H28年度の取組 | 成果 |
「怪フォーラム2016inとっとり」の開催 | ・「怪フォーラム」では、水木先生へのオマージュを意識した内容としたほか、地元境港市と連携して前夜祭を開催するなど、参加者の満足度の高いイベントとなった。また、イベントの模様をニコニコ生放送で配信し、妖怪のふるさと鳥取・境港を全国に印象づけることができた。 |
「水木しげる魂の漫画展」の開催 | ・水木しげる先生の功績を顕彰するため全国巡回する本企画について、本県でスタートを切り約7,000人の来場者を集め好評。岡山県を初め全国展開が決まりつつあり、今後本県の観光情報の発信などにも活用が見込める。 |
「水木しげる生誕祭」の開催 | ・全国から多くの水木ファンが集まり、初めて且つ全国唯一の試みである水木作品による水木しげるロードでの仮装行列も好評で、報道も通じて全国に向けた情報発信ができた。継続することで春の「風物詩」として定着させることを関係者で確認した。
・水木先生の功績を顕彰する各種の取組を通じて誘客にも効果が出ており、水木しげるロードは2年ぶりに入込客数200万人の大台を回復し、水木しげる記念館も2年ぶりに20万にを突破。中でも香港等からの外国人観光客が急増し、今年度は1万人を超える見込み。 |
「鬼太郎列車『鳥取旅』クイズラリーの実施 | ・「鬼太郎列車『鳥取旅』クイズラリー」には約1000通の応募があり、今後の展開に自信を深めた。 |
「インバウンド版名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」の実施 | ・香港便の就航が9月にずれ込むとともに、鳥取県中部地震の影響により10〜11月に大きな影響を受けたが、その後もプロモーション活動を継続して12月以降に参加者数が大きく伸び、約6,000人の参加を集めた。
・参加者へのアンケートにより、63%は本ツアーが無ければ本県に来なかった、県内で2泊以上する者が76%等、個人客を中心に観光誘客の面で大きな効果があったことが明らかになり、対象となった観光施設からも今後の類似企画への期待が多く寄せられている。 |
「名探偵コナンまつりinまんが王国とっとり」の開催 | ・「名探偵コナンまつりinまんが王国とっとり」には昨年の2倍以上となる約2000人の来場があり、全国のコナンファンの夏の祭典として定着した。県外からの参加者が多く、出展したコナン探偵社の商品は完売するなど、地域経済に貢献した。 |
鳥取砂丘コナン空港「謎解きラリー」のリニューアル | ・鳥取砂丘コナン空港利用者の声に応え、より幅広い年齢層に楽しんでいただける問題設定に見直すとともに、コミックス風のデザインを取り入れることによりコアなファンから一般客まで満足していただけるラリーにリニューアルし好評を得た。 |
「第5回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト」の開催 | ・国際マンガコンテストには、昨年度の1.5倍となる622作品の応募があった。また、海外から過去最高の23ヶ国・地域、288作品の応募があり、真の「国際」コンテストとして確立できた。 |
「国際声優コンテスト『声優魂』鳥取大会」の開催 | ・国際声優コンテストには、県外28名を含む97名の参加があった。年々レベルが上がっており、まんが王国とっとりを支える重要な取組として定着しつつある。 |
フランス・ジャパンエキスポへの出展 | ・ジャパンエキスポでの周知により、国際マンガコンテストへヨーロッパからの応募が増加した。また、鳥取市で開催されたバンド・デシネ翻訳家の講演会に合わせてジャパンエキスポ出展報告を行い、ヨーロッパでの谷口ジロー人気について、地元で再認識することができた。 |
課題 | 今後の取組 |
新たなアニメ資源も活かした広域周遊観光の促進
・近年、日本アニメの「ソフトパワー」が再認識されている。
・昨年9月アニメツーリズム協会が「アニメ聖地により全国的にインバウンドを中心とした広域観光を推進する」ために設立された。
・岩美町がロケ参考地になっている「Free!」や倉吉市にゆかりのある「ひなビタ♪」には熱心なファンが多数訪れるようになり、同じ協会が行っている「アニメ聖地投票」でも上位(Free!:9位、ひなビタ♪:15位)に上がっている。
・これらを背景に、本県の強みであるまんがを活かした観光誘客に一層取り組んでいく必要がある。 |
・アニメツーリズム協会に加入、県内で聖地指定をはたらきかけるとともに「クロスライセンス」での取組を進めるために連携して取り組む。
・現在新たなアニメ資源の著作物利用は地元(岩美町観光協会、倉吉市)が唯一の窓口になっている。まず、地元の取組を尊重し、観光資源としての涵養・活用に向けた支援(アニメ資源活用誘客促進補助金)を行う。
・国内外のまんが、アニメ関連機関や交通機関、他府県などと連携し、情報発信と観光誘客のための新たな仕組みづくりを進める。 |
まんが王国とっとりの拠点整備
(1)水木しげるロード
・ロードリニューアルの完成を山陰DCをにらみ平成30年7月に前倒しした。
(2)コナン通り
・懸案であった集合店舗「コナンの家 米花商店街」が整備され、観光客の満足度、経済効果の面で大きく前進したが、引き続きコナン通りを充実していく必要がある。
(3)鳥取砂丘コナン空港
・空港一体化工事に伴い、コナン展示装飾の移設と拡充を行う予定。(一体化工事:今年度中、リニューアルオープン:平成30年7月見込み)
(4)円形校舎フィギュアミュージアム
・倉吉市が円形校舎の建物部分を無償譲渡し、渇~形劇場が主体となったフィギュアミュージアム整備の事業が進んでおり、まんが王国を構成する拠点施設のひとつとして期待される。 |
(1)水木しげるロード
・リニューアル工事中の魅力づくりや、リニューアルオープンに向けた盛り上げを支援する。
(2)コナン通り
・今後コナン通りの更なる整備や商業集積、回遊手段の充実に向けた計画策定が必要であるため、長期的な構想と中期的な整備計画の策定支援を行う。
(3)鳥取砂丘コナン空港
・愛称にふさわしい空港とするため、一体化工事中の対応と一体化後を見据えた展示装飾の拡充を行う。
(4)円形校舎フィギュアミュージアム
・地元とも連携して情報発信や拠点整備の支援を行う。 |
谷口ジロー先生の顕彰
・本年2月11日に亡くなられた谷口ジロー先生の偉大さを改めて県民と共有し、地域の魅力づくりに活かしていく必要がある。
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・谷口ジロー先生の作品や作品に因んだ造形物についての展示や講演会、県民に先生の作品に親しんでいただくための冊子作成などを鳥取市と協力して取り組む。
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