農林水産部 森林・林業振興局 県産材・林産振興課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 県産材・林産振興課 所属長名 上月光則 電話番号 0857-26-7302
組織ミッション
林業・木材産業の活性化 ○良質な原木しいたけの生産拡大 ○低コスト木材生産の推進 ○県産材の安定供給及び品質向上
１．政策内容と目標
（１）政策内容
新たなきのこ産業の創出、原木しいたけのブランド化により「きのこ王国とっとり」を推進する。
（２）今年度の目標
○「鳥取茸王」を原木しいたけ１１５号のトップブランドとしてブランド化するには生産量の確保が急務であり、新規生産者の参入と既生産者の生産拡大を推進しながら生産量の拡大を図る。
○実用化の目途が立ちつつある生薬きのこに絞り込んだ栽培技術の実用化、および機能性表示食品制度への対応に向けた調査研究を行う
（参考）該当する長期的目標
| 政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン（教育振興基本計画） | その他 |
○
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○
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| Ⅱ 産業を元気に | ⑪トップブランド戦略を含め食のみやこ県産品ブランド化事業 |
| Ⅰ豊かな自然でのびのび鳥取らしく生きる | （２）農林水産業 | ②農林水産業の活力増進 |
●将来ビジョンの取組の方向性（該当所属のみ）
| 番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
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| 1 | Ⅰ 【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | ⑧県産椎茸のより一層の品質向上を進め、県産ブランド椎茸の生産拡大・有利販売を目指します。育種改良や飼養技術の向上等により、「鳥取和牛」「大山赤ぶた（デュロック種）」「鳥取地どりピヨ」など、おいしい鳥取ブランドを形成します。子牛・肉牛の出荷頭数の増加や高価格販売により「和牛王国鳥取」の復活を目指します。県内産の自給粗飼料を給与し、生産・加工を県内で行い、安全で安心な付加価値の高い牛乳を生産します。 |
●所属で設定する長期目標（設定がある場合のみ）
鳥取県きのこビジョン：薬用きのこの生産実用化 3種類（H35）、新たな食用きのこの生産実用化 3種類（H35）、原木生しいたけ生産量 140トン（H35）、原木乾しいたけ生産量 29乾トン（H35）
２．測定指標
指標１
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
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| 数値 | 21t(乾) | 22t(乾) | 24t(乾) | | 29t(乾) |
| 時点 | H25 | H29 | H31 | | H35 |
| 根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
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| その他計画等 | 鳥取県きのこビジョン | |
３．目標を実現するための主要事業・主要制度
| 番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
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| 1 | きのこ王国とっとり推進事業 （予算額（事業費）13411千円） | 鳥取県産原木しいたけ１１５号のトップブランドの「鳥取茸王」をはじめ、原木しいたけのブランド化を推進していくため、生産体制の整備、販売戦略の実施、原木の安定確保、生産者の育成・確保を支援する。 |
| 2 | きのこ王国とっとり推進事業（薬用きのこ栽培実用化推進事業） （予算額（事業費）9321千円） | 県産薬用きのこの安定供給に向けた栽培技術の開発・実用化について（一財）日本きのこセンターへ研究委託（第一期H25～27、第二期H28～30）してきたその成果として、生薬原料「ブクリョウ」の製品化が現実のものとなってきた。委託研究の最終段階として製薬企業との供給契約向けた県内での安定した生産につなげ、鳥取発の新たなきのこ産業を創出を実現し動きを軌道に乗せていく。 |
４．評価
■最終評価（年度末時点）
| 進捗評価 |
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| ○（予定どおり） |
| 達成度の評価 |
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| 7 |
| 評価理由 |
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| 後継者対策として取り組みを始めた集落営農組織を参入させる取り組みが、計画に反して低調となっている。 |
| 令和元年度の取組 | 成果 |
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| 「鳥取茸王」等原木しいたけ１１５号のブランド化に向けて、生産量の確保のための基盤整備による既存生産者の生産拡大支援や、集落営農組織の新規参入支援を実施。集荷販売体制の構築や効果的なＰＲを検討。 | ○原木しいたけ生産者の確保
【集落営農組織の参入数】：計画３団体 ⇒ 着手１団体（検討中２団体）
【原木しいたけ新規生産講座】：受講者計画数２０名 ⇒ １６名 |
| 併せて、乾しいたけの消費拡大を進めることを目的に、野菜摂取促進の取り組みとコラボした「星しいたけ×おいしいヘルシー大作戦」、「第５回とっとり１１５フェア」といった情報発信イベントを開催。 | 日本きのこセンターが開発した低温乾燥品を乾しいたけのバリエーションとして、乾しいたけ全体の認知度向上に一定の成果があった。原木生しいたけ「とっとり１１５」等をつかった恒例フェアを開催。 |
| 生薬きのこの栽培技術の実用化や機能性表示食品制度への対応に向けた調査・研究を日本きのこセンターに委託して実施。 | ○原木、接種法及び滅菌法等、１１項目で特許の出願に至った。
○抽出物の分析で中性脂肪吸収抑制効果、アルツハイマー病改善効果を確認。 |
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| 課題 | 今後の取組 |
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| 集落営農組織に対する支援制度の周知と新規参入への働きかけが必要。 | 原木しいたけブランド化促進協議会や地方事務所と連携して、取組を行う意欲のある団体の掘り起こしを継続していく。 |
| 薬用きのこ「ブクリョウ」の人工栽培実用化に一定の目途が立ちつつあるが、製品化に向けた加工・販売・流通の検討や、現場の生産者による現地適応化試験を進めていくことが残された課題となっている。 | 製品実用化の際のパートナーとのマッチングで商工労働部や、薬用だけでなく食用としても活用の場が広がるよう医療保険課との連携を密に取組を進めていく。 |
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※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。