが王国」をPRした。また、高知県で開催された「まんが甲子園」に鳥取ブースを出展し、PRした。10月25日には「高知×鳥取 まんが王国inAKIBA2015」を秋葉原で開催し、両県出身の漫画家、声優が中心となって両県のPRを実施した。
○鳥取県で初めて開催された「日本SF大会」にまんが王国とっとりとして協力した(8月29日・30日、参加者1,000人)。
○岩手県で9月に開催された怪フォーラムに出展し、怪遺産に認定されている地域(岩手・徳島)の連携を図った。まんが王国の取組みを紹介したほか、伝統芸能(麒麟獅子舞)の披露や物産販売を行った。
○「まんが王国とっとり国家戦略プロジェクト推進補助金」によって、拠点整備やイベントを支援している。特に今年度は倉吉市を拠点整備地域に加え、フィギュア博覧会等グッドスマイルカンパニーと連携したまちづくり事業を支援している。
そのほか、北栄町、境港市、米子市も支援している。
○「まんが王国とっとり地域イベント開催補助金」によって、「米子映画事変」と「ゆるキャラカップ in 鳥取砂丘」を支援。
○株式会社KADOKAWAと連携して「めめたん」を使ったアニメを作成した。全8話(各3分)のアニメの中で、鳥取県の観光地、食を取り上げた観光振興につながる内容として、県内及び関東圏において放映した(11月〜2月)。
○3月8日に境港市と連携して水木しげる先生の御親族や京極夏彦先生等をお迎えして「水木しげる先生を偲ぶ会」を開催した。
○中海テレビと連携して「まんが王国とっとり」を紹介するテレビ番組を制作し、CATVにて全国放送を実施した。 |
文化振興・人材育成 | 〇国際マンガコンテスト
・世界19の国・地域から405作品の応募があった。19の国・地域からの応募は昨年度より4増で過去最高。
・表彰式では外務省の講演をいただき、鳥取県出身の人気声優・近藤孝行さんや全日本声優コンテスト本大会で優秀賞を受賞した鳥取県在住の山田美鈴さんらによる公開アテレコやトークショーを行った。
・第1回最優秀賞受賞者が、受賞者を長編化し、台湾で単行本デビューした。
○全日本声優コンテスト
・7月・8月に全国声優コンテスト鳥取大会の予選・決勝を開催し、中高生の人材発掘を行った。予選は89名の応募があり、12名が決勝に進出した。
・全国大会に出場した地元出身の山田美鈴さんが優秀賞(準優勝相当)を受賞した。
〇絵師人材バンクは現在12人名が登録している。まんが王国官房のHPを見た企業からの問合せも来ており、実際に企業が絵師に仕事を依頼したケースもある。人材バンクに登録した方のスキルアップを図るために、県内漫画家育成支援事業を実施する団体である「描く人」と合同で著作権セミナーを11月に実施し、著作権についての理解を深めた。 |
海外に向けた情報発信 | ○7月2日〜5日にフランス・ジャパンエキスポに、7月6日にミラノ国際博覧会に出展し、県内事業者と連携し、物産・観光と一緒にまんが王国とっとりをアピールした。平井知事がステージイベントに参加したことでメディアの注目度も高く、認知度の向上につながった。
イベント観衆:ジャパンエキスポ1,000人、ミラノ万博100人
メディア取材:ジャパンエキスポ2社、ミラノ1社
また、ジャパンエキスポへの出展を見据え、フランスで人気の高い谷口ジロー氏を紹介する番組を6月に放送した。
○9月に香港で二十世紀梨等のプロモーションと一緒にまんが王国とっとりをPRした。また、10月には台中旅行博に北栄町、境港市と一緒に参加し、まんがによる観光誘客を図った。
○11月に「まんが王国とっとり満喫ハロウィンコスプレツアー」を実施。世界アニソン大会優勝者や人気ブロガーなど15名の外国人がハロウィン衣装に扮して燕趙園や白壁土蔵群を巡り、フェイスブックやYou Tubeを使って「まんが王国とっとり」を始めとした鳥取県の魅力を世界に発信した。
○「まんが王国とっとり漫喫ガイド」(ちらし・ホームページ)の多言語版(日本語・英語・ロシア語・韓国語・タイ語・簡体字・繁体字)を作成し(9月)、海外でのPRと鳥取県への観光誘客につなげていった。
○韓国ソウル特別市と連携し、ソウル中心部の漫画通りチェミロで2ヶ月間にわたり「まんが王国とっとり展」を開催し、期間中、11,722人が来場した。
○12月に中国の大手ネット映像配信企業の「Youku土豆」の取材団を迎えて、鳥取県の観光PRのためのネット配信番組を製作した。 |
米子鬼太郎空港・鳥取砂丘コナン空港 空の駅化 | ○鳥取砂丘コナン空港愛称化記念イベントを開催。4月に国際会館で名探偵コナンにちなんだ二つのイベント、リアル脱出ゲーム(参加者226名)と名探偵コナンの映画の試写会(同100名)を実施し、コナン空港の認知度の向上に繋がった。
○鳥取砂丘コナン空港命名後初の夏休みに、サプライズでコナン君の着ぐるみが登場し、航空機利用者をお出迎えした。
○鳥取砂丘コナン空港第2期整備が11月末に完成し、12月5日にグランドオープン完成披露会を実施。装飾の充実やクイズラリーの実施で集客を図っている。
○米子鬼太郎空港の装飾全体のトータルコーディネートを図るリニューアルを行い、お披露目式を3月8日に実施した。
○まんがを活かして県内2空港を「空の駅」化し、玄関口としての魅力を向上させるとともに、航空機利用者以外にも楽しめる場所とし、誘客を図っている。その一環として3月26日に鳥取砂丘コナン空港1周年・5便化継続記念イベントを開催した。 |