観光交流局交流推進課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

　所属名　交流推進課　所属長名　遠藤俊樹　電話番号　0857-26-7079

組織ミッション

○環日本海における大交流新時代の拠点をめざし、当該友好地域（韓国江原道、中国河北省・吉林省、モンゴル中央県、ロシア沿海地方・ハバロフスク地方）との多様な分野でのグローバルかつ幅広い交流を促進し戦略的な連携を構築する。
○環日本海地域以外の友好交流地域（台湾台中市、ブラジル、米国バーモント州、ジャマイカ・ウェストモアランド県など）についても、これまで積み重ねてきた友好交流をさらに積極的に推進し、国際感覚の涵養、友好親善及び交流を通じた地域活性化を促進する。
○本県に在住（滞在）する外国人へのサポート体制を充実するとともに、全ての住民が安心して暮らせる多文化共生社会の実現を図る。
○交流人口の増加及び地域の活性化を図るため、全国各地の鳥取県とゆかりのある地域等と県内の市町村や民間団体との交流を推進する。
○旅券の申請受理、作成及び交付に関する事務を円滑かつ確実に実施する。

１．政策内容と目標

（１）政策内容

北東アジアの友好交流地域との国際交流の積極的な推進

（２）今年度の目標

○第22回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット、モンゴル中央県友好交流20周年記念式典を成功させ、今後の交流の促進に資する。
○友好交流地域では初めて開催される「平昌冬季オリンピック・パラリンピック」を好機として本県を強力にアピールすることによって、交流人口の拡大を図る。
○昨年12月の日露首脳会談で合意された日露両国間の拡大の動きを好機として、国内で唯一ロシアと定期貨客船で結ばれている本県の極東地方との交流を拡大・強化する。

（参考）該当する長期的目標

政策項目	元気づくり総合戦略	将来ビジョン	環境イニシアティブプラン	アクションプラン（教育振興基本計画）	その他
○

●将来ビジョンの取組の方向性（該当所属のみ）

番号	大項目	取組みの方向性
1	Ⅰ【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく	①双方がお互いの国のことをよく理解し、信頼関係を構築・強化して、地域づくり、人材育成等につながるような、奥が深く、継続性のある交流を推進します。
2	Ⅰ【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく	②境港、米子空港等を東アジア地域との交流の拠点とし、環日本海地域を中心として、経済･ビジネス活動、文化、青少年、地域活動、スポーツ、研究、大学等の多様な分野でグローバルな幅広い交流を推進します。交流する地域の状況に応じ、双方にメリットのある交流を進めます。
3	Ⅰ【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく	③北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットなど、広域的な地域間の交流を推進します。

２．測定指標

測定指標なし

３．目標を実現するための主要事業・主要制度

番号	主要事業・主要制度	事業概要・スケジュール
1	第22回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット開催事業　（予算額（事業費）28560千円）	本県と本県の友好交流先である韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方及びモンゴル中央県の首長が一堂に会し、各地域の共同発展、繁栄を話し合うため、「北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット」を鳥取県中部地域で開催する。　第22回を数える今回は、鳥取県中部地震で被災した中部地域で初めて開催するサミットとして、防災、災害からの復興等における地域の役割を議論する。また、平成30年２月（平成29年度）に韓国江原道平昌で冬季五輪が開催されることを好機とし、国際観光振興、スポーツ交流を含む多彩な分野の相互協力の強化等を議論する。
2	モンゴル中央県友好交流20周年記念事業　（予算額（事業費）6071千円）	2017（平成29）年にモンゴル中央県との友好交流締結20周年を迎えることから、訪問団の相互派遣など、両地域が共同し、記念事業を実施する。
3	多地域連携スポーツ交流事業　（予算額（事業費）3058千円）	北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの合意事項に基づき、友好交流地域が開催するスポーツイベントへの参加等を通じ、多地域間の青少年の交流や相互協力の拡大を図る。
4	ロシア極東地域交流推進事業　（予算額（事業費）4510千円）	ロシア極東地域との交流を推進するため、「青少年交流」、「交流地域での鳥取県ＰＲ」、「県民向けのロシア紹介」を柱とする取組を実施する。
5	韓国交流推進事業　（予算額（事業費）7385千円）	韓国（江原道）との交流を推進するため、鳥取県及び江原道の職員の相互派遣等を通じた様々な分野における情報交換や江陵国際青少年芸術祝典への青少年団の派遣等を行う。併せて、琴浦町の日韓友好資料館の展示運営を支援するとともに、韓国語発表大会を開催する。
6	中国交流推進事業　（予算額（事業費）2368千円）	中国との交流を推進するため、県内大学生を吉林省に派遣し、中国語の学習、文化体験、当地の学生との交流を実施するとともに、日中国交正常化45周年を記念して開催される「日中友好都市卓球交歓大会」に本県と河北省の青少年が合同チームを編成して参加するほか、交流の発展に資する会議に参加する。
7	モンゴル中央県交流推進事業　（予算額（事業費）4463千円）	モンゴル中央県との交流を推進するため、医療専門家の派遣、農業技術研修員の受入れを行う。また、平成26年度に創設した奨学金制度により、中央県出身者の県内大学への留学を支援する。

