平成28年度工程表
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西部総合事務所 日野振興センター日野振興局 地域振興課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 地域振興課 所属長名 專c淳一 電話番号 0859-72-2073

組織ミッション

<管理担当>  ・県民の安全安心なくらしを守るための防災体制を整備する。  <中山間地域連携担当>  ・県と日野郡3町の連携により行政サービスの向上を図る。 ・地域住民、町及び大学等の関係機関との協働により、中山間地域の課題を解決する。  ・豊富な地域資源を活用して、地域内外の人的交流を促進し、地域の活性化を図る。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

地域の人材、資源を生かした元気で活力ある「持続可能な中山間地域づくり」の推進

(2)今年度の目標


○とっとり創造集落シートを活用した集落や広域的組織での話し合いやそれに基づく取組みの促進及び支援
○IJUによる移住者や地域おこし協力隊の外部人材を活用した地域の移住定住を支援する受け皿組織(中間的組織等)の育成や支援
○高齢者等の買物弱者対策のための主要な事業体の各種取り組みや経営改善等の支援
○日野川現流域や奥日野、奥大山の豊かな自然や「たたら製鉄」等の地域が誇る歴史・文化を素材として、日野郡地域と他地域の多様な交流を促進し、元気な地域づくりを進める。
○地域の暮らしを支える小さな拠点づくりの候補となる地域の掘り起こし

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他
2U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るE中山間地域と県内外の他地域との多様な交流を図り、元気な地域づくりを進めるほか、中山間地域の維持発展に対する県民等の理解と協力を深めます。豊かな自然、歴史、文化等がある中山間地域と医療、人材等の分野で広く機能を持つ県内都市地域との間における連携・協力を進めます。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
とっとり創造集落シートを活用しての話し合いを進めている集落・広域組織数活動指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値0集落3集落0集落
時点平成27年度末平成28年度末平成28年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
県作成の集落創造シートの活用により、管内各町において集落活性化のモデルとなる先進事例を創出するため

指標2

指標名指標の分類
移住定住を支援する中間的組織の取り組みへの支援数活動指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値2組織3組織1組織
時点平成27年度末平成28年度末平成28年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
外部人材を核として、移住定住を支援する中間的組織の目が出始めており、活動が定着することで移住者の定着・生業創出を促進する必要があるため

指標3

指標名指標の分類
日野川の源流と流域を守る会会員数
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値329名350名371名
時点平成27年12月末平成28年12月末平成28年12月末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
会員数が何年も一貫した減少傾向にある。日野郡の自然環境を守り、恵まれた環境と魅力を次の世代に引き継ぐために、より多くの人に「日野川の素晴らしさ」を情報発信する。

指標4

指標名指標の分類
小さな拠点づくり候補地域数
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値1地域4地域4地域
時点平成27年度末平成28年度末平成28年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略 中山間地における持続的な活動拠点を整備し、地域を活性化して住民の暮らしを守る必要があるため

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1スーパーコンパクトビレッジ(小さな拠点プラス)促進支援事業 (予算額(事業費)41,500千円)中山間地域の集落や地域住民が連携して地域拠点である小さな拠点を整備し、地域の持続的な運営を図ることにより、地域の安全安心な暮らしを守り、持続可能な地域の活性化を図る支援を行う
2みんなで支え合う中山間地域づくり総合支援事業 (予算額(事業費)38,170千円)とっとり集落創造シートを活用した集落での話し合いを促進するとともに、中山間地域における小さな拠点づくりの取組を積極的に支援し、自主組織の立ち上げと持続的な運営を目指す
3鳥取県移住定住推進交付金 (予算額(事業費)90,000千円)各町の取り組む地域定住の受け皿整備を支援するとともに、移住者等外部人材の活動や生業づくりを積極的に支援し、移住者の定着を目指す
4とっとりスタイルエコツーリズム「たたら資源等活用」推進事業 (予算額(事業費)1,397千円)伯耆国たたら顕彰会、奥日野ガイド倶楽部と連携しながら、「たたら」を核とした日野郡のツアー商品を達成する等、次の段階を目指す。「たたら」の認知度を高めるためミニたたらの創業体験を提供するとともに、中小学生等を対象とした学習会等を通じて裾野を広げる。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
△(やや遅れ) 
達成度の評価
7
評価理由
小さな拠点づくり候補地域数、日野川の源流と流域を守る会の会員増、移住支援中間的組織の支援は概ね実現したが、集落創造シートの活用推進の取組は保留としたため。 

