平成30年度工程表
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農林水産部 農業振興戦略監 とっとり農業戦略課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 とっとり農業戦略課 所属長名 前田秀樹 電話番号 0867-26-7257

組織ミッション

農林漁業者や団体等との連携による「地域を支える元気な農林水産業」の実現と国への施策提言、支援施策に対するコスト感覚に基づいた効率的なサポート ○意欲的な地域や農業者等の創意工夫を生かした取り組みの助長と「食のみやこ鳥取県」の基盤づくり ○農業を活性化させるための試験研究の促進及び普及指導活動の充実

1.政策内容と目標

(1)政策内容

農業生産1千億円達成

(2)今年度の目標

2023年(5年後)に900億円達成するため、園芸と畜産を中心に各種施策を推進

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)

鳥取県農業生産1千億円達成プラン

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
鳥取県農業産出額成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値764億円/年764億円/年800億円/年765億円/年900億円/年を目指す
時点2016年2016年2017年2017年2023年
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等鳥取県農業生産1千億円達成プラン鳥取県農業生産1千億円達成プランの基盤となる指標目標であるため

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1○生産振興  ・農業生産1千億円達成総合対策事業(戦略的園芸品目(白ネギ)総合対策事業を新設するなど園芸品目を中心とした総合的な生産振興対策)   ・プリンセスかおりブランド化戦略事業 ※その他として平成29年度2月臨時会の3事業も実施 (予算額(事業費)495,122千円)○担い手の経営発展や園芸産地の発展を図るため、担い手や県内農業団体・生産組織等の園芸品目(果樹、野菜、芝、花き)を中心に生産拡大、収益性の新品種導入及び高品質化等に向けた取組に対して支援を行う。 ○県が育成したプレミアム米「プリンセスかおり」の生産拡大と販路開拓を進め、認知度向上とブランド化を図る。
2○畜産振興 ・鳥取和牛トップブランド化事業 ・「和牛王国とっとり」推進事業 ・次世代種雄牛造成スーパー雌牛導入事業 ・第12回全共出品対策事業 ※その他として平成29年2月臨時会の2事業も実施 (予算額(事業費)61,155千円)○第11回和牛全共で肉質日本一の評価を得た「鳥取和牛」において、首都圏でのメディア情報発信や百貨店等でのフェア等を通じて、認知度向上とブランド化を図る。 ○県内外からスーパー雌牛の導入を支援し、全国トップクラス種雄牛「白鵬85の3」を上回る種雄牛を造成する。 ○ゲノム育種価を活用した和牛全共で勝てる牛づくりを進める。
3○人材育成・農業の働き方改革 ・園芸産地継承システムづくり支援事業 ・農業人材紹介センター設置支援事業 ・鳥取版スマート農林水産業推進事業 (予算額(事業費)14,520千円)○農協生産部における優良農地の維持管理や継承者の育成・確保などの園芸産地を継承する体制づくりの取組に対して支援を行う。 ○大規模農家や農協生産部等の生産現場で季節的に発生する労働力不足を解消するため、農協の「農業人材紹介センター」の開設を通じた農業分野に特化した全県域の効率的な無料の求人・求職あっせん機能の構築の支援を行う。 ○農業生産における作業性の改善・向上、低コスト化生産に関する機械や技術の研究開発や検証を行う。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
7
評価理由
平成29年農業産出額において目標値には達しなかったものの、対前年比で増額となった。平成30年度から、まずは5年後の農業産出額900億円達成に向けた各種取組を着実に実施している。 

