商工労働部 雇用人材局 就業支援課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 就業支援課 所属長名 小林靖尚 電話番号 0857-26-7229
組織ミッション
鳥取県正規雇用1万人チャレンジ計画に基づき、@魅力的な雇用の場の創出、A県内外からの人材確保・育成、B雇用の質の向上・正規雇用への転換の具体的な取組を推進する。また、障がい者新規雇用1000人純増を推進する。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
若者・女性・中高年者への就業支援を通じた人材不足業種の人材確保支援。県立ハローワークの開設。地域活性化雇用創造プロジェクト事業による正規雇用の創出。
(2)今年度の目標
○ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざによる中高年者の就職率 68.5%(前年度)以上
○若者仕事ぷらざによる若者の就職率 76.9%(前年度)以上
○ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざによる女性の就職率 64.5%(前年度)以上
○ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざによる65歳以上の就職者数 150人
○地域活性化雇用創造プロジェクト事業による就職者数 115人
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
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U人々の絆が結ばれた鳥取のまちに住む | (2)人財とっとり | D女性、高齢者、障がい者など多様な主体が輝く地域づくり |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | B若者仕事ぷらざ、若者サポートステーション、就業支援員、障害者就業・生活支援センター等によるきめ細かい就業支援により、若者、中高年者、障害のある方等の就業困難者の就業機会を確保します。地域のネットワークを活かした在宅就労を含む障害のある方の就業支援を進め、県、市町村、民間企業のそれぞれにおける法定雇用率達成を推進します。 |
2.測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざにおける就職率68.5%(前年度)以上 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 68.5% | | 68.5%以上 | 78.1% | 前年度の実績を踏まえ、さらなる就職率の向上を図る。 |
時点 | H29年3月31日 | | H30年3月31日 | H30.2月現在 | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
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指標2
指標名 | 指標の分類 |
若者仕事ぷらざによる若者の就職率76.9%(前年度)以上 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 76.9% | | 76.9%以上 | 92.3% | 前年度の実績を踏まえ、さらなる就職率の向上を図る。 |
時点 | H29年3月31日 | | H30年3月31日 | H30.2月現在 | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
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指標3
指標名 | 指標の分類 |
ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざにおける女性の就職率64.5%(前年度)以上 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 64.5% | | 64.5%以上 | 74.7% | 前年度の実績を踏まえ、さらなる就職率の向上を図る。 |
時点 | H29年3月31日 | | H30年3月31日 | H30.2月現在 | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
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指標4
指標名 | 指標の分類 |
ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざにおける65歳以上の就職者数 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 83人 | 147人 | 150人 | 99人 | 200人 |
時点 | H27年3月31日 | H29年3月31日 | H30年3月31日 | H30.2月現在 | H32年3月31日 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
