平成29年度工程表
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県土整備部 道路企画課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 道路企画課 所属長名 河田英明 電話番号 0857-26-7350

組織ミッション

○山陰道などの高速道路ネットワークの早期整備
○歩行者、自転車等が安全、安心、快適に道路を利用できる環境の整備
○メンテナンスサイクルの確立と、維持管理や道路整備のコスト等の縮減

1.政策内容と目標

(1)政策内容

安全安心で快適な道路環境の提供

(2)今年度の目標

通学路の安全性の向上、公共施設付近のバリアフリー、橋りょう耐震補強(補修)及び道路防災の推進、冬期の円滑な交通確保

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1U【つなげる】様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創るB中山間地域の生活道路や産業集積地への道路、安全安心な道路(通学路等の歩道整備、大規模地震等の非常事態に対応した交通の確保を図るための緊急輸送道路等)など、県民生活や地域振興などのために必要な道路を整備します。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
避難路、物資輸送ルートの法面要対策箇所の対策率成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値55%56%58%58%66%
時点H27H29.4.1H30.3.31H30.3.31平成32年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等鳥取県国土強靱化地域計画落石等の被害の無い安全安心な道路交通の確保を図るため

指標2

指標名指標の分類
橋梁補修の補修済み箇所成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値健全性Vの要補修橋梁:507橋460橋4304370橋
時点H26年度末H29.4.1H30.3.31H30.3.31H46年度(20年間)
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等鳥取県道路橋りょう長寿命化計画急速に進む道路橋の老朽化対策を進め安全全安心な道路交通の確保を図るため

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1防災・安全交付金(交通安全) (予算額(事業費)531400千円)「交通安全施設の整備、交通安全教育の充実など、交通事故死傷者全国最小を目指しての取り組みの強化」を実現するため、事故率の高い区間の歩道整備や右折レーン設置等の交差点改良を実施する。(23箇所(H29県当初予算時点)) 〔箇所内訳〕 鳥取管内:8箇所、八頭管内2箇所、中部管内:4箇所、米子管内:8箇所、日野管内:1箇所
2通学路安全対策事業 (予算額(事業費)789337千円)H24から毎年実施している通学路合同点検において対策が必要とされた箇所について、点検年度を含めた概ね3年間で抜本的又は当面の対策を実施する。 H24〜H28の点検で対策が必要とされている403箇所のうち311箇所で対策が完了している(H28年度末時点)。 〔対策が必要な箇所数の年度別内訳(( )は対策済み箇所数) H28年度末時点〕 H24点検:196(195)、H25点検:37(36)、H26点検:28(23)、H27点検:77(41)、H28点検:65(16)
3ユニバーサル社会の実現に向けたバリアフリー化推進事業 (予算額(事業費)70000千円)バリアフリーを目的とした視覚障がい者誘導ブロック設置、段差解消等の歩道整備等の整備を行う。(5箇所(H29県当初予算時点)) 鳥取管内:1箇所、中部管内:2箇所、米子管内:2箇所
4防災・安全交付金(橋りょう補修) (予算額(事業費)2,841,535千円)地震時における緊急輸送道路を確保するため耐震補強を図る。また、橋梁長寿命化修繕計画に基づき橋梁補修を行う。 箇所:県道羽合東伯線(天神橋)外170箇所
5防災・安全交付金(災害防除) (予算額(事業費)349,215千円)道路防災点検及び近年落石等発生箇所などの法面対策が必要な箇所について防災対策を実施する。 箇所:県道鳥取鹿野倉吉線倉吉市大原外55箇所
6冬期の円滑な交通確保[除雪事業、防災・安全交付金(雪寒)] (予算額(事業費)937,630千円)平成29年1月、2月の豪雪で明らかとなった課題(主要幹線道路における立ち往生、生活道路でのバス路線の運休、小学校の休校等)の解消・改善を図るため、国、市町村等の関係機関と連携しながら、主要幹線道路への課題対応、現有除雪能力を把握した除雪計画の見直しを進めるとともに、現地の積雪状況・交通状況等を確実に把握するためのカメラ増設等による道路情報収集の拡充と分かりやすい道路情報提供に向けた雪みちナビシステムの改修等の整備を進める。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
9
評価理由
橋梁補修や法面対策、通学路安全対策、冬期交通確保等の各取組により、今年度の目標を概ね達成することができた。 

