平成29年度工程表
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観光交流局 観光戦略課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 観光戦略課 所属長名 岩下久展 電話番号 0857-26-7218

組織ミッション

鳥取県の観光の魅力を高め、国内外に情報発信するとともに、米子ソウル便、環日本海航路の維持発展を図り、活用することにより国内外から鳥取県を訪れる観光客の増加を図る。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

外国人観光客の誘致及び受入環境の整備

(2)今年度の目標

米子ソウル便や米子香港便、環日本海定期貨客船といった国際定期航路によるほか、県内空港へのチャーター便の誘致や境港に寄港するクルーズ客船のオプショナルツアー等による誘客を進めるとともに、利便性向上のための受入環境整備に取り組み、県内に宿泊する外国人観光客の一層の誘客を図る。

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他
U 産業を元気にO地域通訳案内士等の受入環境を整え、国際リゾート鳥取で外国人宿泊客年6万人へ T豊かな自然でのびのび鳥取らしく生きる(1)観光・交流A外国人が憧れる鳥取

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1T 【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくG米子−ソウル便の利便性の向上、国際チャーター便(貸切りの国際航空便)の増加、定期航路の充実等により、東アジアを中心とした海外観光客の増加を目指します。本物の日本が感じられる国際的な保養地としての評価の定着を目指します。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
外国人宿泊客数(年間)成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値-96,920人-139,730人150,000人
時点-平成28年末-平成29年末平成31年末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略

指標2

指標名指標の分類
主要観光施設の無料無線LANカバー率成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値-80%-86.2%90%
時点-平成28年度末-平成29年度末平成31年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略

指標3

指標名指標の分類
消費税免税店舗数成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値-97店舗-104店舗120店舗
時点-平成28年度末-平成29年度末平成31年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1国際航空便就航促進事業 (予算額(事業費)13350千円)外国人観光客増加による県内観光消費の伸長と本県観光産業の一層の発展を図るため、県内空港利用によるチャーター便を活用したツアーやチャーター機着陸料等の支援など、東アジア地域等からの国際チャーター便の誘致活動に取り組む。
2観光周遊促進支援事業 (予算額(事業費)24463千円)近年増加している個人旅行者に対する利便性及び本県旅行商品の魅力向上につなげることを目的に、基幹交通拠点等を出発地として観光地を巡るプランを充実する。
3東アジア市場誘客事業 (予算額(事業費)68407千円)鳥取県を訪問する東アジア市場(韓国・香港・台湾・中国)からの外国人観光客を増加させることにより、県内観光消費額の増大と本県観光産業の一層の発展を図るため、本県の国際定期便や近隣空港定期便、県内空港へのチャーター便を利用し、近隣各県や海外地方政府、民間事業者と連携した情報発信やメディア招請などの外国人観光客誘客に取り組む。
4東南アジア・ロシア市場誘客事業 (予算額(事業費)12000千円)訪日観光客が順調に伸びている東南アジア市場(タイ、マレーシア、シンガポール)及び交流機運が高まっているロシア市場からの本県への誘客を増加させることによって、県内観光消費額を増加させ、本県観光産業の振興を図るとともに、乗り継ぎ利用による米子ソウル便(エアソウル)、米子香港便(香港航空)など国際交通基盤の維持・発展に寄与することに取り組む。
5クルーズ客船受入推進事業 (予算額(事業費)6370千円)クルーズ客船の鳥取港及び境港寄港による本県への経済波及効果を最大限に引き出すため、クルーズ客船寄港時、より多くの乗船客が県内観光地等に立ち寄るよう、県内観光素材の売り込みを強化するとともに、周辺施設等を周遊するバスの運行支援により受入環境の充実を図る。
6外国人観光客受入推進事業 (予算額(事業費)23736千円)鳥取県を訪れる外国人観光客の利便性向上を高め、鳥取ファンやリピーターの獲得・拡大へつなげるため、官民が連携し受入環境の整備を実施する。
7ICTを活用した外国人個人旅行者(FIT)対応事業 (予算額(事業費)16321千円)鳥取県を訪れる外国人個人旅行者(FIT)の利便性向上を図るため、ICT(情報技術通信)を活用した多言語音声翻訳システム及び多言語観光ガイドを整備する。
8観光周遊促進支援事業 (予算額(事業費)24463千円)

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
8
評価理由
米子ソウル便(H29.12月末から増便、週3便→週5便)や米子香港便における搭乗率の好調な推移とともに、チャーター便やクルーズ客船を活用した外国人観光客の誘客を図ることができた。外国人観光客宿泊者数も堅調に推移し、過去最高を更新した。  ・チャーター便の就航 H27:25便、2,530人→H28:12便、1,903人→H29:41便、2,434人  ・クルーズ客船の寄港(境港) H27:23回、19,429人→H28:33回、39,589人→H29:61回、66,477人  ・外国人観光客宿泊者数 H27:約10万3千人→ H28:約9万7千人→H29:約13万9千人 