H30年度の取組成果
○農業生産1千億円に向けた生産振興 @園芸品目の生産振興  ・スイカ、イチゴ等(施設園芸)を中心に、鳥取型低コストハウスの導入推進、規模拡大や集出荷の効率化に必要な機械導入の支援等 ・白ネギ(露地野菜)において、本年度から県下一産地化を目指し、人づくり、物づくり、環境づくりの3本柱とする新規事業「戦略的園芸品目(白ネギ)総合対策事業」を創設し、ネットワークの推進、単収向上に向けた実証ほの取組、機械整備等の支援等 A県産米の生産振興 ・県オリジナル米品種の「プリンセスかおり」において、首都圏の高級百貨店等での販売PRやギフト商品化を実施  ○県中部を中心に鳥取型低コストハウス250棟(約7.3ha)の導入支援を行った。県東部でアスパラガス向けの低コスト雨よけタイプの支援を開始した。さらに、ブロッコリー保冷庫(大山町)や西条柿(あんぽ柿)加工処理施設(八頭町)の整備支援を行った。 ○白ネギについては、県下一産地化を進めるため、「白ネギ販売戦略会議」を設置し、3JAや生産部と合同研修会や品質統一に向けた議論を開始した。また、県指導機関やJA営農指導員等で構成する「鳥取県野菜生産指導協議会(白ネギ部会)」を設置し、高単収栽培技術の確立に向けた実証展示ほの設置(県内19か所)や、県域での単収向上に向けた取組を行った。 ○「プリンセスかおり」の認知度向上や販路開拓に向け、「銀座三越鳥取県フェア(8/29〜9/4)での知事トップセールスや「全農みのる食堂(銀座三越9階)」でのプリンセスかおりを使用した「みのるオリジナルカレー」を提供した。さらに、「プリンセスかおり」を使ったレシピ集を作成、ギフト商品化及びミッドタウン日比谷でのプロモーションイベント(3月)を実施した。
○農業生産1千億円に向けた畜産振興 @鳥取和牛の生産拡大と第12回全共対策の実施 ・畜産クラスター事業を活用した牛舎等の整備支援 ・種牛区における全共技術者の養成 A鳥取和牛のブランド化 ・有名レストランや百貨店等でのフェア開催や雑誌・メディア等でのタイアップ広告等の実施  ○和牛農家2戸と酪農家2戸が畜産クラスター事業を活用して、繁殖牛舎2棟、乾乳・育成牛舎1棟を整備し、繁殖雌牛38頭、乳牛23頭を増頭する予定である。このうち600頭規模の大規模酪農場は、2019年10月に完成予定である。また、昨年度整備されたいかり原牛舎(肥育400頭規模)への牛導入は完了した。 ○和牛の増頭が進んでおり、和子牛セリへの上場頭数は、前年対比112%と増加した。 ○県内団体等職員から選ばれた全共技術者10名において、先進県での研修、集合研修を通じて、牛の手入れ技術や調教技術が向上した。 ○鳥取和牛のブランド化に向け、トップシェフの産地招へい、首都圏のレストラン・百貨店等での鳥取和牛のPRイベント・フェアの開催及び広告媒体等による情報発信を行った。 (シェフ招へい:9/24〜25、イベント・フェア:食のイベント「ダイニングアウト」(9/7〜9)、JRグループホテル(7〜9月、10店舗)、ホテルニューオータニ(6〜8月、4店舗)、伊勢丹新宿本店(9/5〜18)、銀座三越(9/1〜2)、世界的な料理コンテスト「ボキューズ・ドール」と連携した鳥取和牛PR(10/17)、トップシェフによる鳥取和牛セミナー(10/30)、高級レストラン(11/25〜12/10)、情報発信:モノレール羽田空港駅での広告看板掲出(7/9〜9/2)、外国向けメディア「ジャパンタイムズ」へのタイアップ記事掲載(6/30の知事インタビュー掲載)、料理専門誌「専門料理」へのタイアップ広告掲載、ギネス世界記録を取得した超高級弁当のリニューアル販売(11/29)等)
○農業生産1千億円に向けた人材育成・農業の働き方改革 ・園芸産地継承システムづくり支援事業等を活用した、JA生産部の産地ビジョンの策定や新規就農者の受入体制整備の支援等 ・2JAの「農業人材紹介センター」開設に向けた継続支援等 ・スマート農業を推進するため、洗いらっきょう根葉切り機及びブドウ連棟ハウスの補強技術の開発の支援等  ○園芸産地内でのアンケート実施や、農業大学校の就農相談会等を通じて、八頭町果樹部会(梨団地)5名、倉吉スイカ生産部3名、倉吉梨生産部(忰谷団地)1名の新規就農候補者を掘り起こし、受入体制の準備が進んでいる。 ○2JAの「農業人材紹介センター」開設への取組(職業紹介支援員の掘り起こし等)と地域の求職情報の掘り起こしの支援を行い、JA鳥取中央では1,973人役のマッチングが成立した。また、JA鳥取西部では2019年8月の開設に向け準備が進んでいる。 ○平成31年1月にJA県中央会が「農業分野における新たな人材等の活用会議」を設置した。 ○洗いらっきょう根葉切り機の試作機の現地実証(5/25〜6/22)や、その後の開発検討会により、使いやすく、調製精度の高い試作機を製作した。また、現場に対応したブドウハウスの補強技術を開発し、モデル展示(4ヵ所)を通じた現地研修会を実施した。2019年度にハウス補強技術の導入を検討している農家あり。
 
 
 
 
 
 
 
課題今後の取組
○農業生産1千億円に向けた生産振興 @園芸品目の生産振興の加速化への支援 A県産米のブランド化と生産販売体制の確立への支援 ○鳥取型低コストハウス導入面積の拡大と集出荷施設整備等を通じた園芸産地の生産流通体制の強化を図る。 ○白ねぎの県下一産地化に向け、市場への安定供給体制(県下統一規格の基準設定等)の整備を検討する。 ○2019年に本格デビューする県育成品種「星空舞」を核とした県産米の生産販売体制の確立を図る。
○農業生産1千億円に向けた畜産振興(和牛増頭、和牛のブランド化) @鳥取和牛のさらなる生産拡大への支援と第12回全共対策の強化 A鳥取和牛の高級ブランドとしての認知度向上 ○各地域の畜産クラスター協議会と連携を密にし、畜産施設整備の事業計画化を推進する。 ○第12回全共において、2019年12月に種付開始となるため、移植用の受精卵の作製や出品候補者、酪農家及びJAとの連携強化を図る。 ○富裕層及びインバウンド客を対象とした取組強化により、高級ブランドとしてのイメージ定着化を図る。(有名百貨店、高級レストラン、ホテル等でのフェア開催、富裕層向け雑誌などとタイアップした取組等)
○農業生産1千億円に向けた人材育成・農業の働き方改革 ・園芸産地での継承システムづくりの継続支援(新規産地の掘り起こし等) ・JAグループ鳥取の農業人材紹介センター等を活用した人材確保への支援 ・洗いらっきょう根葉切り機の実用化に向けた開発 ○現在の取組事例の横展開を行いながら、新たに産地継承に取り組む生産部の掘り起こしを行う。 ○産地ビジョンの作成や情報発信力の強化を図る。(就農PRパンフレット等の作成、県内外の就農相談会への参加、体験ツアーの実施) ○退職者や兼業農家を対象とした就農研修等の取組を強化する。 ○農業分野の人材確保対策において、引き続きい、JAグループ鳥取等との連携強化を図る。 ○らっきょう根葉切り機の実用化の開発に向け、大学、企業及び産地との連携強化を図る。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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