地域振興部交通政策課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

　所属名　交通政策課　所属長名　寺口嘉昭　電話番号　0857-26-7098

組織ミッション

○中山間地域等での公共交通の確保と地域交通ネットワークの形成　・地域生活交通の確保、公共交通の利用促進 ○西日本の北東アジアゲートウェイとして環日本海時代をリードする航空路線の拡充　・新規国内外路線の誘致、東京便の増便等利便性向上　・空の駅化 ○関西圏等との交流促進に向けた鉄道網の充実　・鉄道の高速化、余部橋梁架替後の利用拡大・ダイヤ改善、智頭急行や若桜鉄道の利用拡大

１．政策内容と目標

（１）政策内容

関西圏等との交流促進に向けた鉄道網の充実

（２）今年度の目標

○臨時快速「山陰海岸ジオライナー」の運行継続○ジオパークエリアを東西に結ぶ列車の旅の提案、旅行商品化の働きかけ○スーパーはくとの魅力アップ（新聞・旅行雑誌でのPR、車内での観光パンフ等の提供）○若桜鉄道及び若桜鉄道を支える若桜・八頭両町への支援○国や関西広域連合、近隣県とも連携した高速鉄道網の検討○特別寝台列車を活用した観光誘客

（参考）該当する長期的目標

将来ビジョン	環境イニシアティブプラン	アクションプラン（教育振興基本計画）	その他
○

●将来ビジョンの取組の方向性（該当所属のみ）

番号	大項目	取組みの方向性
1	Ⅱ【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創る	④過疎地域の路線バスや若桜鉄道、ＮＰＯ等による新たな交通手段等により、地域の実情・ニーズに合った生活交通体系を確保します。中心駅など、公共交通機関のバリアフリー化を進めます。
2	Ⅱ【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創る	⑤ＪＲ山陰線余部橋りょうの架け替えに伴い、強風等の影響を受けることがなくなることによる運行の定時制の確保を生かし、特急・普通列車の増便、列車の直通運行や乗継改善を図ることにより、県民の利便性を向上させるとともに、近畿圏域等からの観光客の誘致等を進めます。
3	Ⅱ【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創る	⑥鳥取自動車道の開通と、ＪＲ・智頭急行等の利便性向上との相乗効果により近畿圏域、山陽方面、更には名古屋方面からの観光客が全体として増えるよう、キャンペーン等のソフト面、特急の増便などについて、行政、ＪＲのほか旅行会社等の関係機関が協力・提携して観光客誘致活動への取組を進めます。
4	Ⅱ【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創る	⑦高速化したＪＲ山陰線・智頭線・ＪＲ因美線・ＪＲ伯備線の更なる高速化・利便性の向上を図るほか、フリーゲージトレインの導入について、技術開発の動向を見守りつつ、関係県と連携して検討します。

２．測定指標

測定指標なし

３．目標を実現するための主要事業・主要制度

番号	主要事業・主要制度	事業概要・スケジュール
1	鉄道対策費　（予算額（事業費）1265千円）	○利用者視点に立った鉄道サービスの実現に向け、事業者との意見交換等を継続的に実施する。○在来線鉄道施設の整備や高速鉄道の導入に向けた要望等の活動を実施する。
2	若桜線維持存続事業　（予算額（事業費）23361千円）	○若桜線を維持する地元両町（若桜町、八頭町）に対し、所要の支援を行う。○沿線自治体と連携して、若桜線の利用促進に取り組む。
3	智頭鉄道運営助成基金管理運用費　（予算額（事業費）2479千円）	○智頭急行の経営安定化、利便性向上を図るため、運営助成基金の管理運用、協議会による利用促進事業等の所要の支援を行う。
4	鉄道高速化調査・検討事業　（予算額（事業費）6377千円）	○平成２６年度に実施した基礎調査結果を踏まえ、フリーゲージ方式による智頭・因美線ルート及び伯備線ルートでの到達時間の算出や工事数量・概算経費の算定に係る調査を実施する。
5	特別寝台列車誘致事業　　（予算額（事業費）8000千円）	○ＪＲ西日本が平成２９年春から運行を予定している特別寝台列車を鳥取県に誘致するため、特産品のＰＲやおもてなしの充実、沿線環境整備等を実施する。
6	山陰本線、若桜線、智頭線など鉄道を核とした魅力づくり推進事業　　（予算額（事業費）46984千円）	○鉄道を核とした魅力づくりを進めるため、首都圏や関西圏に魅力情報発信するとともに、観光列車化に対する支援等を行い、利用促進につなげる。
7	山陰本線、若桜線、智頭線など鉄道を核とした魅力づくり推進事業　　（予算額（事業費）46984千円）