総合戦略 | | |
指標5
指標名 | 指標の分類 |
地域活性化雇用創造プロジェクト事業による就職者数 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | | | 115人 | 108人 | 497人 |
時点 | | | H30年3月31日 | H29.10月現在 | H32年3月31日 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
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3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 女性・中高年者就業支援事業 (予算額(事業費)74683千円) | 女性や高齢者などの就業支援と中小企業の人材確保を強化するため、「ミドル・シニア」及び「レディーズ」仕事ぷらざ(県内3か所設置)を一体化した「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ」を開設し、求職者と企業双方のニーズに合った職場開拓、マッチングを行うとともに、中小企業の人材確保に向けた取組を行う。
○「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ」の設置
○中小企業の支援、高齢者・女性の就業支援機能の強化 |
2 | 若年者就業支援事業 (予算額(事業費)37548千円) | 県内3地区に若年者の就業支援施設である「若者仕事ぷらざ」を設置し、それぞれに支援員を配置して、若年者に対するきめ細かな相談等を行いながら職業意識の形成、職業人としての基礎的能力の習得を図り、早期就職・職場定着を促進する。また、鳥取と米子に「若者サポートステーション」を設置し、若年無業者の就職支援を行う。
○「若者仕事ぷらざ」の設置(鳥取・倉吉米子)
○「若者サポートステーション」の設置(鳥取・米子)
○「鳥取県ふるさとハローワーク」運営事業 |
3 | 鳥取県立ハローワーク設置事業 (予算額(事業費)131301千円) | 地方版ハローワークの創設(職業紹介に関する権限移譲)を受け、有効求人倍率が県内で最も高く、人材不足が顕著な西部地区に県立ハローワークを設置して県の「産業施策」「雇用施策」「移住施策」と一体となった求職者と企業の一貫支援による効果的なマッチングを行い、地方創生の実現を図る。
○県立米子ハローワーク:女性活躍推進、県外からの移住推進と企業の人材確保を重点分野に位置づけ、「女性活躍サポートセンター」「IJUサポートセンター」等を設け、地方創生と一億総活躍社会を実現する。
○県立境港ハローワーク:地域主力産業・立地企業のニーズや観光需要を見据えた人材確保・雇用支援を行うなど、「境港の雇用戦略拠点」として機能する。 |
4 | とっとり創生雇用戦略プロジェクト事業 (予算額(事業費)119424千円) | 観光・食・健康という成長が期待される分野において、新たなサービス産業を創出し、良質な 雇用の場を創出するとともに、それを実現するために必要な雇用環境の整備、人材育成、人材マ ッチングを行い、正規雇用の創出と地域産業の活性化を図る。
○プロジェクト参画促進に向けたキックオフセミナー開催や良質な雇用創造のための支援体制を整備する。
○事業主向けにセミナー開催やコンサルタント派遣、ICT(情報通信技術)導入など、正社員化につながる経営支援や雇用管理改善支援などを行い、人材確保・定着を推進する。
○求職者向けの就職支援として、企画・営業・観光部門の職業訓練や観光・食・健康分野のIJUターンを含めた人材確保支援などサービス産業への人材誘導と育成を支援する。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
県立ハローワークでは着実に増加している。また、女性・中高年、若年者事業でも高い就職率を維持している。 |
H29年度の取組 | 成果 |
女性・中高年者就業支援事業
○「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ」において、就業希望者に対して就業支援員による個別相談、各種情報の提供、職業紹介を行う。
○企業の人材確保に向けた取組を支援するため、相談会の開催、県の支援制度や人材情報の提供、求人方法の助言などを実施。
○県立ハローワークの開所に伴い、ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ米子は、県立米子ハローワークに移行。継続するミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ鳥取・倉吉については、毎週土曜日も開所。 | ○雇用情勢の改善に伴い、新規求職者数が減少する中で、平成30年2月末時点で、新規求職者数1,368人に対し、就職者数1,068人でその比率は78.1%であり、目標値を9.6%上回っている。
○女性については、新規求職者数913人に対し、就職者数682人でその比率は74.7%であり、目標率を10.2%上回っている。 |
若年者就業支援事業
○県内3地区に若年者の就職支援をワンストップで行う「若者仕事ぷらざ」を設置・運営する。
