西部総合事務所 農林局 農林業振興課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 農林業振興課 所属長名 小西耕一 電話番号 0859-31-9650
組織ミッション
<農業振興>
○部局及び西部総合事務所内外の連携促進と機能発揮による西部地区農業の活力増進
○消費者とともに歩む活力ある西部農林業者等への支援
○新規就業者の育成確保
○「食のみやこ鳥取県」の推進と特産農産物の生産安定及びブランド化
○地域の魅力ある農林業の発展促進
<林業振興>
○県民や企業等との協働による森づくりの推進
○持続可能な森林づくり・林業経営の推進
○里山の保全(松くい虫・カシノナガキクイムシ被害防止や間伐の推進)
1.政策内容と目標
(1)政策内容
白ねぎ産地の活力増進
(2)今年度の目標
鳥取西部地域において、白ねぎ栽培面積300ha、白ねぎ出荷数量250万ケース(3kg/ケース)
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
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●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | T 【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | E年間を通じて切れ目なく本県のいろいろな農産物を出荷するとともに、鳥取オリジナル品種、こだわりのある農産物等(二十世紀梨につながるリレー出荷(連続的な出荷)が可能な梨新品種の導入による鳥取梨のシリーズ化等)を育成・普及します。隣県・近県と連携して「地域連携ブランド」(大山・中海圏域等)を打ち出すなど、地域の特性を生かした特産品創出・ブランド化を推進します。 |
2 | T 【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | I退職された団塊世代の方、IJUターンされた方等も含め、認定農業者、新規就農者、集落営農組織、農外からの企業参入など多様な経営主体の育成・確保を推進します。 |
3 | T 【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | J地域の農業者等による耕作放棄地解消に向けた取組(農業者等への集積、市民農園等としての活用、広葉樹等の植栽等)の進展を図ります。 |
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 244ha | 263.2ha | 300ha | 265ha | |
時点 | H23年産 | H28年産 | H29年産 | H29年産 | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 2大特産野菜の産地力増強プラン | JA鳥取西部白ねぎ部会の栽培面積の実績及び計画から推計し設定 |
指標2
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 198万ケース | 192万ケース | 250万ケース | 180万ケース | |
時点 | H24.3 | H29.3 | H30.3 | H30.3 | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 2大特産野菜の産地力増強プラン | JA鳥取西部白ねぎ部会の栽培面積の実績及び計画から推計し設定 |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | みんなでやらいや農業支援事業 (予算額(事業費)222321千円) | 市町村が中心となって行う地域農業を核とした地域活性化の取り組みや意欲的な農業者の規模拡大などの経営発展の取り組みを支援し、プランで示した目標の実現を図る。個に視点をおいた取り組みと地域に視点をおいた取り組みを一体的に行うことにより、地域における農産物振興及び農業を核とした地域活性化を図る。 |
2 | 園芸産地活力増進事業 (予算額(事業費)83812千円) | 鳥取県農業の強みの一つである野菜等の振興を図るため、園芸品目の産地づくりや中山間特産物の育成、大規模稲作農家の水稲から野菜への転換を支援する。また、弓浜地域の重要特産品目の白ねぎで問題となっている難防除病害「ネギ黒腐菌核病」について、土壌消毒等を実施することで、菌密度の低減と本病発生の抑制を図る。 |
3 | 田んぼの汎用化による園芸産地拡大支援モデル事業 (予算額(事業費)10000千円) | 園芸作物への転換等には、排水性の良い農地が必要となるが、基盤整備後、数十年が経過し、暗渠排水の機能低下を起こしている水田が多いため、個々の水田に適した簡易な整備手法による排水対策等をモデル的に実施する。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
6 |
評価理由 |
栽培面積は微増であったが、台風や2年連続の大雪など、気象災害の影響により出荷量は伸び悩み、今年度の目標達成には至らなかった。 |
H29年度の取組 | 成果 |
○がんばる地域プラン事業等で新規栽培者の掘り起こしや灌水装置等の生産基盤の整備、各種実証事業を支援した。
○田んぼの汎用化による園芸産地拡大支援モデル事業で、水田の排水対策を推進した。
○園芸産地活力増進事業を活用し、白ねぎの育苗ハウス導入支援、耕盤破砕の機械導入による排水対策の受託体制整備を行った。
○弓浜地域の春ねぎで問題となっている、難防除病害であるネギ黒腐菌核病について、園芸産地活力増進事業により防除支援を行った。 | ○近年、栽培面積や栽培農家数は減少傾向が続いていたが、弓浜農業未来づくりプロジェクト事業(H24〜H26)やがんばる地域プラン事業(H25〜H29)により、H24年度から栽培面積が増加に転じている。栽培面積:265.0ha(前年比101%)、販売金額:2,184百万円(前年比91%)。
○ネギ黒腐菌核病の農家の認識が深まったため発生確認は増えているが、防除の重要性が地域に浸透しており、激発時ほ場は減っている。 |
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課題 | 今後の取組 |
○白ねぎ産地の体制強化
○ネギ黒腐菌核病防除対策の実践
○白ねぎ出荷量の確保 | ○H30年度から、「戦略的園芸品目(白ネギ)総合対策事業」が創設され、「県下一産地」を目指して強い産地づくりを加速化する。「米子市弓浜地区荒廃農地の再生活用推進事業」による荒廃農地を活用した白ネギの生産基盤整備も行う。
○ネギ黒腐菌核病の終息に向けた課題と対策について、国事業も活用してH32年度をめどに整理していく。
○就農条件整備事業等の活用により、白ねぎの新規栽培者を育成・確保し、白ねぎの出荷量確保に繋げる。 |
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※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。