平成28年度工程表
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観光交流局 観光戦略課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 観光戦略課 所属長名 岩下久展 電話番号 0857-26-7218

組織ミッション

鳥取県の観光の魅力を高め、国内外に情報発信するとともに、米子ソウル便、環日本海航路の維持発展を図り、活用することにより国内外から鳥取県を訪れる観光客の増加を図る。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

魅力ある観光地づくりと戦略的観光情報の発信

(2)今年度の目標

観光キャンペーンの展開による鳥取県の認知度の向上、サイクリング等を活用したニューツーリズムの推進、近県との広域連携の推進、バリアフリー観光の推進

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他
V まちを元気にO大山千三百年祭や山陰海岸などエコやスポーツのツーリズム展開 T豊かな自然でのびのび鳥取らしく生きる(1)観光・交流@多様な観光資源を活かした戦略的観光立県

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくB地域自らが、自然、温泉、歴史、食、文化、人物等に着目し、知恵と力を結集させて地域資源を磨き、行政がその取組内容に応じたサポートをしていきます。県は、各市町村等と連携し、着地型観光メニューを含め、県内各地域の観光商品等のネットワーク化を図ります。いわゆる「御当地検定」など、地域資源に関する知識を深めるとともに、情報発信につながる取組を推進します。
2T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくA旅行会社等と連携しながら、全県的に地域資源を活かした着地型観光メニューの充実・情報発信を図り、本県の観光の魅力・知名度を向上させます。
3T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくD鳥取・米子両空港、県内外の鉄道及び高速道路ネットワークを活用し、近隣県の観光資源と連携した周遊ルートの造成や、マンガ関係施設を巡る旅行等のテーマを設定した広域的な周遊ルートの造成等により、観光客の増加を目指します。
4T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくE三徳山の世界遺産登録、山陰海岸の世界ジオパーク ネットワーク加盟等により、鳥取県と周辺地域(関西、中四国等)を周遊する観光客の増加を目指します。
5T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくH本県の自然、温泉、食の魅力等により、農林漁業体験やその地域の自然・文化に触れ交流を楽しむグリーンツーリズムや、滞在型の観光客の増加を目指します。また、経済波及効果の大きい大規模な催し、会議等の誘致も促進します。
6V【守る】鳥取県の豊かな恵み・生活を守り、次代へつなぐB自然環境保全と観光利用のバランスに配慮したエコツーリズムを推進します。
7T 【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくF鳥取自動車道の開通と、JR・智頭急行等の利便性向上との相乗効果により近畿圏域及び山陽方面、更には名古屋方面からの観光客が全体として増えるよう、キャンペーン等のソフト面、特急の増便、鉄道を活用した新たな旅の創造などについて、行政、JRのほか旅行会社等の関係機関が協力・提携して観光客誘致活動への取組を進めます。

●環境イニシアティブプラン

番号目標施策具体的な目標
1【4 自然共生】自然がもたらす恩恵を持続的に享受できる健全な自然生態系の確保 4-1 人と自然とのふれあいの確保自然環境の保全と自然文化資源の観光利用との両立を図るエコツーリズムにおいて、観光メニューの充実や情報発信などにより実践の機会を増やし、環境保全の意識醸成を図る。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
DMO設置数成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値-1-24
時点-平成27年度末-平成28年度末平成31年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略

指標2

指標名指標の分類
バリアフリー観光ルートの設定成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値-3-610
時点-平成27年度末-平成28年度末平成31年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略

指標3

指標名指標の分類
観光入込客数(年間)成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値-1,044万人-1,100万人
時点-平成27年度末-平成28年度末平成31年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1「蟹取県へウェルカニ♪」誘客促進事業 (予算額(事業費)32780千円)カニシーズンの到来に合わせ「鳥取県=カニ」を情報発信の切り口とした誘客キャンペーンを展開し、首都圏をはじめとする都市圏メディアでの露出を図ることで本県への誘客につなげる。
2宿泊促進WEB対策事業 (予算額(事業費)25000千円)個人旅行者向けの対策として、民間団体が実施する大手宿泊予約サイトを活用した「山陰大周遊キャンペーン」の取組を支援する。
3とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業 (予算額(事業費)16102千円)多様な自然環境、歴史文化遺産、食材等鳥取ならではの地域資源と各分野の人材を活用した体験型教育旅行商品の開発・普及を促進し、鳥取の潜在力や秘めた魅力をより深く来訪者に伝えることにより、国内外の鳥取ファンやリピーターの獲得・拡大を目指す。
4自然を体感するニューツーリズム(エコツー・スポーツツーリズム等)全県展開戦略事業 (予算額(事業費)12740千円)サイクルツーリズムの全県展開を行うため、県東・中部にもサイクリングコースを作成するとともに、自然を満喫する新しい旅のスタイル「ジャパンエコトラック」の利便性向上などを進め、「サイクルリゾートとっとり」のブランド化を図りつつ、新たな鳥取ファン獲得を目指す。
5山陰DMO「山陰観光推進機構(仮称)」設立・運営事業 (予算額(事業費)12500千円)「観光地マネジメント」の視点に立った地域の磨き上げと、増加している外国人観光客の誘致を促進するため、「山陰」を対象エリアとした観光地域づくり組織「山陰観光推進機構(仮称)」(山陰DMO)を設立する。
6高齢者、障がい者等に優しい旅づくり推進事業 (予算額(事業費)4930千円)高齢者や障がいのある方も楽しく観光いただける魅力的なコース設定や来訪したくなる情報の発信等に取り組む。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
8
評価理由
ウェルカニキャンペーンの応募者数は21.307通(対前年比約1.2倍)で、中部地震や大雪による宿泊キャンセルが生じたにも関わらずキャンペーン3年目にして初の2万通の応募を得たほか、鳥取・島根・広島・愛媛の4県連携による「しまなみ海道」から本県を結ぶ広域サイクリングルートの設定や本県を横断するサイクリングルート検討着手など、本県のサイクルツーリズム推進に顕著な展開があった。平成28年4月には、山陰(鳥取・島根)をエリアとした広域DMOである「山陰インバウンド機構」が立ち上がった。また、バリアフリー観光に取り組むNPO法人と連携して、障がい者、高齢者団体等の意見を踏まえたモデルコースを新たに3コース設定することができた。 

