妻木晩田遺跡を県民の誇るべき歴史遺産として次世代に確実に引き継いでいくとともに、その魅力を県の内外に発信し、遺跡の適切な保存及び有効な公開・活用を図り、もって県民の文化向上に資する。
令和元年度の取組 | 成果 |
◆各種講座
・弥生のものづくり講座(「弥生土器づくり(7/6〜7)8人」、「土器の野焼き(8/31〜9/1)8人」、
「土器炊飯 (6/9)」29人、「銅鏃づくり(3/15)16人」)
・弥生の森講座(「春の自然と弥生のくらし(4/21)52人」、「夏の自然と弥生のくらし(7/21)48人」)
・連続講座「まるごと鹿」(8/25、10/27、2/23)全3回延べ36人
・むきばんだ遺跡土曜講座(6/29、8/24、10/5、12/14、2/8)全5回延べ122人 | 弥生時代の暮らしと技術、弥生人の生活や自然との関わり、野生動物の利活用等を座学と体験を通じて学ぶことにより、弥生時代への興味関心を高める機会にしていただけた。
各講座ともほぼ定員を満たしており、講座によっては、定員を上回る応募がある。多くの方に調査研究や自然科学分析等の成果に基づいた弥生時代の暮らしや文化についての知識も深めていただけた。 |
◆星取県イベント
・星取りウィーク(7/23〜28)60人
・星空観察会(7/28)45人 | 外灯などがなく、より星空に近いむきばんだのムラから美しい星空が見えることをPRし、妻木晩田遺跡のイメージアップと来園者層拡大に繋がった。
また、その素晴らしい環境を次世代に引き継いでいく意識を醸成するきっかけにもなった。 |
◆弥生体験イベント
・GWは、むきばんだ日和!(5/3〜6)3,300人
・古代と自然探検隊(7/24)64人
・なりきり弥生人生活(8/16〜17、8/17〜18)50人
・むきばんだまつり(9/22)⇒中止 | 各イベントにおいて、多くの来園者においでいただいており、弥生時代の暮らしや文化を楽しみながら体験し、感じていただくことで、妻木晩田遺跡への興味関心や理解を深めていただいた。
むきばんだまつりは、台風17号接近のため中止とした。 |
◆史跡指定20周年記念イベント
・竹とうろう制作講座(10/13)35人
・ライトアップ☆むきばんだ(10/19〜20)150人
・弥生の森ミニフェスティバル(10/19)50人
・冬の古代体験 〜特別な日曜日〜(12/1、8、15、22)全4回延べ570人
・第4回とっとり弥生の王国シンポジウム(3/1)⇒中止 | 夜の弥生のムラの魅力を発信する取り組みとして、「ライトアップ☆むきばんだ」と関連イベント(竹とうろう制作)を行った。ライトアップ2日目は、夕暮れと相まってムラが幻想的な雰囲気に包まれ、訪れた多くの来園者を魅了しイメージアップにも繋がった。
「弥生の森ミニフェスティバル」では、諸条件に恵まれず、来園者数は少なかったが、訪れた来園者にはご満足いただけた。「妻木新山」のポテンシャルと可能性を再確認する良い機会となった。
台風で中止となった「むきばんだまつり」の代替イベントとして4週にわたり「冬の古代体験」を行った。来園者には当園のメニューに加え、普段は体験できない県外施設による「特別体験メニュー」を楽しんでいただき、弥生時代の暮らしや文化に理解を深めていただいた。
第4回とっとり弥生の王国シンポジウムは、コロナウイルス感染防止のため中止とした。 |
◇ジュニアファンクラブ(5月〜1月、年9回)
◇むきばんだ女子考古部(5月〜2月、年10回)
◇常時弥生体験「お気楽♪弥生気分!」(通年、土・日・祝、夏休み、平日団体)年間約7,700人
◇「はっくつ体験」(5月〜11月の日・祝)期間中延べ160人
◇企画展示(当所調査研究棟企画展示室)
巡回展示(イオンモール鳥取北・日吉津・米子駅前、とっとり花回廊、米子市立図書館)
特別巡回展示(米子しんまち天満屋、イオンモール日吉津、パープルタウン、米子市立山陰歴史
館) | ◇ジュニアファンクラブ(20人)は、四季を通じて「弥生時代のくらし」を学ぶことで、児童が、妻木晩田
遺跡や弥生時代の生活文化を理解し、地域の歴史に愛着を持つ機会となった。
◇第3期となる女子考古部では、新たなファン層として、幅広い年代の女性(15名)を取り込むことが
できた。 部員それぞれが、常時、活動を情報発信しているため、妻木晩田遺跡のPRにも繋がっ
た。コロナウイルス感染防止対策として、3月の部活動は中止とした。
◇常時弥生体験は、幅広い年齢層の多くの方に、楽しみながら様々なものづくり体験をしていただ
くことで、弥生時代の暮らしや技術に興味を持っていただく機会となった。
◇はっくつ体験では、楽しく発掘の疑似体験ができるため、児童等が考古学に興味を持つ良いきっ かけとなった。
◇企画展示では、妻木晩田遺跡の歴史、各種事業や調査研究成果を展示することにより、遺跡や 弥生時代、史跡公園への知識や興味関心を高めるきっかけとなった。
これに加え、巡回展示では、埋蔵文化財センターや青谷上寺地遺跡整備室と連携し、「とっとり 弥生の王国」のPRも行った。また、国史跡指定20周年を記念して特別巡回展示も行った。
妻木晩田遺跡及び史跡公園の歴史と変遷を再認識していただく良い機会となった。 |
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