平成27年度工程表
現在の位置:業務効率推進課の 工程表の公開 の 平成27年度工程表 の 教育委員会の一覧 の図書館の工程表

教育委員会 図書館の工程表

もどる  所属の一覧にもどる

基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 図書館 所属長名 福本慎一 電話番号 0857-26-8155

組織ミッション

県民に役立ち、地域に貢献する図書館 1 仕事とくらしに役立つ図書館  2 人の成長・学びを支える図書館  3 鳥取県の文化を育む図書館

1.政策内容と目標

(1)政策内容

D図書館機能の充実

(2)今年度の目標

・「県民に役立ち、地域に貢献する図書館」を目指して、県立図書館の「仕事とくらしに役立つ図書館」「人の成長・学びを支える図書館」「鳥取県の文化を育む図書館」としての機能を充実します。

(参考)該当する長期的目標

将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●アクションプラン(教育振興基本計画)

施策の方向性施策目標
1 社会全体で学び続ける環境づくり(3)生涯学習の環境整備と活動支援

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
公立図書館の個人貸出冊数(人口一人あたり)
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値(H24) 4.9冊 (H25実績 5.3冊)(H26) 5.6冊H28.8確定見込6冊
時点
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
アクションプラン

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1図書館ビジネス支援推進事業 (予算額(事業費)千円)図書館が提供する高度なビジネス情報や機能について、フォーラム、セミナーや相談会等を開催して、県民、特に企業関係者にPRし、活用を図る。
2くらしに役立つ図書館推進事業 (予算額(事業費)千円)地域の情報拠点として、県民の情報要求に応え、県民の生活課題に即した情報を提供する。特に、県民の関心が高い高齢者サービスや、障がい者への県民の理解、啓発を図るための取り組みの普及を図る。
3郷土情報発信事業 (予算額(事業費)千円)すぐれた郷土資料(地域資料)の収集・保存を進め、後世へ伝えるとともに、郷土資料の普及・啓発、郷土関係文学者情報の発信を行う。
4子ども読書活動推進事業 (予算額(事業費)千円)乳幼児期からの子どもの読書推進を図るため、子どもたちに日常接する職員(幼稚園教諭、保育士、公共図書館職員等)の養成や、市町村図書館児童図書部門の支援を行う。また、本が大好きな子どもと、子育てに絵本や図書館を利用する父親を増やすため、絵本の読み聞かせをする父親「読みメン」を増やす取組を行う。
5環日本海図書館交流事業 (予算額(事業費)千円)環日本海諸国(地域)に関する資料収集・情報発信、図書館との図書交換等を行う。また、さらに広く海外情報を収集・提供する国際交流ライブラリーを設置し、県民の国際交流や異文化理解を支援する。
6生きる力を育むとっとり学校図書館活用教育推進事業 (予算額(事業費)千円)就学前から小、中、高等学校まで、一貫した見通しを持った「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」を策定するとともに、「とっとり学校図書館活用教育ハンドブック」を作成し、学校図書館関係職員の能力向上に資する研修を充実させ、学校現場での図書館活用教育を推進する。
7市町村図書館等協力支援事業 (予算額(事業費)千円)県内市町村図書館に対して職員研修と訪問相談を実施することで、各館職員のスキルアップと図書館サービスの充実に資するとともに、県立図書館と市町村図書館、高等学校・特別支援学校図書館等を結ぶ物流・連携のネットワークを構築することで、全県民への県立図書館資料とサービスの提供と、各館間の連携推進を実現する。
8県立図書館開館25周年記念事業 (予算額(事業費)千円)県立図書館の開館25周年を機に、県立図書館がミッションとする「県民に役立ち地域に貢献する図書館」の姿と今後のあり方について県民と一緒に考えるシンポジウムを開催するとともに、来館や利用及び読書を促すキャンペーンを実施する。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
評価理由
○優秀事例をマンガにすることで、図書館のビジネス支援機能を県民にPRする良い機会となった。また、「ビジネス情報相談会」は中西部において定着してきているため。 ○音読教室をはじめとする県立図書館の高齢者サービスが市町村等に普及しつつある。音読教室は県内の18館で実施され、高齢者向けのコーナーを設置する図書館も増加しているため。 ○郷土についてその時知りたいと思われる内容の展示をすることで、一層興味をもって郷土について学んでいただけた。三徳山展や水木しげる展は、マスコミで取り上げていただく機会も数多く、来館した多くの方々に郷土について関心を持っていただくことができたため。 ○読みメンにおすすめ絵本の利用と子どもと一緒に本を楽しむ男性保護者が増加した。また、県内の公共図書館等でも「読みメンにおすすめ絵本コーナー」の設置や男性職員によるおはなし会の実施など、普及の取組が広がっているため。 ○環日本海交流室開設20周年等記念事業の開催は、鳥取県内で進む国際交流の状況と、それを文化面・資料面で支援する交流室の役割について理解を深めてもらう機会となったため。 ○「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」が策定され、学校図書館の目指す方向性が明確になったため。また、授業活用により学校図書館の機能向上を目指す研修の依頼が増加した。特に中学校からの研修依頼が増え、意識が高まりつつあるため。 ○市町村図書館と県立図書館、市町村図書館間の情報及び課題の共有が進んだ。また、各図書館等が必要とする資料を迅速に届けることができ、情報の速やかな提供につながったため。 ○県立図書館開館25周年記念事業では魅力的な講師陣を組むことができて、多くの参加があった。県内外への鳥取県立図書館のPRに繋がった。キャンペーンでは読書の秋という好機をとらえ、図書館が地域に浸透する機会を創出できたため。 

