教育委員会 教育センターの工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 教育センター 所属長名 大西 泰博 電話番号 0857-28-2321
組織ミッション
研修、研究、支援をとおして学校教育の充実に貢献する
○鳥取県が求める教師像の実現をめざす研修
○学校の教育課題の解決に向けた研究・支援
1.政策内容と目標
(1)政策内容
C教員の授業力向上
(2)今年度の目標
・教員が、認知科学、学習科学、教科指導を貫く学習理論や指導の手法を学ぶなど、授業の幅を広げる取組を進めます。
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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○
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●政策項目
●元気づくり総合戦略
●アクションプラン(教育振興基本計画)
施策目標 | |
2 学ぶ意欲を高める学校教育の推進 | (5)学力向上の推進 |
2.測定指標
測定指標なし
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 教職員研修費 (予算額(事業費)千円) | 教職経験等に応じて職務遂行に必要な資質・指導力の向上をめざした研修を実施する。重点ポイントとして、若手・リーダーの育成やICT活用教育、アクティブ・ラーニングの推進、OJTの促進に取り組む。 |
2 | アクティブ・ラーニング推進事業〜21世紀型能力を育む次世代授業の創造〜 (予算額(事業費)千円) | 21世紀型能力を育む授業改革を推進するため、校種を超えた連携教育の研究を進めるとともに、最新の知見を取り入れた学習科学に基づく授業を設計・実践・公開し、授業改革の全県的な普及を図るなど、文部科学省が進めている高大接続システム改革を見据えた対応を行う。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
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評価理由 |
<教職員研修費>
中部地区を震源とする地震や大雪のため中止や延期とした研修がいくつかあったものの、教職員研修全般について当初の予定どおり実施することができた。
<アクティブ・ラーニング推進事業〜21世紀型能力を育む次世代授業の創造〜>
学びの文化祭、「アクティブ・ラーニング」の理解と「21世紀型スキル」育成研修、鳥取県学習科学セミナーを計画どおり実施し、学習指導要領改訂のポイントとなっている「主体的・対話的で深い学び」の実現(アクティブ・ラーニングの視点)に向けた授業改善についての考え方を県内の学校に普及することができた。 |
H28年度の取組 | 成果 |
<教職員研修費>
○教職員研修等実施協議会の開催
・研修体系の見直しと教育センターのあり方検討
→ 「教員育成マップ」「OJTガイド」の策定
・回数 → 年間4回
・メンバー → 外部有識者、市町村教育長等 計10名
【基本研修】
・初任者研修 12日
・10年経験者件数 9日
・教員研修ハンドブックの活用(初任者から3年目までに対応
・基本研修に新たな教育課題に関する内容を位置づけ
・研修で学んだことを校内で還元
・ミドルリーダー育成を意識した研修内容の充実
・初任者と10年経験者との合同研修
・昨年度に引き続き、初任者研修でAB日程(小・中)を実施
【職務研修】
・学校経営に係る研修にOJTの内容を位置づけ
・学校リーダー育成のためのミドルリーダーステップアップ研修の
継続実施
・若手教員育成の一つとして講師研修を継続実施
【専門研修】
・伝統文化、ふるさと講座などの継続実施
・喫緊の教育課題に対応した教科・領域指導力向上ゼミナールの
継続実施
・県立博物館、県立図書館、埋蔵文化財センター等との連携 | <教職員研修費>
・基本研修の初任者研修や2年目研修では、エキスパート教員の授業参観や講義を盛り込んだことにより、モデルとなる授業をイメージし、自己の課題に気づく授業改善をしていくきっかけとなった。
・教科・領域指導力向上ゼミナール(小学校理科、中学校理科、高等学校学習科学メンター育成)で、理論研修や指導案作成、授業研究、先進校視察等の研修をとおして、自分自身の課題の自覚や授業改善に向けた意欲を高めることができた。た。
・専門研修では、全国的に著名な講師による講義や演習を研修内容に盛り込んで実施し、受講者の満足度が高かった。
・受講者による研修満足度(アンケート)の目標
・悉皆研修:80%以上
・希望研修:90%以上
・ICT活用教育推進研修の実施
(学校CIO研修、情報化推進リーダー研修、県内自治体向けのICT活用出前研修)
・ICT活用教員70%以上
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<アクティブ・ラーニング推進事業〜21世紀型能力を育む次世代授業の創造〜>
・アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善の成果を発表する場として、米子高等学校と鳥取湖陵高等学校を会場として学びの文化祭を開催した。
・小中学校教員を対象とした「アクティブ・ラーニング」の理解と「21世紀型スキル」育成研修を年間延べ7回実施した。
・高等学校教員を対象とした「鳥取県学習科学セミナー」を年間4回実施した。 | <アクティブ・ラーニング推進事業〜21世紀型能力を育む次世代授業の創造〜>
・米子高等学校では県内外から約80名、鳥取湖陵高等学校では県内から約50名の参加があり、公開授業やシンポジウム等を通して授業研究の成果を普及することができた。
・「アクティブ・ラーニング」の理解と「21世紀型スキル」育成研修を116名が受講し、昨年度の研修と合わせて県内の全小中学校に1名以上の受講者を育成することができた。
・「鳥取県学習科学セミナー」を11名が受講し、学習科学の知見を取り入れた知識構成型ジグソー法の手法を通して、アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善の考え方を普及することができた。 |
課題 | 今後の取組 |
<教職員研修費>
・集合研修での学びが授業改善につながるような企画の工夫。
・集合研修と校内研修とのつながりがある往還型研修の実施。 | <教職員研修費>
・計画的な人材育成を進めるための校内OJT促進を図ることを目的とした校内研修等への支援を行う。
・教育情報の収集・発信、提供や「教科・領域指導力向上ゼミナール」「アドバイザー派遣事業」等の成果について情報発信を進める。
・現場の多様なニーズに応えられるための更なる研修講座の充実する。 |
<アクティブ・ラーニング推進事業〜21世紀型能力を育む次世代授業の創造〜>
・学習指導要領の改訂をうけて、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善についての考え方をさらに全県に普及させていく必要がある。 | <アクティブ・ラーニング推進事業〜21世紀型能力を育む次世代授業の創造〜>
・アクティブ・ラーニング推進事業は今年度で終了するが、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の考え方を普及させる取組については、学習指導に係る基本研修及び専門研修で引き続き推進していく。
・学びの文化祭は主管を高等学校課に移し、アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善の成果を発表する場として継続する。
・「学習科学セミナー」を全校種の教員を対象とする専門研修として継続する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。