H29年度の取組成果
国際定期便やチャーター便等による誘客 〇米子ソウル便は好調なインバウンド需要が引き続き継続し、好調な搭乗者数を背景として、12月23日から増便運航(週5便化)が決定。増便後もインアウトとも に利用者が増加し、1月以降は就航以来初となる搭乗者5千名を突破し、2月も過去最多搭乗者数を更新。  搭乗率(4〜翌2月):67.1%(前年度同期65.7%)  搭乗者数(4〜翌2月):42,108人(前年度同期33,834人) 〇環日本海貨客船定期航路は、H29(1〜12月)の1年間は、年間利用者数が初の3万人を突破し過去最多を記録するなど、安定した利用状況。 〇米子香港便は、就航から平成30年2月までの累計搭乗者が3万人を突破。11月には最高搭乗率が84.2%を記録した。  搭乗率(4月〜翌2月):73.7%  搭乗者数(4月〜翌2月):24,370人 〇国際チャーター数 計41便、2,434人  鳥取砂丘コナン空港 30便(韓国)、米子鬼太郎空港 11便(韓国、台湾、ベトナム) ※外国人観光客宿泊者数 H27:約10万3千人→ H28:約9万7千人 → H29:約13万9千人
クルーズ船乗客の県内誘客 <境港> 環日本海クルーズの連続寄港や大型クルーズ船の寄港等により、平成29年の境港におけるクルーズ客船の寄港は、寄港数61回、乗客数66,477人にのぼり、昨年に引き続き過去最高を更新した。(H28:寄港数33回、乗客数39,589人)  ・クァンタム・オブ・ザ・シーズなど大型クルーズ客船 8回(平成28年:4回) <鳥取港> 鳥取港に「ぱしふぃっくびいなす号」が寄港(10/16)し、オプショナルツアーに参加した乗客(約70名)が県内観光地(浦富海岸、倉吉白壁土蔵群、三徳山など)を周遊した。
鳥取県を訪れる外国人観光客の利便性向上を高め、鳥取ファンやリピーターの獲得・拡大へつなげるため、官民が連携し受入環境の整備(多言語化、WiFi整備等)を実施する。 〇「鳥取県外国人観光客倍増促進補助金」を活用し、民間事業者の案内表示・HPの多言語化、無料公衆無線LANの設置、免税店開設店舗の開設など外国人観光客の受入態勢整備を支援した。 <メニュー別支援実績(計42件)>  ・案内看板(館内含む)の多言語化:8件  ・パンフレット等の多言語化:3件  ・HPの多言語化:6件  ・Wi-Fi環境整備:20件  ・電子決済環境整備:2件  ・(新)宿泊施設における和室の洋室化:3件 〇各圏域推進員により消費税免税店制度や県の支援策等の説明を行うとともに、事業者からの相談に対してアドバイスを行い、消費税免税店舗数が増加。  ・消費税免税店舗数:97店舗(H29.3月末)→104店舗(H30.3月末) ※総合戦略における消費税免税店舗数目標 120店舗(H31年度)
山陰地域限定特例通訳案内士の養成 山陰地域限定特例通訳案内士については、従来の3言語(英語・中国語・韓国)に加えて、フランス語及びロシア語を追加して養成研修を実施。  ・山陰地域限定特例通訳案内士養成数(H30.3月末)    計174名 (内訳)英語92名、中国語52名、韓国語25名、フランス語3名、ロシア語2名
 
 
 
 
 
 
課題今後の取組
各自治体の海外誘客市場は年々拡大しており、近隣空港等の環境変化への対応や東南アジア等の急伸市場へのプロモーションについて、他県に遅れを取らないよう取組を進める。台中市との観光交流協定で交流機運の高まる台湾、広島空港への直行便就航で誘客の幅が広がり中国知事会でのプロモーションも予定されているシンガポール、来訪第5位で鳥取の食の人気が高まっているタイについて、チャーター便就航やメディア露出強化により誘客増を図っていく。
外国人個人旅行客の増加する中、外国人観光客の利便性向上、ひいては鳥取ファン、リピーター獲得・拡大のため、一層の受入環境整備を図る。国際定期便(ソウル・香港)やチャーター便、クルーズ船寄港等により外国人観光客が増加している中、県西部交通の結節点ある米子駅の外国人観光案内所の充実をはじめ、引き続き外国人観光客倍増促進補助金を活用し、県内事業者の多言語案内表示、Wi-Fi環境整備の取組を支援していく。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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