平成30年度工程表
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福祉保健部 健康医療局 健康政策課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 健康政策課 所属長名 植木芳美 電話番号 0857-26-7191

組織ミッション

1 日々の健康づくりが当たり前に取組まれる「健康づくり文化」を創造し、県民に定着させ、県内で様々な健康づくりが取組まれるようにする。
2 がん検診受診率向上、がん医療の質の向上などがん対策を推進する。
3 新型インフルエンザをはじめとした感染症に対応できる体制(医療体制を含む)を整備する。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

がん対策の推進

(2)今年度の目標

引き続きがん死亡率の減少などを目的とした総合的ながん対策の推進を図るとともに、第三次がん対策推進計画に定めた新たな目標に対する施策等を検討する。

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他
T 人を元気にHドクターヘリの導入検討やガン検診受診対策など安心・高度な医療・介護体制構築

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合うHどこでも一定レベルのがん医療が受けられる体制の整備など、がん対策を総合的に推進します。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
がん75歳未満年齢調整死亡率
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値96.284.182.070.0
時点平成19年度平成28年度平成30年度平成29年度平成35年度
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等第三次鳥取県がん対策推進計画がん死亡の減少は、がん対策の大きな目標であるため。

指標2

指標名指標の分類
がん検診の受診率(市町村がん検診)成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値23.4〜30.7%26.8〜32.3%33%50.0%
時点平成23年度平成28年度平成30年度平成29年度平成35年度
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等第三次鳥取県がん対策推進計画がん死亡率減少のために県民を上げて取り組むことのできる目標である。

指標3

指標名指標の分類
がん検診受診率(国民生活基礎調査)成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値28.2〜39.7%43.5〜52.3%53%70.0%
時点平成22年度平成28年度平成30年度平成29年度平成35年度
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等第三次鳥取県がん対策推進計画がん死亡率減少に向け、県民を上げて取り組むことのできる目標である。

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1がん対策推進体制強化事業 (予算額(事業費)10126千円)がん対策推進計画に基づき、本県のがん死亡率減少のため取り組むべきがん対策等のため、がん対策推進県民会議等を開催する。
2がん医療提供体制整備事業 (予算額(事業費)63513千円)がん診療連携拠点病院が機能強化を図るための事業に支援を行うほか、がん医療従事者の人材育成支援などによる医療水準の向上を図る。(平成30年度は、厚生労働省による「がん診療連携拠点病院」の指定の更新年度に当たるので、厚生労働省への推薦作業も行う)  また、本県のがん医療の質を向上させるため、がん診療連携拠点病院等のがん診療を行う病院の外部評価を実施することで県内のがん治療の質を向上させる。
3がん検診受診促進事業 (予算額(事業費)11883千円)出張がん予防教室やがん検診推進企業アクションなどによる、がんの正しい知識の普及啓発や、休日がん検診支援により受診しやすいし体制整備を行う。  また、望まない受動喫煙防止対策に取り組む。
4脱・がん死亡率ワースト3事業 (予算額(事業費)12710千円)本県のがんがん死亡率を全国並みに減少させるため、がん医療の質の向上や働きざかり世代へのがん対策の強化を行う。
5生活習慣病検診等精度管理委託事業 (予算額(事業費)22941千円)がん検診の精度管理等を、県医師会・鳥取大学医学部及び県で構成する鳥取県健康対策協議会に委託する。
6肝臓がん(肝炎)対策事業 (予算額(事業費)18454千円)保健所及び医療機関における肝炎ウイルス検査の無料実施、肝炎対策協議会・肝臓がん検診従事者研修会等の開催、冊子等の作成・配布など、肝炎ウイルスの早期発見、早期治療の促進に向けた対策を実施する。
7肝炎治療特別促進事業 (予算額(事業費)108531千円)B型・C型肝炎患者に対し、肝硬変・肝がんへの進行を未然に防ぐことを目的に肝炎治療に係る医療費助成を行う。  また、本年12月より国が実施を開始する、肝炎ウイルスに起因する肝がん・重度肝硬変(非代償性肝硬変)に対する、中・低所得患者の入院医療費の自己負担額軽減を行う。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
△(やや遅れ) 
達成度の評価
5
評価理由
がん75歳未満年齢調整死亡率は、第2次がん対策推進計画の基準年(H19)に比べると減少しているが目標達成はできなかった。全国順位もH29は全国ワースト2に悪化。 また、5大がん(胃・肺・大腸・乳・子宮頚)んの検診受診率(H28国民生活基礎調査)は、肺がんで50%以上の受診率となった。ほかの部位も50%には満たないものの、全国平均に比べ高い受診率となっている。 

