平成28年度工程表
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教育委員会 いじめ・不登校総合対策センターの工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 いじめ・不登校総合対策センター 所属長名 音田 正顕 電話番号 0857-28-2362

組織ミッション

いじめ・不登校問題の未然防止も含めた対策について、関係課等と連携を図りながら、検討・推進する。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

Aいじめ問題等への取組

(2)今年度の目標

・いじめの問題に対する教職員の認識を高め、警察等関係機関との連携や専門家の活用など、問題に適切かつ迅速に対応できる体制を整えます。

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●政策項目

アジェンダ・政策項目

●元気づくり総合戦略

政策分野

●アクションプラン(教育振興基本計画)

施策目標
2 学ぶ意欲を高める学校教育の推進(8)豊かな人間性、社会性を育む教育の推進

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
学校いじめ防止基本方針の状況 ・策定した学校の割合 ・取組検証した学校の割合(H27以降)
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値- -(H27) 100% (小)73.3% (中)70.2%100% (小)80% (中)70%100% 100%
時点
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
アクションプラン

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1いじめ防止対策推進事業 (予算額(事業費)千円)平成25年9月に「いじめ防止対策推進法」が施行されたことを踏まえ、「鳥取県いじめ問題対策連絡協議会」を開催し、関係機関等と連携を図りながらいじめ対策に取り組むとともに、相談窓口の充実に引き続き努める。さらに、解決が難しいいじめ問題について、専門家・機関に参加を求めサポートチームを編成して、解決にあたる学校を支援するよう「子どもの悩みサポートチーム支援事業」を実施する。
2明日へつなぐ心のキャンペーン事業2016〜子どもたちが取り組むいじめの対策〜 (予算額(事業費)千円)各学校で児童生徒の自主的な取組によりいじめの未然防止がいっそう推進されるよう、オリジナル缶バッジの製作、いじめ問題・仲間づくりについて考える作品の作成を呼びかける。作品はカレンダーに加工し県内の学校に配布し啓発する。また、学校の取組を発表する場としてシンポジウムを開催する。
3スクールソーシャルワーカーの配置 (予算額(事業費)千円)いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など生徒指導上の課題に対応するため、社会福祉士等をスクールソーシャルワーカーとして配置し、複雑化する家庭環境を背景にした児童生徒が抱える問題への対応充実を図るとともに、県において関係者との連絡協議会や育成研修を実施し、事業の充実を図る。また、スーパーバイザーを設置し、スクールソーシャルワーカーに適切な支援を行う。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
評価理由
<いじめ防止対策推進事業> ○電話、メールによる24時間体制のいじめ相談、相談窓口周知のためのクリアファイル配布、連絡協議会の開催等予定通り進んでいるため。 ○教育相談や教育相談会を実施し、多くの相談ニースに対応できたため。 ○いじめをテーマとした教育相談専門研修を開催し、いじめのメカニズムや大人のより良い関わり方について広めることができたたため。 <明日へつなぐ心のキャンペーン事業2016〜子どもたちが取り組むいじめの対策〜> 「こども未来フォーラム」の開催、オリジナル缶バッジデザインの募集、カレンダーの作成・配布等をほぼ計画通りに実施することができたため。 <スクールソーシャルワーカーの配置> ○スーパーバイザーの配置、連絡協議会の開催、市町村の配置拡充及び巡回訪問等、ほぼ計画どおりに実施できたため。 ○県のSSW活用事業スーパーバイザーを配置し、事業実施自治体へのスーパーバイズ体制を整えることができ、平成28年度は14市町が事業実施(新規3町)し、平成29年度は新たに4町村が事業実施を計画し、18市町村にSSWが配置される予定であるため。 ○国のSSW活用事業に係る有識者の第一人者である大阪府立大学の山野則子氏が中心となって活動している「SSWのあり方研究会」が開発した「効果的なSSWプログラム」を鳥取県のSSW活用事業のスタンダードとして示し、事業の効果的な取組を推進することができたため。 