H29年度の取組成果
1.交通安全 ・歩道整備、交差点改良などの交通安全事業(通学路対策事業以外)は、本年度は23箇所で事業実施中であり、そのうち7箇所の年度内完了に向けて取り組んでいる。 ・平成29年度に事業実施した23箇所のうち4箇所で年度内完成し、4箇所は繰越予算で平成30年度に完成する見込み。残る15箇所については平成30年度以降も事業を継続し、早期完了に向けて取り組んでいく。
2.通学路安全対策 ・平成24年度から毎年度実施している通学路合同点検において対策が必要とされた箇所において、未対策箇所の完了に向けて取り組んでいる。 ・本年度も引き続き、各市町村教育委員会や警察などの関係機関と通学路安全点検(現地点検)を実施した。 ・平成24年度から平成28年度の通学路点検で要対策とされた403箇所のうち、未対策であった92箇所について、平成29年度中に24箇所の対策を実施した。残る未対策箇所(68箇所)についても早期対策完了に向けて引き続き取り組んでいく。 ・また、平成29年度の通学路点検で対策が必要とされた50箇所のうち、既に年度内に15箇所の対策が完了しており、残る35箇所の早期対策完了に向けて取り組んでいく。
3.バリアフリー ・障がい者の方と現地確認を行い、障がい者の方の要望・意見を踏まえながらバリアフリー対策を実施した。 ・関係団体と協議しながら事業を進め、UD(ユニバーサルデザイン)タクシーの利便性を高めるため、鳥取大丸前のタクシー乗り場のバリアフリー化工事を平成29年5月に完了した。 ・また、関係団体からの意見を元に、上記以外の箇所においても点字ブロックの修繕、車椅子用縁石の設置などを推進した。
4.橋梁補修 ・道路メンテナンス会議で国・県・市町村と連携し、メンテナンスサイクルの構築のため道路施設の老朽化対策(点検・修繕計画の公表・進捗管理)に重点的に取り組んだ。 ・大規模地震時の緊急輸送道路を確保するため、緊急輸送道路上の橋りょうの耐震化を推進した。 ・橋りょう長寿命化計画に基づく、定期的な点検と計画的な修繕を推進した。 ・緊急輸送道路の橋長15m以上の橋梁120橋について、県道羽合東伯線「天神橋」の耐震化のみを残すところとなっており、平成31年度完了に向けて工事を推進している。 ・橋梁耐震化の進捗により、中部地震においても橋りょうにおける落橋等の被害が無く、小規模な応急復旧により緊急輸送路を確保することが出来た。 ・橋りょう補修については、健全性Vの要補修橋梁507橋のうち、平成29年度は23橋の補修が完了した。 ・橋りょう点検についても平成26年度に策定した計画どおりに実施している。
5.災害防除 ・要対策箇所の災害防除事業を推進した。 ・国の補正予算約13億円を追加で確保し、要対策箇所の解消に向けて工事を促進した。 ・平成29年度は11箇所の要対策箇所が完了した。
6.冬期の円滑な交通確保 ・平成29年1月、2月の豪雪で明らかとなった課題の解消・改善を図るため、主要幹線道路への課題対応、現有除雪能力を把握した除雪計画の見直しを行った。 ・また、現地の積雪状況・交通状況等を確実に把握するためのカメラ増設等による道路情報収集の拡充と分かりやすい道路情報提供に向けた雪みちナビシステムの改修等の整備を進めた。 ・冬期までに除雪計画を見直し、主要幹線道路への課題対応については国交省等の関係機関と連携しながら、対応策をとりまとめ冬期までに対策を実施した。 ・また、除雪機械運転手の不足に対応するため、平成29年度6月補正予算により除雪機械運転手育成支援事業を全県に拡大し、約140名の運転士を確保・育成している。 ・さらに、ライブカメラの大幅な増設及び除雪機械をGPSにより位置把握するシステムを整備した。 ・今年度冬期は昨年のような豪雪には見舞われなかったが、12月〜2月までの間は例年以上に降雪が続いたにも関わらず、立ち往生車両の発生等、大きな支障も無く冬期交通を確保することが出来た。
 
 
 
 
課題今後の取組
冬期交通の円滑な交通確保 @除雪出動基準等の除雪計画の見直しについての効果検証。 A今年度は車道除雪の計画見直し体制整備を優先的に進めたことから、一部の県土においては歩道除雪体制が十分に整備できていないい。@各県土、除雪業者、市町村等から除雪計画の見直しによる課題等を把握し、来年度冬期までに必要に応じた計画の見直しを進める。 A歩道除雪体制の整備について、平成30年4月開催の道路維持担当課長補佐会議にて各県土に作業を依頼し、冬期までに体制を整備する。
通学路を含む歩行空間の危険箇所の解消や安全確保に向けて、必要な予算を確実に確保する必要がある。引き続き、国の重点配分事業である通学路対策事業(防災・安全交付金)を活用し、安全安心な歩行空間確保に努めていく。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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