H30年度の取組成果
○がんの早期発見・早期治療を推進するため、休日がん検診支援事業や大腸がん検診特別促進事業など、県民にとって受診しやすい環境整備する事業を実施。 〇休日がん検診支援事業を18市町村が取り組むなど、受診しやすい環境整備につながっている。
○受診率向上に効果があるとされる個別受診勧奨に取り組む市町村の支援制度を引き続き運用。 〇個別受診勧奨の支援制度を活用し、3市町でインターネット受付や対象を絞ったコール・リコールにより受診率向上を図った。
○鳥取県内のがんの現状や医療面などの情報を県民に新聞紙上で提供する、鳥取のがん見える化事業を実施。 〇H30.9〜H31.2までの6か月間に月1回、日本海新聞の紙面に鳥取県内のがんの現状や医療面(県内のがん治療の現状や本県のがん死亡率や罹患率のな数値など)情報をわかりやすく県民に提供できた。
○肝がん.・重度肝硬変治療研究事業をH30年12月開始。 〇制度の立ち上げを、国スケジュールどおりに行えた。
○「肝炎医療コーディネータ」の養成を今年度から実施。 〇今年度79名のコーディネータを養成した。
 
 
 
 
 
課題今後の取組
〇がん検診受診率の向上休日検診の実施など受診しやすい環境整備のほか、未受診者に対する個別受診勧奨の実施により引き続き検診受診率向上に取り組むとともに、平成30年度から実施している、協会けんぽと連携したピロリ菌検査等の実施を行うことで、受診率向上と将来の胃がんリスクの早期把握につなげる取り組みを引き続き行う。  また、新年度については、精密検査の受診率が低い職域がん検診について受診率向上のため、モデル的に県東部地域で中国労働衛生協会並びに保健事業団が協会けんぽ鳥取支部の委託で実施する「生活習慣病予防健診」のがん検診(胃・大腸・肺・子宮・乳)の要精密検査対象者に対し、受診勧奨を強化するために要する経費を補助し、効果を検証する事業を検討する。
〇がん医療の質の向上及びがん罹患の原因分析本県のがん医療の質を向上させるため、がん治療の専門性の高い薬物療法専門医等の一層の育成支援制度と、県民に対するがん治療の情報提供などを通じて、さらに本県の医療の質向上につなげる。  また、新年度については、本県のがん罹患率、罹患率が高い要因及び今後取り組むべき対策を改めて検討するための検討会(塩分摂取、がん登録情報とレセプト情報等とのリンク解析等)の開催を検討する。
〇がん患者等に対する、治療と仕事の両立に関する相談支援体制や支援制度の充実 2人に1人ががんに罹患するが、早期発見・早期治療で治る病気にもなっている。がん治療と仕事の両立は、第3次鳥取県がん対策推進計画の柱でもある。通院治療で放射線治療や薬物療法を行う患者は、受診時の休暇の取得や、治療による身体的苦痛により、治療後の休養が必要な場合があることから、、新年度については企業が、がんで療養中の従業員の通院で放射線治療や薬物療法を行う際の休暇や、短時間労働制度により、仕事と治療の両立支援の推進制度を設けた場合に助成を実施することを検討する。  また、国が指定するがん診療拠点病院に.準ずる病院(県指定)で行うがん患者相談に対する支援ができないか検討を行う。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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