農林水産部 農業振興戦略監 畜産課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 畜産課 所属長名 岡垣敏生 電話番号 0857-26-7285
組織ミッション
「食のみやこ鳥取県」を支える畜産物のブランド化、安定供給の推進 ○和牛、乳製品、地鶏や豚などのブランド化を推進するために、増産体制を構築する ○安全・安心な畜産物の生産に必要な衛生管理体制を整備する ○高品質な畜産物の安定供給のため、更なる自給飼料の増産・利用体制を推進する
1.政策内容と目標
(1)政策内容
安心安全な畜産物の生産に必要な衛生管理体制の整備
(2)今年度の目標
家畜疾病(法定伝染病・届出伝染病)の年間発生率を全国発生率以下とする
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
|
|
|
|
|
○
|
●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)
家畜疾病発生数の低減
2.測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
家畜疾病(法定伝染病・届出伝染病)の年内年間発生率 | |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 県内発生率2.8%、全国発生率2.3% | 県内発生率10.8%、全国発生率5% | 県内発生率を全国発生率以下 | 県内発生率4.8%、全国発生率5% | 県内発生率を全国発生率以下 |
時点 | 平成19年度 | | 平成29年度 | 平成29年度 | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | | 県内発生率を全国発生率と比較することにより目標達成を具体化するため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 家畜衛生対策事業 (予算額(事業費)21103千円) | 安心安全な畜産物の生産に必要な衛生管理体制の整備を行うため、畜産農家における衛生実態調査に基づく改善指導、家畜衛生情報の提供、技術支援、動物用医薬品及び流通飼料の適正使用について指導等を行う。 |
2 | 家畜伝染病予防事業 (予算額(事業費)26267千円) | ・家畜伝染病予防法に基づき、法定伝染病、届出伝染病を対象として発生を予防するための監視及びまん延防止のための検査を行う。
・家畜伝染病予防法に規定される監視伝染病の診断に必要な検査及び診断用資材を整備し、また、より高度な診断について技術の習得等を行う。
・牛海綿状脳症(BSE)特別措置法に基づき、BSEの浸潤状況の正確な把握、防疫対策の実効性の評価等のリスク管理を科学的に実施する体制を確立するため、48ヵ月齢以上の死亡牛全頭についてBSE検査を実施する。
・届出伝染病のまん延防止のために家畜を自主淘汰する場合に備えて設立した基金へ補助する。 |
3 | 特定家畜伝染病危機管理対策事業 (予算額(事業費)119459千円) | ・口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザが発生した場合に移動制限による家畜及び生産物の損失補償を行う。
・口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ発生農場の処分家畜の焼埋却を行う。
・伝染病発生に備えた防疫演習の実施、防疫資材の備蓄。
・東アジアからの口蹄疫の侵入を防止する目的で、国際定期便旅行者への靴底消毒業務委託(境港、鳥取港)並びに飛行場での靴底消毒用設備の管理委託を行う。 |
4 | 自衛防疫強化総合対策事業 (予算額(事業費)2831千円) | 家畜の伝染性疾病の発生予防のために、自衛防疫組織が中心となって実施する予防接種の技術料の一部と接種状況調査に助成する。 |
5 | 農場認証普及推進事業 (予算額(事業費)2958千円) | 工程管理による食の安全の担保に加え、畜産GAPを見据えた人・環境・動物への影響を考慮した持続可能な畜産による食材供給による世界標準レベルの「安心」を目指して農場認証を普及推進するため、講習会・検討会を開催する。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
法定伝染病の発生はなく、届出伝染病は牛白血病、豚丹毒、牛サルモネラ蜜蜂アカリンダニ症などの発生により発生率が全国平均を上回ったが、高病原性鳥インフルエンザが野鳥、家きんで確認される中、飼養衛生管理の徹底により県内での発生を抑えることができた。 |
H29年度の取組 | 成果 |
ヨーネ病、牛ウイルス性下痢・粘膜病について、着地検疫により県外からの侵入を防止した。また県内飼育牛を対象にこれらの疾病の検査を実施した。 | ヨーネ病、牛ウイルス性下痢・粘膜病ともに本県での発生はなかった。 |
ワクチン接種推進により、牛異常産、豚丹毒等の発生を予防した。 | ウイルスが原因とされる牛異常産の発生は認められなかったが、豚丹毒については出荷豚で11件の発生が認められた。 |
農場への病気の侵入防止を図るため、家伝法第51条の農家の立入検査等の機会に家畜飼養衛生管理基準の徹底を図った。 | 鳥インフルエンザ流行シーズン前に農場の点検を1回、島根県松江市内の野鳥及び国内の家きんで高病原性鳥インフルエンザが発生した際に農場の点検を2回実施し、県内での鳥インフルエンザ発生防止につなげた。 |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
課題 | 今後の取組 |
和牛繁殖牛のヨーネ病定期検査の実施 | 平成30年度からの実施に向け、平成29年度は生産者、関係団体へ説明を行い、実施体制を整備したところ。併せて、県外及び国外からの導入牛の着地検査徹底により、病気の侵入防止に努める。 |
高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫の発生防止 | 飼養衛生管理基準の徹底、空海港での靴底消毒の実施により、県内への侵入・発生防止を図る。 |
| |
| |
| |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。