教育委員会 むきばんだ史跡公園の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 むきばんだ史跡公園 所属長名 信組義彦 電話番号 0859-37-4000
組織ミッション
妻木晩田遺跡を県民の誇るべき歴史遺産として次世代に確実に引き継いでいくとともに、その魅力を県の内外に発信し、遺跡の適切な保存及び有効な公開・活用を図り、もって県民の文化向上に資する。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
A文化財保護の推進
(2)今年度の目標
・県内の貴重な文化財を犯罪や災害から守るため、所有者や地域住民等の意識啓発を進めるとともに、防災、防犯施設等の整備を促進します。
(参考)該当する長期的目標
将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
|
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○
|
|
●アクションプラン(教育振興基本計画)
施策の方向性 | 施策目標 |
5 文化、伝統の継承、創造、再発見 | (18)文化財の保存、活用、伝承 |
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | (H25)
28,027人 | (H26)
33,220人 | | 36,366人 | 50,000人 |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
アクションプラン | | |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 妻木晩田遺跡調査整備事業(保存整備) (予算額(事業費)千円) | 史跡公園内を安全、安心かつ快適に見学していただくため、園路追加整備工事(遊歩道の新設、管理道舗装)、松尾城管理道舗装工事を行う。併せて、既存復元建物の修繕を計画的に行う。 |
2 | 妻木晩田遺跡調査整備事業(発掘調査) (予算額(事業費)千円) | 国史跡妻木晩田遺跡の集落像を解明するため、発掘調査年次計画に基づき、発掘調査委員会の助言を得ながら発掘調査を実施する。平成27年度は仙谷地区(仙谷8号墓)埋葬施設の復元及び8号墓北側の発掘調査を行う。 |
3 | 妻木晩田遺跡維持管理事業 (予算額(事業費)千円) | 国史跡妻木晩田遺跡を訪れる見学者の方々が、遺跡を安全かつ快適に見学していただけるよう、史跡保護やガイダンス施設等の維持管理を行う。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
◎(予定以上) |
達成度の評価 |
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評価理由 |
各事業とも予定どおり実施でき、来園者が安心して快適に楽しめる環境を整えることができた。 |
H27年度の取組 | 成果 |
<保存整備>
・園路追加整備工事(遊歩道の新設、管理道の舗装)、復元建物修理工事
・松尾城管理道舗装工事は国補助金の査定により進度調整とした。
<発掘調査>
・墳墓域の実態解明のため仙谷地区西側丘陵で仙谷8号墓・9号墓の調査を実施した。
<維持管理>
・史跡公園内を安全かつ快適に見学できるように維持管理を行った。
<来園者増対策>
・教育旅行誘致協議会に参加し教育旅行の誘致を目指す。観光キャンペーンへの参加 | <保存整備>
・歩道と管理車両等が通行する管理道が共用となっていた部分に園路を追加整備したこで、 歩行者が史跡公園を安全に散策することができるようになった。また、未舗装だった管理道 を舗装したことで、シルバーカー等を安全に運行することができるようになった。併せて、傷み が生じていた復元建物を修理したことで、史跡公園の景観および復元建物内部の見学環境 が向上した。
<発掘調査>
・仙谷8号墓・9号墓が、妻木晩田遺跡終焉期にあたる古墳時代前期初頭の墳丘墓であるこ とが明らかになった。この時期の墳丘墓は、妻木晩田遺跡では初めての発見となる。
・仙谷8号墓の埋葬施設を高い精度で復旧することができた。
<来園者増対策>
・東京本部、関西本部、県観光連盟と連携し、千葉県(三井アウトレットパーク木更津)、大阪 市(あべのハルカス)で県の観光PRとともに当史跡公園のPRができた。特に大阪では弥生体 験(勾玉づくりや鏡づくりなど)を無料で提供し家族連れのお客様で終日賑わい好評を得た。 当史跡公園を周知するよいきっかけとなった。
・教育旅行誘致については、大阪での商談会に参加し、旅行会社や学校に当史跡公園での 「教育的な体験メニュー」をPRした。 |
課題 | 今後の取組 |
<保存整備>
・所謂、第2期整備にかかる整備・活用のあり方の検討。
・復元建物修理工事に係る中長期的な修繕計画・追加整備計画の策定、及び資材(茅材)の 安定的な調達方法。
<発掘調査>
・仙谷9号墓墳裾出土土器の検討及び松尾頭墳丘墓群の実態解明。
・妻木晩田遺跡の評価を考える上で、これまで未確認であった谷部の実態解明。
・第U期調査の成果と、今後の史跡の整備、活用計画を踏まえた調査計画の検討。
<維持管理>
・効率的な維持管理計画の作成。
<来園者増対策>
・情報発信には取り組んでいるつもりだが、首都圏、関西圏においては当史跡公園の認知度 は低い。ターゲットを絞った効果的な情報発信の研究。 | <保存整備・維持管理>
・常に危機管理意識を持ち、危険個所がないか点検を行い、来園者がより快適、安全に活動 できる環境を整える。
<発掘調査>
・発掘調査委員会の意見を聞きながら、調査計画に基づき発掘調査を行う。また、調査成果 に基づき随時計画の見直しを行う。
<来園者増対策>
・タイムリーかつ効果的な広報活動を行うための研修を行う。
・教育旅行誘致協議会に参加し教育旅行の誘致を目指す。
・県外本部や県観光連盟と連携し、情報発信を行う。
・来園者のニーズを意識したイベントや講座の改善を行う。
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※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。