H28年度の取組成果
<いじめ防止対策推進事業> ○鳥取県いじめ問題対策連絡協議会を7月、11月、2月に開催した。 ○「子どもの悩みサポートチーム支援事業」を実施し、解決が難しいいじめ問題に対して外部専門家を活用して解決にあたる学校を支援した。 ○電話・メールによる相談を24時間実施した。 ○相談窓口を周知するためにクリアファイルを作成し、県内の小・中・高等・特別支援学校の全児童生徒に配布した。  <いじめ防止対策推進事業> ○連絡協議会開催により、各関係機関のいじめ問題への対応や対策について幅広く情報を共有することができた。 ○電話・メール相談の実施により、児童生徒や保護者からのいじめについての相談に対応したり、学校等と連携を取ることによって、解決策について具体的な支援を行うことができた。 ○クリアファイル配布により相談窓口を周知することによって、相談件数が増加した。 ○本県の重点課題であるいじめや不登校についての専門研修を実施し、児童生徒への基本的な理解やよりよい関わり方の理解を広めることができた。
<明日へつなぐ心のキャンペーン事業2016〜子どもたちが取り組むいじめの対策〜> ○いじめ防止や仲間づくりを啓発するオリジナル缶バッジデザインの募集を行った。入賞作品を掲載したカレンダーを作成し、県内全ての小・中・高等学校、特別支援学校に各学級掲示用として配布した。 ○ヴィレステひえず(西伯郡日吉津村)で「こども未来フォーラム」を開催し、西部地区2校のいじめの未然防止に向けた学校での取組発表、教育講演会、パネルディスカッションを行った。 ○1年間を通して、いじめの未然防止や仲間を大切する気持ちを共有する缶バッジを制作するキットを学校に貸し出した。18校で利用があった。 <明日へつなぐ心のキャンペーン事業2016〜子どもたちが取り組むいじめの対策〜> ○オリジナル缶バッジデザインコンクールにはおよそ1,400点の応募があった。家庭、学校、学級等様々な単位での応募があり、子どもたちが自らいじめ問題について考えるきっかけとなった。 ○「こども未来フォーラム」では小・中学生から年配者まで幅広い年代の様々な立場の参加者があり、子どもたちの発信するメッセージや教育講演会によりいじめ問題への理解を深めることができた。 ○缶バッジ制作については、総合学習、人権週間の取組、縦割り班活動、委員会活動、全校あるいは学級での仲間づくりの取組など様々な視点で利用があり、継続した取組を行っている学校もある。
<スクールソーシャルワーカーの配置> ○県のSSW活用事業スーパーバイザーをいじめ・不登校総合対策センターに配置し、対応困難なケースへの対応や事業担当者及びSSWに対するスーパーバイズ体制を整えた。 ○連絡協議会を年2回(6月・11月)開催し、大阪府立大学の山野則子教授を招いて、国の最新動向と専門的な知見から多くの示唆を受けた。 ○鳥取県中部地震後の11月に開催した第2回連絡協議会では、「災害時にSSWに期待される動き」についての研修を行った。 ○SSW育成研修を3日間(6講座)開催した。今年度は現任のSSW、指導主事、管理職、教育相談担当教諭(又は教護教諭)等についても参加対象として、開催を広く呼びかけたところ、50名の参加があった。 ○平成28年度に事業実施している14市町への巡回訪問を実施した。 ○県立学校にSSWを配置している高等学校課、特別支援教育課、教育学術振興課の担当者と、担当者連絡会議を開催して、相互の連絡体制と情報交換の機会を整えた。 <スクールソーシャルワーカーの配置> ○市町村のSSW活用事業の新規実施及び事業拡充が促進した。 ○SSW及び指導主事を対象とした研修を実施し、災害時のSSWの活用やSSWの動きについて理解が図れた。 ○育成研修参加者の中から、来年度は3名がSSWとして勤務することになった。  ※平成27年度以降、12名がSSWとして勤務している。 ○巡回訪問を行うことで、事業実施している各自治体の課題やそれに対する戦略、成果、課題について、情報交換を行い、今後の参考とすることができた。 ○県立学校配置のSSWに対して、対応困難なケースへのスーパーバイズを行うことができた。
課題今後の取組
<いじめ防止対策推進事業> ○いじめ防止に関する学校の取組をさらに支援する。 <いじめ防止対策推進事業> ○いじめ問題連絡協議会開催により、いじめ問題に対する学校等が取り組むべき方向性を協議する。 ○電話・メールによる24時間の相談体制を継続し、相談窓口の周知を図る。 ○いじめが原因と考えられる児童生徒の重大な事案に関し調査・検証を行うための調査委員会を常設する。
<明日へつなぐ心のキャンペーン事業2016〜子どもたちが取り組むいじめの対策〜> ○いじめ防止に関する学校の取組をさらに支援する。 ○児童生徒が主体的に考え行動するきっかけとなるようなフォーラムの発表、参加を工夫するとともに、市町村教育委員会とも連携した取組とする。<明日へつなぐ心のキャンペーン事業2016〜子どもたちが取り組むいじめの対策〜> ○「こども未来フォーラム」「いじめ問題や仲間づくりを考える作品コンクール」「缶バッジ制作キットの貸し出し」は来年度も継続して行い、学校の取組を支援する。
<スクールソーシャルワーカーの配置> ○人材不足(SSWとしての適当な者が見つからない)、SSWの雇用条件が厳しいといった現状がある。 ○平成31年度までに、全19市町村にSSWを配置する。<スクールソーシャルワーカーの配置> ○スーパーバイザーの時間数増により、事業実施自治体へのスーパーバイズはもちろん、知事部局や福祉機関との関係性の構築を図る。 ○育成研修の開催を関係諸機関や福祉部局にも広く周知して、社会福祉士や精神保健福祉士等の有資格者の参加を呼びかける。 ○スーパーバイザーと協働して、SSW活用事業の先進的な取組を行っている自治体の取組を紹介したり、医療や福祉の専門的な内容を育成研修の講座に取り入れたりしながら、SSWの質の向上を図り、雇用条件の改善を目指す。 ○平成29年度にもSSWの配置の予定がない自治体への事業実施に向けたスーパーバイズを行う。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



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