平成27年度工程表
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元気づくり総本部 元気づくり推進局 とっとり暮らし支援課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 とっとり暮らし支援課 所属長名 片山暢博 電話番号 0857-26-7155

組織ミッション

市町村、民間団体、NPO等の多様な主体と協働・連携し、中山間地域やまちなかにおける住民の暮らしの安全安心の確保や 県外からの移住定住を促進することで、地域力の向上と地域活性化を図り、「暮らしやすいとっとり」の実現を目指す。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

地域の人材を活かした、中山間地域における安全・安心な暮らしの確保と、元気で活力ある中山間地域づくりの推進及び地域住民が安心して元気に暮らせる「まちなか」の実現

(2)今年度の目標

平成25年度に各総合事務所等に設置された中山間地域振興チーム・担当を通じて、市町村と連携しつつ、地域の内発的な取組を促進しながら、移住定住の視点を加えた集落活性化に重点的に取り組むともに、若者が中心となったリノベーションの動きなど、まちなかコミュニティ活性化に向けた地域の取り組みを育てていく。

(参考)該当する長期的目標

将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創る@「鳥取県みんなで取り組む中山間地域振興条例」に基づき行政、地域住民、NPO、民間事業者、大学、シンクタンク(政策研究機関)等の多様な主体が協働して取組を展開します。県は、中山間地域において重点的に取り組む施策に関する行動指針を策定します。著しい人口減少等によりごく少人数となった集落であっても、多様な主体が協働する取組等によって、その生活を支えます。
2U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るA生活交通の確保、携帯電話など情報通信格差の解消、地域における保健医療・福祉サービスの充実による不安の解消、安心して子どもを産み育てることができる環境の整備、地域の見守り活動・防犯活動の推進など、安全で安心な定住環境の確保・充実を目指します。民間企業等と協働した中山間地域での地域の見守り活動など、社会貢献活動を促進します。
3U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るB地域づくりの担い手・推進役となる人材、団体等の育成を図るなど、地域づくりを行う人的・組織的なネットワークを構築します。また、著しい人口減少・高齢化により地域社会の力が低下している地域において地域で協力し解決する共助システムを構築します。
4U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るD農林業等の生産から販売までの体制強化をします。また、農林業等、商工業、観光業が連携し、地域資源を活用した新しい産業を創出するほか、農林業振興や起業・企業誘致などにより、中山間地域における雇用を創出します。中山間地域に不足しているサービスをビジネス的手法により提供するコミュニティビジネスを創出します。
5U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るE中山間地域と県内外の他地域との多様な交流を図り、元気な地域づくりを進めるほか、中山間地域の維持発展に対する県民等の理解と協力を深めます。豊かな自然、歴史、文化等がある中山間地域と医療、人材等の分野で広く機能を持つ県内都市地域との間における連携・協力を進めます。
6U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るA市街地などの「まちなか」における、高齢化の進展、商店街の衰退等に伴う買い物弱者の発生、空き家の増加、災害時対応への不安など、新たな課題に対応し、地域住民が安心して元気に暮らせるまちづくりを推進します。
7U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るG地域自らが考え、取り組むにぎわいのあるまちづくり活動に対して、行政がその取組内容に応じたサポートをします。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
若者定住等による集落活性化総合対策事業に取り組む集落数活動指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値0集落8集落11集落1220集落
時点平成25年4月平成26年度末平成27年度末平成27年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等中山間地域振興条例・行動指針外部人材の導入と併せて地域住民主体の小規模高齢化集落の活性化に先導的に取り組む事業であるため

指標2

指標名指標の分類
中山間集落見守り活動に参加する企業数成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値11事業者57事業者60事業者5965事業者
時点平成20年度末平成26年度末平成27年度末平成27年度末平成30年度末までの累計
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
将来ビジョン その他計画等中山間地域振興条例・行動指針民間企業と連携した象徴的な取組みであるため

指標3

指標名指標の分類
広域的地域拠点の担い手が確保された数活動指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値0市町0市町2市町2市町5市町
時点平成26年度末平成27年度当初平成27年度末平成27年度末28年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等中山間地域振興条例・行動指針持続可能な中山間地域づくりの基盤となるものであるため

指標4

指標名指標の分類
まちなか暮らし推進に取り組む民間団体・地域振興組織等の数活動指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値11324
時点平成25年4月平成27年度当初平成27年度末平成27年度末-
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
一過性の成果を求めるのではなく、成果を継続的に生み出す仕組みの有無に着目したもの。

