中部総合事務所 福祉保健局 障がい者支援課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 障がい者支援課 所属長名 小林誠 電話番号 0858-23-3187
組織ミッション
【局のミッション】
・中部地区の皆様の豊かで健康な生活を応援します。
【障がい者支援課のミッション】
・障がい者が地域で安心して暮らし、働き、活動できるよう、市町及び関係機関と連携して相談・支援を行う。
・障害者やDV・自殺・アルコール依存・ひきこもりなど、心と女性の課題に対する正しい理解を深めるための普及啓発や地域における支援者
を育成する。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
農福連携の推進
(2)今年度の目標
1 障がい者事業所と農業者との農作業受委託の継続のため、両者間の課題や意向を調整する。
2 自主農業に取り組む事業所の支援を行う。
3 農業参入した企業への対応として、障がい者事業所とのマッチングや障がい者就労に関する助言等に取り組む。
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
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●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合う | C就労継続支援事業所(企業等に雇用されることが困難な障がいのある方に就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じ、知識・能力の向上のために必要な訓練等を行う事業所)、授産施設等における工賃水準を3倍に増やす計画の推進等により、就労継続支援事業所等で働く障がいのある方の就労意欲を醸成します。 |
2.測定指標
測定指標なし
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 農福連携推進事業 (予算額(事業費)10376千円) | 就労継続支援事業所等と農林水産業者との作業委託のマッチングを行うとともに、就労継続事業所等の受注体制の強化に向けた取り組みを支援する。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
これまでの従来の取り組みに加えて、今年度は(株)チュウブ緑地やJA鳥取中央からの要請にも対応して、農福連携の範囲を広げることができた。 |
H29年度の取組 | 成果 |
■マッチングによる農福連携の取組の維持
・これまでマッチングにより契約に繋がっていた農福連携による農作業の受委託が継続されるよう、引き続き、農業者と福祉事業所のそれぞれの意向や課題を確認しながら調整している。
・特に、高齢や重度の利用者が多い事業所は、施設内でできる作業受託のニーズが高く、引き続き大豆選別、らっきょう根切り作業などのマッチングを行うとともに、新たな受託作業の開拓を進める。 | ・前年度に引き続き、大豆選別、らっきょう根切り作業のマッチングに取組み、大豆選別:7事業所、らっきょう根切り:3事業所で実施した。作業工賃について、らっきょう根切り作業では工賃アップ(39円⇒50円/s)となった。大豆選別の工賃(1,000円/30s)については、受託側から工賃アップの要望があり、委託側で工賃の改善が検討されているところ。(工賃アップ(1,500円/30s)やこれまで工賃対象とならなかった選別した不良品量の評価など)
・施設内でできる新たな受託作業として、黒大豆選別、種らっきょう分別作業などを提案・紹介した。 |
■自主農業への支援の取組み
・自主農業に取り組む福祉事業所について、施設整備に関する補助事業の活用や栽培作物の生育状況等に関する相談を受けた場合には、農林局など関係機関と連携して必要な対応を検討していく。 | ・各事業所を定期的に訪問して状況把握に取り組んできたが、今年度は福祉事業所からの補助事業や生育不良に関する相談ケースはなかった。
・ハウスなど施設栽培に取り組む事業所について、高単価な品目への取組変更など提案は行った。 |
■農業参入した企業(障がい者の就労に関心を持つ法人)への対応
・農業参入した企業の取組みを把握し、必要に応じて福祉事業所とのマッチングを進めていく。
・参入企業側に対して農業に就労する障がい者への理解と配慮について提案し、就労する障がい者の就労環境の改善に取り組んでいく。 | ・(株)チュウブ緑地から西洋芝の栽培管理業務の受託について要請を受けており、施設内で対応可能な作業であること、また、収益性から有望な作業であることから、マッチングを進めることとした。
・JA鳥取中央から各作物での選果場作業での労働力確保について協力要請を受けている。JA鳥取中央には障がい者が取り組むことができる選果作業の切り出しを依頼し、福祉事業所には参加可能な利用者の把握を依頼しており、今後は、これに基づいてマッチングに取り組むこととしている。 |
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課題 | 今後の取組 |
■マッチングによる農福連携の取組の維持
・農業外の業種において好条件での作業依頼が増加しており、事業所も条件比較により農業外作業へ移行していく傾向がみられる。
・農作業の取り組むことができる利用者が限られており、委託元である農業者側の委託希望に応じられない現状がある。 | ・工賃や作業条件について福祉事業所側の意見を確認し、委託側である農業者側に受託側の状況を伝えていく必要がある。
・受託側である福祉事業所の状況に配慮し、受託可能な作業内容、作業量を踏まえながら、マッチングを進めていく。 |
■自主農業への支援の取組み
・担当職員の農業に関する知識や技術の向上が必要であるが、改善されてきている。 | ・引き続き、相談を受けた場合には、農林局など関係機関と連携して必要な対応を検討していく。 |
■農業参入した企業(障がい者の就労に関心を持つ法人)への対応
・JA鳥取中央の選果場作業での労働力確保は農業側の大きな課題であるが、選果場作業に適応できる利用者は限られており、確保は困難が予想される。 | ・現状では、出来る範囲で選果場作業に対応可能な利用者の把握、マッチングに努めることとなるが、今後は、委託側において、障がい者が取り組むことができる選果作業の切り出しや、精神障がい者などに配慮した作業環境への配慮が必要になるものと考えられる。 |
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※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。