H29年度の取組 | 成果 |
@ 島根原子力発電所に係る原子力防災体制の計画的整備
・平成29年度は、本県の原子力防災体制の実効性の更なる向上を目的とした新中期計画〔H28〜H30〕の2年目になる。
※原子力防災体制の基盤的整備は、前中期整備計画〔H25〜H27〕で実施済
・原子力安全対策PT会議、関係市、島根県、防災関係機関との連携や、原子力安全対策顧問会議の指導を受けるなどにより、3カ年計画の2年目としての整備を推進する。
・原子力防災訓練実施後の成果の反映 | 原子力安全顧問会議を2回(5/26、翌3/19)、原子力防災対策プロジェクトチーム会議を3回(5/16、6/24、翌2/21)、鳥取県原子力安全対策合同会議(県原子力安全対策PT会議と米子・境港両市の原子力発電所環境安全対策協議会の合同会議)を2回(5/26、翌3/29(予定))開催し、島根原子力発電所1号機の廃止措置計画等の事前報告に対する県としての対応方針の検討並びに2号機の新規制基準適合性審査の状況等の確認など、原子力防災体制の計画的整備に向けた検証等を行った。 |
A 地域防災計画、広域住民避難計画について、より一層の実効性の確保を行う。
・広域住民避難計画の深化と体制の一層の整備 | ・原子力安全顧問会議(5/26、翌3/19)等において、住民避難の実効性の一層の向上について確認・検証等を行った。
・平成27年8月以降の原子力防災訓練の検証結果等を踏まえた地域防災計画(原子力災害対策編)、広域住民避難計画の修正を鳥取県防災会議で了承(3/23予定)。 |
B 島根原子力発電所に対する安全の確保
○安全協定
・中国電力との安全協定の改定協議及び運用による安全確認・連絡調整を行う。
・島根原子力発電所周辺地域の鳥取県民の安全を確保するため、改正原災法等を踏まえて立地自治体並みの安全協定とするべく改定の継続協議を行う。
・現行安全協定に基づき、中国電力から平常時や異常時などの連絡を受けるとともに、周辺環境に影響を及ぼすような事態が発生した場合などには現地確認などを実施し、立地自治
体と同様に意見を述べる。
○1号機廃止措置計画認可に対する的確な対応を行う。
○2号機の新規制基準審査状況等に対する的確な対応を行う。 | ・現行の安全協定に基づき行われた中国電力からの平常時の連絡について、市町村・防災関係機関に連絡するとともに、県HPでの情報公開を定期的に行った。
・平成29年4月19日、中国電力から安全協定に基づき島根1号機の廃止措置計画認可に関する報告がなされ、6月27日に安全協定第6条に基づき、廃止措置の全体計画及び解体工事準備期間(第一段階)の廃止措置の実施に限り了解する回答を行うとともに、安全協定も立地自治体と同内容へ改定することを強く求めた。
・平成28年12月8日報告の不適切事案への対応を的確に行うため、安全協定に基づく現地確認を昨年度に引き続き1回(第3回2/13)行い、再発防止対策等の検討・実施状況について確認した。
・中国電力に対しては、引き続き厳しく安全対策を求めるとともに、原子力規制委員会の保安検査等で確認状況について注視していく。
・平成30年2月16日、原子力規制委員会の審査会合において、2号機の基準地震動(820ガル)が概ね妥当と評価されたことを受け、県としてその内容を精査するとともに、原子力安全顧問や米子市・境港市、議会等の意見を伺いながら確認・検証していく。 |
C 原子力安全顧問会議の開催
・島根原発に係る原子力防災体制及び安全対策の実施状況、モニタリング評価について、専門的知見による判断及び県民に対する説明の確保等を図る。 | ・原子力安全顧問会議を2回(5/26、翌3/19)開催し、モニタリング結果に係る評価を受けるとともに、避難計画の実効性のさらなる向上等について指導を受けた。 |
D 原子力防災普及啓発事業や防災専門研修の実施
・広く県民が正しい防災知識を習得できるための島根原子力発電所現地研修会(見学会)や講演会を開催する。
・原子力防災担当職員や消防・警察など住民の安全確保に係る業務に従事する職員の専門的知識・技術等の習熟を図るため、各種教育訓練の受講奨励等を行う。 | ・放射線防護等に係る原子力防災講演会を2回(米子市内6/17、境港市内6/18)開催し、101名が参加した。
・島根原子力発電所現地研修会(見学会)を3回(4/24、8/6(小中学生とその保護者向け)、10/25)開催し、120名が参加した。
・放射線研修会を2回(7/31(中部)、8/1(東部))開催し、延べ40名が参加した。
・防災関係機関に対し、防災基礎研修等への職員の参加を強く奨励した。 |
E 原子力防災関係資機材の維持管理等
・原子力災害時において住民の安全確保に必要な防護資機材の適切な維持管理等を行う。 | ・緊急時にいつでも使用できるよう、資機材の充電・ソフト更新、通信試験など適切な保守管理を行った。
・新型ドラッシュ型テントの展開訓練(11/19)やドローンの運用開始(翌1/17)、移動式ホールボディカウンタ車運用開始(翌2/16)など新たな資機材の整備・更新等の管理を適切に行った。
・資機材の維持管理等に係る計画を見直した。 |
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