(米子は県立米子ハローワークに移行)
○「若年者就業支援員」を若者仕事ぷらざに配置し、早期就職を支援する。
○ふるさとハローワーク(境港・八頭)の設置・運営(境港は県立境港ハローワークに移行)
○通常の就職相談だけでは就職が困難な若者の就業支援を行う「若者サポートステーション」の設置 | ・雇用情勢の改善に伴い、新規求職者数が減少する中で、平成30年2月末時点で、若年者就業支援員の新規相談者数1,208人に対し、就職者数は1,115人でその比率は92.3%であり、目標値を15.4ポイント上回っている。
・平成29年7月によなご若者仕事ぷらざが県立米子ハローワークへ、ふるさとハロワーク境港が県立境港ハローワークへ移行し、職業相談から職業紹介まで一貫した支援を実施した。
・雇用情勢の改善により、全国的にサポステの利用者数が減る中、鳥取県地域若者サポートステーションの利用者数も減少傾向にあるが、国のハローワーク内で出張相談を実施するなど利用者増に向けて取り組んでいる。
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鳥取県立ハローワーク設置事業
○鳥取県立ハローワーク(米子・境港・東京・関西)を7月3日に開設。
○県立米子ハローワークでは、「女性活躍サポートセンター」「IJUサポートセンター」「若者学生カフェ」「ミドル・シニアコーナー」「企業支援コーナー」を設置し、産業施策、雇用施策、移住施策と一体となったきめ細やかな支援を実施。
○県立境港ハローワークでは、地域の雇用戦略拠点として、地域主力産業の支援、誘致・県内企業の人材確保強化、観光・インバウンドの支援などの取組、県立東京・関西ハローワークではIJUターン就職への支援を実施。 | ○平成30年1月末時点で、求職者登録人数1,342人、求人申込人数2,762人、採用決定者数504人、相談件数13,750件で着実に増加している。
○県立ハローワーク独自の取組として、企業PRコーナーの設置(米子)、企業PRシートの作成(境港)を実施。求職者の要望・ニーズと企業の求める人物像のマッチングにつなげるため、出張ハローワークの開催や求人内容を調整した子育て応援求人、高齢者応援求人などのオリジナル求人による職業紹介を実施。 |
とっとり創生雇用戦略プロジェクト事業
○鳥取県地域活性化雇用創造プロジェクト推進協議会を設置し、観光・食・健康分野において、労務管理改善等による新たな雇用の創造と人材の育成・マッチングを推進するため、事業主向けの雇用拡大及び求職者向けの就職支援・人材育成を支援する取組を実施。
○事業主支援:観光・食・健康分野の関係企業を対象に問題意識の共有から改善計画の策定、改善事例の共有までを一体的に取り組むセミナー・講座、観光分野を対象にICTの導入による労務管理改善に取り組むセミナー・講座の開催、専門家派遣等を行う。
○求職者支援:女性・若者・高齢者などを対象にしたセミナー・講座の開催、企業見学、職場体験等を実施し、観光・食・健康分野の魅力の紹介、就職に向けた人材の育成とマッチングを行う。 | ○平成29年10月末現在の就職決定者数(就業支援事業を除く)は108名。(事業主向け雇用拡大支援メニュー105名、求職者向け就職支援・人材育成メニュー:3名)
○事業主向け雇用拡大支援メニュー(3/20現在)
・イノベーションセミナー事業(計7回開催、延116社参加)
・人材活用力強化事業(セミナー3回開催、延58社参加、講座12回開催、延79社参加、専門家派遣計13社、延45回派遣)
・先端ICT活用中核人材育成事業(セミナー・講座計6回開催、延73社参加、専門家派遣2社、延8回派遣)
○求職者向け就職支援・人材育成メニュー(3/20現在)
・IJUターン就職促進事業(計13回開催、延000名参加)
・再チャレンジ就職サポート事業(計2回開催、20名参加)
・就職先選びのポイントが分かるセミナー(計6回開催、58名参加)
・職場体験講習(5名受講)、オーダーメイド型パソコン講習(15名受講)
・若年就職・定着支援事業(社会人基礎力向上セミナー3回、26名参加、就職に役立つ基礎力向上講座3回、15名参加) |
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課題 | 今後の取組 |
鳥取県立ハローワーク設置事業
○求職者や求人企業の利便性向上による利用実績のアップ | ○倉吉、鳥取地区における県立ハローワークの開設を受け、全県的に出張ハローワークや企業説明会、各種セミナー等の開催し、求職者支援の充実を図るとともに、企業訪問等による独自求人の開拓による女性や高齢者など新たな求職者の掘り起こしと求人企業とのマッチングを促進する。 |
とっとり創生雇用戦略プロジェクト事業
○サービス産業の働き方改革や採用力アップに向けた支援の充実 | ○人材確保に向けた企業の雇用環境改善につながるモデル的な取組を行う事業所を創出していくため、中小企業診断士と社会保険労務士のチーム支援による企業の課題解決を支援する取組の充実を図る。 |
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※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。