県土整備部 河川課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 河川課 所属長名 酒本勇一 電話番号 0857-26-7375
組織ミッション
○河川整備・維持の効率的・効果的な実施と市町村と連携した水防計画により水害に強い安心・安全な地域づくりを行う。 ○海岸整備・維持の効率的・効果的な実施により国土(県土)保全と美しい山陰海岸の環境を創出・保持する。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
良好な河川・湖沼環境の創出
(2)今年度の目標
一級河川狐川の水質浄化を図るため、本流域におけるヘドロ堆積及び水質悪化に係るメカニズム解析を実施し、行政と住民が一体となって取り組む浄化対策に向けた具体的方策を立案する。
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
|
○
|
|
○
|
|
○
|
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | V【守る】鳥取県の豊かな恵み・生活を守り、次代へつなぐ | C県民、NPO、行政等の全ての主体が連携して、三大湖沼の水質の改善、美しい水辺環境の回復に取り組み、その水質を環境基準に近づけます。 |
●環境イニシアティブプラン
番号 | 目標 | 施策 | 具体的な目標 |
1 | 【5 安全・安心】安全で安心してくらせる生活環境の実現 | 5-1 大気・水・土壌環境の保全と地下水の適正管理 | |
2.測定指標
測定指標なし
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 狐川水質浄化対策(汚泥発生メカニズム解析)事業 (予算額(事業費)2700千円) | ・国、鳥取大学と連携して狐川、袋川の汚濁の解析モデルを構築する。
・感潮区間を対象に、調査地点及び調査頻度を詳細に設定した調査を実施する。
・浄化揚水の導入、狐川水門(ポンプ場)の活用などによる浄化対策に向けた実証実験を行い、具体的な対策検討を行う。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
関係行政機関(国・県・市)、学識経験者等の関係者、地元自治会・団体で構成する「狐川水質浄化対策検討会」を立ち上げ、関係者の意見をくみ上げるとともに、実証試験を実施するなど、住民からも一定の評価を得られた。 |
H28年度の取組 | 成果 |
関係行政機関(国・県・市)、学識経験者等の関係者、地元自治会・団体で構成する「狐川水質浄化対策検討会」を開催 | 問題点の共有と国・県・市と地域住民が連携しながら、水質浄化に向けた取り組みを行う会を構築 |
感潮区間を対象に、水質調査の実施 | 8月に水質調査を実施し、島根大学が構築する水質予測シミュレーションモデルの基礎資料として提供 |
浄化用水の増水、狐川水門の活用などによる浄化対策に向けた実証試験の実施 | 流況の若干の改善が見られ、特に水質が悪い時期などの限定的な臨時対応として一定の効果が期待される。 |
課題 | 今後の取組 |
水質に影響を与える主要因(@袋川(下水処理場)からの汚濁負荷の逆流、A下水道未接続による生活雑排水の流入、B上流から流入が少なく滞留環境にありヘドロからの汚濁負荷の溶出)の影響度合いが把握できないなどから、膨大なコスト等がかかる抜本的水質浄化対策の検討が進んでいない。 | 28年度に実施した取組(桜の花びらの除去や実証試験等)を引き続き行いながら、鳥取大学・島根大学が構築した水質予測シミュレーションモデルにより、主要因の影響度合いを把握し、抜本的対策を検討 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。