H28年度の取組成果
観光キャンペーンの展開による鳥取県の認知度の向上 ○「鳥取県と言えば蟹」を切り口にした「蟹取県ウェルカニキャンペーン」をはじめ鳥取県の食などを活用した誘客キャンペーンを展開した。ウェルカニキャンペーンの応募者数は21.307通(対前年比約1.2倍)で、中部地震や大雪による宿泊キャンセルが生じたにも関わらずキャンペーン3年目にして初の2万通の応募を得た。 ○ウェルカニキャンペーンの一環として県出身若手映像クリエイターと制作したカニPR動画は、県公式サイトやFacebookで再生回数70万回超の閲覧があった。さらにキー局を中心とするテレビメディアで全国的に紹介されたほかSNSでも拡散し大きな話題となった。 ○このほか個人旅行者対策として大手宿泊予約サイトを活用した「山陰大周遊キャンペーン」に加え、羽田空港で国内線に乗り継ぐ訪日観光客誘致を図るため、海外のテレビ番組で鳥取県の観光情報発信など、鳥取の認知度を高める情報発信の展開が図られている。
サイクリング等を活用したニューツーリズムの推進 ○弓ヶ浜サイクリングコース皆生海岸ルートが9月26日に供用開始となり、初心者から誰でもサイクリングを楽しめる環境づくり、サイクリストのサポート体制整備が進むとともに、鳥取・島根・広島・愛媛の4県連携による「しまなみ海道」から本県を結ぶ広域サイクリングルートの設定や本県を横断するサイクリングルート検討着手など、本県のサイクルツーリズム推進に顕著な展開が見られた。 ○ウォーキングやトレッキングの世界会議「ワールドトレイルズカンファレンス(WTC)鳥取大会」を県中部で開催し、本県の豊かな自然と深い歴史を考えるウォーキングコースなどで本県の魅力を世界に発信した。WTCの参加者数は延べ4,500名(参加目標4,000人)、19カ国・地域から58団体が国際会議に出席し、南極大陸を除く全大陸から参加が得られた初めてのWTCとなった。
近県との広域連携の推進 ○平成28年4月に山陰(鳥取・島根)をエリアとした広域DMOである「山陰インバウンド機構」が立ち上がった。県東部地域においては、平成29年度中の東部DMOの立ち上げに向けて準備中であるとともに、県西部地域のDMOについては、現在米子市を中心に立ち上げに向けた勉強会等を行うなど、設置に向けた検討が進められているところ。
バリアフリー観光の推進 ○バリアフリー観光に取り組むNPO法人と連携して、観光資源やバリアフリー環境整備状況等を考慮し、旅行会社、障がい者、高齢者団体等の意見を踏まえたモデルコースの設定に向けた取組を実施。 ○東/中/西部の各地域内を巡る1泊2日コース計3コースを設定するとともに、当該モデルコースを踏まえたモニターツアーを実施し、参加者から好評を得るとともに、改善点も得られた。
課題今後の取組
キャンペーンを重ねるごとにカニプレゼントの応募者数は増加し3カ年目にして応募者総数2万人を超え、対象宿泊施設による蟹取県の盛り上げなど一定の機運醸成が図られてきているが、県外での認知度はまだまだ低い状況。常に新しい企画を投入し、キャンペーンの目新しさを保ち、形骸化することがないよう限られた予算の中でさらにメディア等で話題となる演出や工夫が必要。
平成28年1月に鳥取県中部DMO「鳥取中部観光推進機構」、4月22日には山陰インバウンド機構が立ち上がり、また29年度には中海圏域DMOや鳥取県東部地域DMOの立上げも予定されており、それぞれのDMOでの役割分担、連携が今後の課題となってくる。山陰インバウンド機構が山陰全体のPRや情報発信、マーケティングデータの収集を行い、圏域DMOがそれぞれの地域においてデータを活用した分析や旅行商品開発・販売を行うなど、役割分担を明確にして効果的な取組実施につなげていく。
バリアフリー観光は、ノウハウを持つ一部の旅行会社のみの取り組みとなっており、旅行会社の意識を高め、積極的な旅行商品化を促進することが必要。魅力的なバリアフリー観光ルートを充実させ、当該バリアフリーツアーに関する情報の発信を行うため、県内のバリアフリー環境整備状況(発着地、観光素材、宿泊施設、飲食施設等)及び旅行商品になり得る行程について調査し、障がい者・高齢者が安心して巡ることができるようにモデルコースとして発信。平成29年度は残る4ルートの策定を行う。(例:温泉めぐり、自然体験、神社仏閣・城、ウォーキング、グルメ等のテーマに基づく周遊コース設定) 併せて、県外旅行会社によるモニターツアーを実施するとともに、企画募集ツアーの造成・販売を働きかける。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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