H27年度の取組成果
○図書館ビジネス支援推進事業 ・図書館で夢を実現しました大賞の募集を行い、最優秀事例1事例と優秀事例2事例を表彰し、それをマンガにして図書館のビジネス支援機能のPRを行った。また、ビジネス相談会を中西部でも毎月定期的に開催した。 ○くらしに役立つ図書館推進事業 ・「図書館で健康長寿」の活動を推進するため、図書館における高齢者サービスについての普及パンフレットを作成配布した。 ・音読教室を定期的に開催するとともに、音読教室を実践するリーダーを養成する研修を県内東部・中部・西部で開催した。 ○郷土情報発信事業 ・三徳山の日本遺産認定や戦後70周年、水木しげる展など、時宜を捉えて郷土に関する展示を実施した。 ・鳥取県出身の郷土文学者の人物・作品等を県内外へ広く発信するため、「郷土出身文学者シリーズ(10)大江賢次」を刊行した。 ○子ども読書活動推進事業 ・男性(父親、おじいさん)が絵本などの読み聞かせを行う「読みメン」を増やすことを目的に、「読みメンになろう!」プロジェクト事業を実施した。  「読みメンぱーくinとっとり」の開催(参加者181名)  「読みメン」普及用ポスター、リーフレットを作成  「読みメンてちょう」を配布  読みメンのおはなし会を定期的に開催 ・保育園・幼稚園等職員、公共図書館職員等を対象とした「幼児の成長を育む本の講座」を開催し、「子どものことば、こころを育てるわらべうた」と題した乳幼児向けのわらべうたについての講義と実習を行った。 ○環日本海図書館交流事業 ・環日本海交流室開室20周年・国際交流ライブラリー開設1周年記念事業を開催した。 ・国際交流ライブラリー講演会を、米子市、倉吉市の図書館との共催とし、それぞれの市で開催した。 ○生きる力を育むとっとり学校図書館活用教育推進事業 ・県立図書館内に学校図書館支援センターを設置し、学校図書館関係職員の能力向上のための研修や訪問相談、研修への講師派遣を実施した。 ・「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」を策定し、とっとり学校図書館活用教育ハンドブックを作成した。 ○市町村図書館等協力支援事業 ・高度化・多様化する利用者のニーズに対応するために、図書館職員のスキルアップを目的とした研修を実施した。(年4回) ・県立図書館と市町村図書館、高等学校・特別支援学校図書館等を結ぶ物流・連携のネットワークを今年度も整備運営した。 ○県立図書館開館25周年記念事業 ・開館25周年記念シンポジウム「ディスカバー図書館inとっとり3〜地方創生に公共図書館はどう貢献するのか〜」を開催した。 ・秋の読書週間を挟む2ヶ月間に、県内の公共図書館が中心となって、読書通帳の配布など、読書振興・図書館振興に関わるキャンペーンを実施した。 ○図書館ビジネス支援推進事業 ・優秀事例をマンガにすることで、図書館のビジネス支援機能を県民にPRする良い機会となった。平成26年度から実施している図書館と鳥取県よろず支援拠点による「ビジネス情報相談会」は中西部において定着してきている。 ○くらしに役立つ図書館推進事業 ・音読教室をはじめとする県立図書館の高齢者サービスが市町村等に普及しつつある。音読教室は県内の18館で実施され、高齢者向けのコーナーを設置する図書館も増加している。 ○郷土情報発信事業 ・郷土についてその時知りたいと思われる内容の展示をすることで、一層興味をもって郷土について学んでいただけた。三徳山展や水木しげる展は、マスコミで取り上げていただく機会も数多く、来館した多くの方々に郷土について関心を持っていただくことができた。 ○子ども読書活動推進事業 ・読みメンにおすすめ絵本の利用と子どもと一緒に本を楽しむ男性保護者が増加した。また、県内の公共図書館等でも「読みメンにおすすめ絵本コーナー」の設置や男性職員によるおはなし会の実施など、普及の取組が広がっている。 ・幼稚園・保育所職員について、絵本や物語の読み聞かせ等のスキルアップが図られた。 ○環日本海図書館交流事業 ・開設記念事業の開催は、鳥取県内で進む国際交流の状況と、それを文化面・資料面で支援する交流室の役割について理解を深めてもらう機会となった。 ・市との共催で講演会を開催することにより、より地域に密着した広報活動を実施することができ、結果的に多くの方々に参加していただくことができた。 ○生きる力を育むとっとり学校図書館活用教育推進事業 ・「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」が策定され、学校図書館の目指す方向性が明確になった。 ・授業活用により学校図書館の機能向上を目指す研修の依頼が増加した。特に中学校からの研修依頼が増え、意識が高まりつつある。 ○市町村図書館等協力支援事業 ・市町村図書館と県立図書館、市町村図書館間の情報及び課題の共有が進んだ。 ・各図書館等が必要とする資料を迅速に届けることができ、情報の速やかな提供につながった。 ○県立図書館開館25周年記念事業 ・魅力的な講師陣を組むことができて、多くの参加があった。県内外への鳥取県立図書館のPRに繋がった。 ・キャンペーンでは、目標としていた5,000人を大きく上回り、10,000人近くのイベント総参加者数を記録した。読書の秋という好機をとらえ、図書館が地域に浸透する機会を創出できた。
課題今後の取組
○中西部地域では図書館のビジネス支援機能があまり知られていない現状がある。サービスの定着には、市町村図書館職員のスキルアップと市町村図書館と連携した取組を継続して実施する必要がある。 ○図書館で行っている高齢者サービスについて、まだ広く県民に周知されていない。県民のニーズの高い、高齢者サービスを市町村図書館と協力して、高齢者が集まる公民館、高齢者施設、病院などへの普及に努める必要がある。 ○文学者を含む郷土に関する知識・情報を、次世代を担う子どもたちに伝えていくためには持続的な活動が必要である。 ○読みメンが普及し始めたところであり、認知度は低いことから、継続的に取組を行っていく必要がある。 ○学校教育への協力支援という観点から、英語教育・国際理解教育への資料面での貢献はますます重要であり、利用状況を把握しながら、資料整備に努めなければならない。 ○とっとり学校図書館活用推進ビジョンの実現のため、周知に努めるとともに、今後、各関係機関と連携して、学校図書館の活性化・利用促進を図る必要がある。 ○全県サービスを実現するため、市町村図書館との連携を更に密にし、各館職員のサービススキルの向上を図り、各館のサービス向上につながるような工夫が求められる。 ○県内図書館の一斉キャンペーンも年数を重ねており、事業の在り方・方法等について検討する必要がある。○県中西部で、図書館のビジネス支援機能やビジネスにおける図書館利用のメリットを広く周知する講演会やセミナーを開催し、県民、特に企業関係者、産業支援機関にPRする。 ○引き続き、高齢者関連施設等にたいして高齢者サービスについての紹介を行っていく。 ○平成28年度は尾崎翠の生誕120周年、伊良子清白の生誕140周年の記念すべき年であり、そういう節目の機会を捉えて、関係機関と協力連携した郷土文学者の情報発信を行う。 ○引き続き、読みメンを増やす取組を市町村立図書館と連携して行っていく。 ○移動書架を設置して英語の多読資料を充実させる。 ○学校図書館活用推進ビジョンを周知するポスターを作成配布するとともに、普及のための講座を開催する。 ○物流・連携のネットワークを継続し、また、引き続き職員のニーズや課題、社会情勢に応じた研修等を実施する。 ○県内の図書館等が連携して、県内の図書館や図書館資料を利用して嬉しかったこと、役に立ったこと等を集め、広報することにより、幅広い層への図書館機能の認知向上及び利用促進を図る。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
   鳥取県総務部行財政改革局業務効率推進課
  住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
   電話  0857-26-7618    ファクシミリ  0857-26-7616
   E-mail  gyoumukouritsu@pref.tottori.jp