４．評価

■最終評価（年度末時点）

進捗評価
◎（予定以上）
達成度の評価
9
評価理由
○平成２９年１１月に中国吉林省と「友好県省提携締結に関する協定書」を締結するに至った。 ○韓国江原道で平成３０年２月に開幕した平昌冬季五輪に知事が参加し観光ＰＲなどを実施し、また、文化公演団を派遣するなど、五輪開催成功のため江原道に協力するとともに、世界に向けて鳥取県をＰＲすることができた。

H29年度の取組	成果
北東アジアの多地域間の連携	○鳥取県で開催した「第２２回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット」（平成29年4月）において、「倉吉未来共同宣言」をとりまとめ、「１：交流・協力の推進及び地域間連携の増進/北東アジア地域内の更なる発展及び安定に貢献」「２：災害を教訓として各地域間で密接に情報交換」「３：観光交流を更に活発なものとする方策の検討/スポーツ交流を更に推進/観光情報の共有・協力を推進/人的交流の活性化・促進」「４：既存航路の利用促進/新たな交通網の構築及び既存航路との共存共栄/民間企業間の経済交流促進/人的・物的交流の促進」「５：交流基盤の拡大の推進」「６：各地域で開催する様々な行催事の国際的な評価を高め、各地域の交流・発展に繋げるよう、積極的に相互支援を行っていく」等について合意した。 ○韓国江原道、ロシア沿海地方、鳥取県の青少年によるバトミントン・テニス交流大会（７月）を江原道で共催し、県民の国際理解の促進と国際感覚の涵養を図ることができた。
友好交流地域との交流促進	北東アジアの友好交流地域と各地域の特色を活かした交流を実施し、地域の活性化と国際協力、青少年の国際感覚の涵養を図ることができた。＜交流実績＞ ○ロシア沿海地方：　ロシアから青少年を受入れ、鳥取市や米子市の子どもエコクラブとの交流を行うなど青少年環境交流を実施、また、ロシア・プロサッカークラブ「ルチ・エネルギア」ユースチームを受入れ、サッカー交流を実施した。囲碁交流（10月）、柔道交流（11月）を実施したとともに、鳥取県サポーターの受入（2月）を実施した。 ○韓国江原道：　江原道で開催の「日中韓公共外交リトリート」への参加、「江陵国際青少年芸術祝典」への高校生派遣、行政職員の相互研修派遣等を実施した。江原道で開催された平昌冬季五輪の開幕式に知事が出席したほか、観光ＰＲ、文化公演などを実施した。 ○中国吉林省：　鳥取県内の大学・短期大学の学生８名を吉林大学に派遣し、現地大学生達との交流等を実施し、吉林省主催の「日中韓地方政府協力会議」に参加したほか、研修生相互派遣等を実施した。１１月に鳥取県知事及び吉林省長により「友好県省提携締結に関する協定書」を締結した。 ○中国河北省：　日中友好交流都市中学生卓球交歓大会に県内中学生を派遣、河北師範大学付属中学の生徒７名を受入れるなど交流事業を実施した。 ○モンゴル中央県：　友好交流２０周年記念事業として、４月には農業大学校で記念式典を実施、７月には高校生を含む訪問団を派遣し、フムーン総合学校生徒との交流事業や記念式典等を実施した。また、県内大学への留学生受入、農業専門家派遣等を実施した。３月に行政研修員の受入を実施した。

課題	今後の取組
北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットを通じた５地域の連携強化	○ロシア沿海地方で開催される次期実務代表者会議とサミット本会議に向けて、鳥取県としての提案事項を整理する。
「ロシアにおける日本年」に向けた取り組み	○２０１８年は「ロシアにおける日本年」「日本におけるロシア年」であることから、総務省の委託事業を活用して、ロシアとの交流事業に積極的に取り組むとともに、外務省の取組の情報収集に努める。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。