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1若者定住等による集落活性化総合対策事業 (予算額(事業費)67463千円)小規模高齢化集落の限界化に歯止めをかけ、将来に向けてその解消を図るため、将来の集落を担う新たな人材とされる移住者を確保するとともに、小規模高齢化集落を含む地域が一体となって居住環境の整備や農林業等の生活基盤の改善に向けた取組について市町と連携して一体的かつ重点的に支援する。 ・H27.4〜 市町への事業周知        市町等による地域プラン作成・予算化・過疎計画の変更、事業の実施(市町によるIJUターン者の募集等)
2みんなで支え合う中山間地域づくり総合支援事業 (予算額(事業費)43523千円)中山間地域に不足する買い物支援などのコミュニティビジネスや、遊休施設の活用など中山間地域を元気にする取組を開始しようとする者を支援する。特に、平成26年度よりソフト事業を中心に民間団体への直接補助を導入したところであり、民間主導の取り組みについて従来に増してより積極的に支援を行っていく。 ・H27.4〜5 第1次募集(採択決定6月) ・H27.7〜8 第2次募集 ・H27.10〜11 第3次募集
3中山間集落見守り活動支援事業 (予算額(事業費)668千円)中山間地域等で事業活動を行っている事業者と、市町村及び県との間において、高齢者等の見守り活動を行うための協定を結び、住民の日常生活における異常を早期発見する体制を整備し、安全で安心して生活できる地域づくりを推進する。 ・H27夏めど 見守り事業者功労表彰の実施 ・H27秋めど 見守り事業者との意見交換会の実施(各総合事務所単位)
4中山間地域買い物福祉サービス支援事業 (予算額(事業費)10850千円)中山間地域の高齢化及び人口減少によって移動販売の収益性の悪化が懸念されるなかで、事業の継続性を確保していくため、買物サービスを基本としつつ、地域に必要な福祉的なサービスを加えるなど、地域の生活支援システムとしての構築を目指す。 ・H27.4〜 市町への事業周知
5まちなか暮らし総合支援事業 (予算額(事業費)16500千円)まちなか生活実態調査の結果を踏まえ、まちなかコミュニティ活性化に向けた地域の機運を盛り上げていくため、中心市街地活性化協議会(中活協)や地域振興団体にも関心を高めていただきながら、移住定住とも連携しつつ事業に取り組んでいく。特に、平成26年度よりソフト事業を中心に民間団体への直接補助を導入したところであり、民間主導の取り組みについて従来に増してより積極的に支援を行っていく。 ・4月以降随時:各市NPO等地域振興団体との情報交換、鳥取・米子両市中活協タウンマネージャーとの情報交換     総合支援事業の随時募集 など
6中山間地域づくりサポート体制構築事業 (予算額(事業費)2003千円)活動団体や市町村の集落支援員などを対象に、地域課題の取り組みや解決の手法を学ぶ研修会を全県対象と東・中・西・日野の各地域ごととで開催する。加えて、市町村の地域おこし協力隊員を対象に、隊員相互のネットワークの形成と活動意欲の醸成を図る研修・意見交換を開催する。 ・H27.6  集落創造シート活用研修会 ・H27.10 地域おこし協力隊員研修 ・H27.11 中山間地域リーダ研修会(全県) 各地域研修は随時実施

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
7
評価理由
地域が自発的に取り組む、地域資源を活用したコミュニティビジネス(加工品づくり、レストラン)の支援により中山間地域の活性化を図ることができた。また、新たに3集落が若者の移住等による集落の活性化に取り組んでおり、年度末目標の11件に対して、1件上回る実績となった。まちなか等でのリノベーションの取組についても、新たに4件の取組の支援を行った。 

H27年度の取組成果
若者定住等による集落活性化総合対策事業により、若者移住の観点から小規模高齢化集落の活性化に取り組む これまでに智頭町において3集落、倉吉市3集落、江府町3集落で取り組まれており、今年度から倉吉市で2集落、八頭町で1集落が取り組んだ。
中山間地域見守り活動の支援を行う 平成27年度新規で2事業者と見守り協定を締結。累計は59事業者となった。また見守り事業者を通じて、住民に熱中症への注意喚起や高齢者の交通事故防止のチラシを配布した。
まちなか暮らし総合支援事業により民間主導の取り組みについて支援を行う 平成27年度は空きビルを活用してまちなかに新たな拠点を整備する取組等、5事業に対して支援を行った。(うちリノベーションに係る取組は4件)
みんなで支え合う中山間地域づくり総合支援事業により、中山間地に不足する買い物支援や地域活性化の取り組み及び遊休施設を活用した集落拠点づくりを支援する ○移動販売車運営費助成や地域資源を活用したコミュニティビジネス(加工品づくり、レストラン)、空き店舗・空き園舎等を活用した地域活性化拠点づくりへの支援を行った。
中山間地域の活性化活動の中心となる人材のネットワーク化や育成を図る ○地域おこし協力隊研修会を開催 H27.12.24 協力隊員約45名参加 ○とっとり集落創造シート活用研修会を県内3カ所で実施(37名参加) ○中山間地域振興を考えるセミナーを開催 H27.10.13 約110名参加
課題今後の取組
民間主導による取組の実績も出てきたが、ほとんどがハード整備であり、まちづくりへの継続的な取組を掘り起こしていく必要がある。引き続き市町村や総合事務所と連携を図りながら、商工会議所やまちづくりNPO団体などの地域コミュニティ活動につながる取組に対して支援を行い、まちなか活性化につなげていく。
小さな拠点づくりについて地域での話し合いの段階から、具体的な取組に踏み出せるよう、後押しをする必要がある。また、小さな拠点を継続的に担っていける人材の確保及び育成が課題。県の中山間地域振興チームが市町村と一緒になって地域に入り込み、話し合いの促進に加えて関連する事業により実際の取組の支援を行っていく。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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