農林水産部農業振興戦略監病害虫防除所の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

　所属名　病害虫防除所　所属長名　所長　米山肇　電話番号　0857-53-0721

組織ミッション

「食のみやこ鳥取県」のブランド化と農産物の生産安定を実現するため、病害虫の蔓延を未然に防ぐために有効な発生予察情報等を的確に発信する。

１．政策内容と目標

（１）政策内容

農産物のブランド化と生産安定を実現するため、病害虫発生予察および防除に関する情報提供を行う。

（２）今年度の目標

１　主要病害虫の発生予察
　（１）病害虫の発生状況、作物の生育状況、気象等について必要な調査を行って病害虫の発生を予測し、各種予察情報を関係者に提供する。
　（２）病害虫発生状況を農林水産省へ報告する。
　　　※指定病害虫（国として全国的な発生予察の必要性を認め、農林水産大臣が指定）→１２作物６０病害虫
　　　※重要病害虫（指定病害虫以外で本県において発生が問題であると考えられ、国との協議で決定）→１２作物５２病害虫

２　ミバエ類等侵入警戒調査
　国内への侵入が特に警戒される病害虫（4病害虫）について、侵入警戒調査を行い、発生状況を農林水産省へ報告する。

（参考）該当する長期的目標

政策項目	元気づくり総合戦略	将来ビジョン	環境イニシアティブプラン	アクションプラン（教育振興基本計画）	その他
					○

●所属で設定する長期目標（設定がある場合のみ）

鳥取県農業生産１千億円達成プラン

２．測定指標

指標１

指標名	指標の分類
各種発生予察情報の提供数	活動指標

	基準値	年度当初値	今年度目標値	今年度実績値	長期的目標値
数値	病害虫発生予報12、指導情報30		病害虫発生予報12、指導情報30	病害虫発生予報12、注意報１、特殊報１、指導情報86	法に基づき予報数は適宜点検
時点	H26		H30.3.31	H31.3.31

根拠となる計画等	その他計画の名称	計画指標の選定理由
		法に基づく活動であり、現時点で必要な予報数、指導情報数。

３．目標を実現するための主要事業・主要制度

番号	主要事業・主要制度	事業概要・スケジュール
1	植物防疫総合対策事業　（予算額（事業費）7820千円）	病害虫防除所は植物防疫法３２条により必置。国事務への協力業務、法定受託事務ならびに単県事業の組み合わせによる県の発生予察事業を実施。１　指定病害虫発生予察事業（国事業）　　○指定病害虫（12作物60病害虫、農林水産大臣指定）の　　　発生予察および予察情報の提供、発生状況の国への報告２　重要病害虫発生予察事業（単県事業）　　○県において発生が問題となる重要病害虫(12作物52病害虫)の発生予察および予察情報の提供、発生状況の国への報告３　ミバエ類等侵入警戒調査事業（国事業）　　○国内への侵入が特に警戒される病害虫の侵入警戒調査、発生状況の国への報告

４．評価

■最終評価（年度末時点）

進捗評価
○（予定どおり）
達成度の評価
8
評価理由
すべての事業を計画どおり実施するとともに、計画外の突発的な病害虫発生等に対しても適切に対応した。

H30年度の取組	成果
計画に基づいて、病害虫の発生状況、作物の生育状況、気象等について必要な調査を行い、各種発生予察情報を関係機関等に提供する。病害虫の発生状況については国へ報告する。	・病害虫発生に係わる予報を計画的に作成し、関係機関、生産者へ情報提供を行った（計１２回）。状況に応じて指導情報を作成して情報提供を行った。・多発生が予想された病害虫を対象に注意報を発表し、防除の徹底を図った（果樹カメムシ類）。・特異な発生が見られた病害虫を対象に特殊報を発表し、情報提供を行った（トマト黄化葉巻病）。

課題	今後の取組
・イネ縞葉枯病：水稲きぬむすめ等での発生増加が問題となっている。・ナシ黒星病：収穫果実の発病が多かったことから、今後の発生増加が懸念される。・ブロッコリー黒すす病：近年、発生増加が問題となっている。	・イネ縞葉枯病：県内の発生動向に注視し、必要に応じて病原ウイルス媒介虫の保毒率調査を実施（農試協力）。・ナシ黒星病：防除の徹底等について情報提供を強化。・ブロッコリー黒すす病：定期的な情報提供を行う。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。