H28年度の取組成果
日南町の7つ全てののまちづくり協議会において、集落創造シートを活用して集落住民同士の自立的な話し合いを推進。同時に、小規模高齢化集落地域の活性化を支援を行う。  各町が地方創生総合戦略を策定し、具体的な取組を開始している現状に鑑み、集落創造シート活用については、その有効性を検証し見直すこととした。  郡内でも増加傾向にある小規模高齢化集落地域において、県内外の学生等による集落内活動への財政支援を通じて、集落内の社会資本の維持や住民の交流活性化を図ることができた。
移住定住を支援する中間的組織である、江府町の「NPO法人奥大山倶楽部」、日野町の「一般社団法人里鳥」へ、適宜必要な支援を進め中核的な団体として育成する支援を行う。 一方、移住者の受入及び受入体制整備については、各町主体という基本を踏まえながら、多様化する移住者の支援ニーズや困りごとについて共通する支援課題を顕在化させ、町単独では難しい対応について、センターとして積極的な展開に努める。  また、移住者と同様に、集落においても移住者の受入に不安であったり、不慣れなところも未だ少なからずあることから、中山間地域振興施策等を活用し、それぞれの町とも連携し、外部との交流促進に一層努める。 県と町の支援を受けて、一般社団法人里鳥(日野町)が、日野町の移住定住相談窓口を開始した。 また、NPO法人奥大山倶楽部(江府町)は、他業務のウェイトが大きくなり、移住定住分野へ本格的に着手ができない状況にあるが、将来的な連携を見据えた関係づくりを維持している。  県と管内3町が連携して日野郡全体の移住者交流会を企画し、日野町及び江府町において、「日野郡IJUターン者とじげの者交流会」「移住女性の交流カフェ」を開催し、移住者同士並びに移住者と地元住民の交流が促進された。
日野町、江府町において高齢者の見守りと移動販売を行う事業主体に対し、本年度も「買い物福祉サービス支援事業補助金」により、町を通じて運営を支援する。 また、江府町における小さな拠点の中の主要な事業として位置付ける等の調整をとっとり暮らし支援課と一緒になって進め、経営面からのさらなる持続可能性について支援や検討を行う。 日野町、江府町で展開する買い物福祉支援サービス事業は、辺縁部の買物困難者の生活支援と独居老人等の見守りに顕著な成果を挙げており、全国のモデル事業にもなっている。  また、各町において小さな拠点整備の動きが徐々に具現化する中、各拠点づくりに係る協議に県が加わり、関係団体、町、日本財団との調整を適切に行うことができた。
日野川の源流を守る会において、日南町から境港までの流域全域で体験型や交流型の企画を展開するともに、西部地域各地で日野川のすばらしさを情報発信し、会員の増加を図る。  また、伯耆国たたら顕彰会、奥日野ガイド倶楽部と連携しながら、「たたら」を絡めた日野郡の周遊・トレイルのモデルコース造成に取り組む。 上流域から下流域まで広域で通年的に自然体験型イベントを実施するとともに、同じく広域で通年的に日野川写真展を開催し、日野川の魅力発信に努めた結果、会員が42名(約13%)増加した。  また、伯耆国たたら顕彰会によりミニたたら操業ワークショップが開催され、郡内外でたたらへの関心が高まるきっかけとなるとともに、現地調査によってたたらに由来する古道が発見・復元され、新たな散策コースが整備された。
各町担当のコンシェルジュと連携し、小さな拠点づくりの推進に向けて、町と打合せを行いながら、地域での話し合いの推進と検討の場への参画等により支援する。 日野町、江府町、日南町において、町や各町担当コンシェルジュと連携・調整しながら、情報提供、助言等を行い、継続して小さな拠点づくりに係る重要な調整を行い、計画の立案や実現に向けた手続きを支援することができた。
課題今後の取組
これまで集落創造シートを活用した話し合いと具体的な取組の推進に向けて努力してきたが、現状、集落創造シート単体では話し合いのきっかけとならないので、根本的な見直しが必要。実際に集落住民同士の話し合いのきっかけをつくり、活動の核となる個別集落若しくは個別集落を越えた広域的協議会等の設立を促進する必要がある。 また、小規模高齢化集落では、集落外部からの人的支援を得て最低限の社会資本維持や交流活動が存続するよう、町や若者団体等と連携して人的、経済的な支援を行う。
地域おこし協力隊を中心とした「里鳥」「奥大山倶楽部」等は、安定的な財政基盤の確立やスタッフ等の体制整備を行う必要がある。また、中核メンバーが協力隊の任期終了になることを視野に入れた支援も必要。町と連携し、地域おこし協力隊を中心とした両団体について、支援ニーズに応じて適切なサポートと育成を行う。 また、日野郡内の移住者同士や地元住民との交流を継続して活発化させ、移住者数の増加や定住率の向上を図る。
今後も市場規模が減少していくことが懸念される状況の中で、移動販売事業者の経営面での持続可能性について、町と連携し、不断の支援、検討を重ねていくことが必要。事業運営状況の把握に努め、関係機関と連携して経営改善、事業継続のための適切な支援を行う。
日野川の源流を守る会においては、特に次世代を担う子ども世代の参加促進(親子参加を含む)、たたらに関しては日野郡の集客の核としての広域交流の促進及び中核団体の後継者育成の展開が必要 会員層の若返り、年齢層の多様化を進めるため、新たな視点でのイベント企画や他機関との連携企画等を模索する。 たたらの顕彰については、民間団体の伯耆の国たたら顕彰会、奥日野ガイド倶楽部と連携しながら、「たたら」をテーマにした日野郡の周遊・トレイルのモデルコース造成を推進する。
日野郡における小さな拠点は、県内でモデル地区ともなっており、拠点整備が急がれるが、運営主体である住民組織やまちづくり団体の計画づくりに時間を要している。各町の小さな拠点づくりに関与して情報提供や調整を行いながら、町や地元と連携して、できるだけ早期に計画作成と着手が進むよう支援を継続する。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



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