４．評価

■最終評価（年度末時点）

進捗評価
○（予定どおり）
達成度の評価
8
評価理由
平成26年度から実施しているフリーゲージトレイン方式による鉄道の高速化調査は、3月28日に調査結果がまとまったところであり、この結果も踏まえ、引き続き国に対して高速鉄道網の整備促進について強力に働きかけていく。また、トワイライトエクスプレス瑞風の誘致については、沿線市町村とともに連携して県内誘致活動を実施中であり、山陰いいもの探県隊と連携し、この列車にふさわしい観光、食、工芸品などの地元の質の高い素材を売り込み、車両に設置する調度品に白磁（やなせ窯）や陶器（因州中井窯）が採用されるとともに、客室のドアの一部に伯耆町産のカゴノキが採用された。今後は、立ち寄り観光先となった東浜駅周辺を含めた沿線の環境整備や沿線各地でのおもてなし対応のため、県内の更なる受入態勢の充実を図っていく。さらに、県内鉄道の魅力向上に向け、JR西日本、智頭急行、若桜鉄道の各鉄道事業者及び関係市町村と連携し、様々な利用促進に向けた取組や観光列車化の取組を進めてきており、特に、27年4月に実施した若桜鉄道によるSL走行社会実験では、若桜駅・八東駅間を、行政、経済団体、観光協会、沿線活動団体等で構成する「若桜鉄道ＳＬ走行社会実験沿線サポート委員会」の支援のもと、45年ぶりに若桜線にＳＬが走行し、総入込客数は13,468人で目標に対し135％であった。また、今年3月には、鉄道写真家の中井精也氏やホリプロマネージャーの南田裕介氏などを招き、ローカル鉄道の取組などを紹介する鉄道フォーラムを開催し、鳥取県鉄道の情報発信、魅力づくりにつなげた。

H27年度の取組	成果
県内鉄道の高速化調査	平成26年度から、伯備線については島根県、岡山県と共同で、智頭・因美線については鳥取県単独で実施しているフリーゲージトレイン方式による鉄道の高速化調査は、3月28日に調査結果がまとまったところ。この結果も踏まえ、引き続き国に対して高速鉄道網の整備促進について強力に働きかけていく。
トワイライトエクスプレス「瑞風」の誘致	トワイライトエクスプレス瑞風の誘致については、26年7月に県・ＪＲ西日本・観光連盟が特別寝台列車プロジェクトチームを立ち上げ、沿線市町村とともに連携して県内誘致活動を実施中であり、山陰いいもの探県隊と連携し、この列車にふさわしい観光、食、工芸品などの地元の質の高い素材を売り込み、車両に設置する調度品に白磁（やなせ窯）や陶器（因州中井窯）が採用されるとともに、客室のドアの一部に伯耆町産のカゴノキが採用された。今後は、立ち寄り観光先となった東浜駅周辺を含めた沿線の環境整備や沿線各地でのおもてなし対応のため、県内の更なる受入態勢の充実を図っていく。
鉄道を核とした地域活性化に関する取組	県内鉄道の魅力向上に向け、JR西日本、智頭急行、若桜鉄道の各鉄道事業者及び関係市町村と連携し、様々な利用促進に向けた取組や観光列車化の取組を進めてきており、特に、27年4月に実施した若桜鉄道によるSL走行社会実験では、若桜駅・八東駅間を、行政、経済団体、観光協会、沿線活動団体等で構成する「若桜鉄道ＳＬ走行社会実験沿線サポート委員会」の支援のもと、45年ぶりに若桜線にＳＬが走行し、総入込客数は13,468人で目標に対し135％であった。また、今年3月には、鉄道写真家の中井精也氏やホリプロマネージャーの南田裕介氏などを招き、ローカル鉄道の取組などを紹介する鉄道フォーラムを開催し、鳥取県鉄道の情報発信、魅力づくりにつなげた。

課題	今後の取組
フリーゲージトレイン方式による高速化調査結果に基づく、鉄道事業者等の関係者や沿線地域の機運醸成	調査結果も踏まえ、引き続き国に対して高速鉄道網の整備促進について強力に働きかけていくとともに、関係県（岡山県、島根県、兵庫県）や鉄道事業者等の関係者はもとより、県議会や沿線市町村との丁寧な意見交換を行いながら、鉄道の高速化に向けた住民意識の醸成を図っていく。
トワイライトエクスプレス瑞風運行にかかる機運醸成	平成29年春の運行に向け、山陰いいもの探県隊を県内に呼び込み、観光・食・工芸品などを広く情報提供していく。また、沿線周辺環境の整備を行い、地元観光をさらに磨き上げるとともに、沿線各地でのおもてなし対応のため更に受入態勢を整備していく
山陰本線・若桜線・智頭線など鉄道利用者増	県と沿線自治体が一体となって、観光団体や経済団体等とも連携し、より一層利用促進に取り組んでいく。また、駅から観光地までの二次交通の整備など周遊性を高める取組を検討していく。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。