地域づくり推進部文化政策課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

　所属名　文化政策課　所属長名　池上祥子　電話番号　0857-26-7125

組織ミッション

鳥取文化の伝承・創造・再発見を推進し、日常生活の中にある多彩な芸術文化に光を当て、感動（美、真、愛）に溢れる豊かな県民生活を推奨する（Beauｔｉｆｕｌ　Ｌｉｆｅ　ｉｎ　Ｔｏｔｔｏｒｉ）

１．政策内容と目標

（１）政策内容

文化芸術活動の活性化、鑑賞機会の拡充

（２）今年度の目標

各種支援制度によって引き続き芸術家や文化団体等の活動を支援するとともに、とりアート（総合芸術文化祭）、美術展覧会、ジュニア美術展覧会など広く県民の文化芸術の発表（活動）の場となっている催事の活性化や文化芸術活動を支える人材の育成を図っていく。また、各種催事について、効果的な広報の実施等により、若者層や男性の参加、鑑賞の充実を図っていくとともに、「とっとりアートスタート」推進事業により、「子育て王国とっとり」を推進する。

（参考）該当する長期的目標

政策項目	元気づくり総合戦略	将来ビジョン	環境イニシアティブプラン	アクションプラン（教育振興基本計画）	その他
○

●将来ビジョンの取組の方向性（該当所属のみ）

番号	大項目	取組みの方向性
1	Ⅳ【楽しむ】いきいきと楽しみながら充実した生活を送る	①アーティストや鳥取県文化団体連合会等の文化団体を支援するとともに、芸術・文化活動を支援する方々と連携して、芸術・文化活動を活性化します。
2	Ⅳ【楽しむ】いきいきと楽しみながら充実した生活を送る	②鳥取県美術展覧会や鳥取県総合芸術文化祭、財団法人鳥取県文化振興財団が行う事業のほか、廃校等を使った芸術・文化の発表等による鑑賞人口の拡大など、県民が芸術・文化を発表する場や鑑賞する機会を拡充します。財政事情が許せば県民合意を得た上で美術館を建設します。
3	Ⅳ【楽しむ】いきいきと楽しみながら充実した生活を送る	④学校等との連携により、教育現場や地域で、子ども達や若者が芸術・文化に触れ、感性を磨く機会を確保し、芸術・文化活動を活性化します。
4	Ⅳ【楽しむ】いきいきと楽しみながら充実した生活を送る	⑤アートスタート事業等により、子どもの頃から芸術・文化に触れる機会を拡充し、芸術･文化が生活の一部となる生活スタイルの浸透を促進します。
5	Ⅵ【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む	④芸術・文化活動を実践する方と学校等との連携により、教育現場に、子どもたちが芸術・文化に触れ、感性を磨き、創造力、コミュニケーション力を高める機会を確保します。

２．測定指標

測定指標なし

３．目標を実現するための主要事業・主要制度

番号	主要事業・主要制度	事業概要・スケジュール
1	第１７回とりアート（鳥取県総合芸術文化祭）開催事業　（予算額（事業費）63668千円）	県内の文化芸術活動のすそ野の拡大、頂点の伸長、人材育成を図るため、「第17回とりアート（鳥取県総合芸術文化祭）」を実施する鳥取県総合芸術文化祭実行委員会に対して助成する。
2	第６３回鳥取県美術展覧会開催事業　（予算額（事業費）24354千円）	広く県民から美術作品を募り、優れた作品を展示することにより、鑑賞機会を提供し美術、文化の振興を図るため、第63回鳥取県美術展覧会を開催する
3	第１７回鳥取県ジュニア美術展覧会開催事業　（予算額（事業費）16222千円）	児童・生徒の芸術創作活動に対する興味や意欲を高め、芸術文化の振興を図るため、第17回鳥取県ジュニア美術展覧会（ジュニア県展）を開催する。
4	文化芸術団体活動支援関係事業　（予算額（事業費）42913千円）	地域に根ざした創造性の高い意欲的な活動を育成し、特色ある地域文化の振興を図るとともに、県民が文化に親しめる環境を整備するため、文化的な公共サービスの担い手である鳥取県文化団体連合会の活動を支援する。（鳥取県文化団体連合会活動支援事業）
5	とっとりの文化芸術活動支援関係事業　（予算額（事業費）16080千円）	本県の文化芸術活動の一層の推進を図るため、県内に活動の本拠をおく芸術・文化団体が自主的・自発的に行う芸術・文化活動に対し支援を行う。
6	第１０回とっとり伝統芸能まつり開催事業　（予算額（事業費）4648千円）	地域で守られてきた伝統ある行事・芸能を次世代に引き継ぐための取り組みとして、地域伝統芸能の伝承並びに活用の気運を広げるため、第9回とっとり伝統芸能まつりを開催する。

４．評価

■最終評価（年度末時点）

進捗評価
○（予定どおり）
達成度の評価
8
評価理由
県展、ジュニア県展の来場者数が前年を大きく上回ったほか、とりアートメイン事業にも目標を上回る参加者があり、優れた芸術作品の鑑賞機会の提供に大きく寄与した。また、県展においては、新たな取組として、来場者による好きな作品投票等を行ったことにより、アンケートの回収率も大幅に向上し、県展の新たな楽しみ方を提供できた。　文化芸術活動支援件数も前年度を上回るとともに、とっとり伝統芸能祭りに中高校生が運営に参画し伝統芸能に触れる契機となるなど、裾野の拡大や人材育成に効果があった。

令和元年度の取組	成果
第１７回とりアート（鳥取県総合芸術文化祭）開催事業	メイン事業や東部・中部・西部の各地区事業の実施を通じ、県内の文化芸術活動者の育成や誰もが気軽に文化芸術に触れる機会を拡大することにより文化芸術活動の活性化を図った。　メイン事業「鳥取銀河鉄道祭」では、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」を題材とした音楽劇の公演や音楽・劇・ダンスのワークショップを開催。本公演では目標としていた参加者数４００人（定員４８０人）に対して５２２人の参加があった。　また、各地区事業では、県内３地区でそれぞれの地域の特性にあったイベントを１０月から１２月にかけて実施し合計８，５７６人の来場があった。・メイン事業：鳥取銀河鉄道祭　米子公演『プラネタリウム劇場「音とカラダで銀河鉄道」（4/27～28・米子市児童文化センター）』、倉吉ワークショップ（7/20・倉吉未来中心）、鳥取公演『ゲキジョウ実験!!!「銀河鉄道の夜」(11/2～3・とりぎん文化会館）』・東部地区事業：ステージイベント（郷土芸能、ダンス等）、障がい者団体と連携した展示、ワークショップ（日本画体験等）、食ブースなどを企画（11/30～12/1・とりぎん文化会館）・中部地区事業：ステージイベント（書道パフォーマンス、伝統芸能等）、演劇公演、子どもたちの絵画コンクール、ワークショップ（合唱体験等）、食ブースなどを企画（10/12～13・倉吉未来中心）・西部地区事業：ステージイベント（コンサート、ピアノ演奏等）、ワークショップ（絵本作り等）、食ブースなどを企画（11/30～12/1・米子市児童文化センター）
第６３回鳥取県美術展覧会開催事業	出品数は５９５点（昨年度５９１点）となり、鳥取、米子、日南、倉吉の県内４会場で９月１４日から１１月２５日まで展示を行い、会期中の来場者数は１０，０１５名（昨年度９，５７３名）となり、創作活動の振興を図るとともに、優れた作品を鑑賞する場として文化芸術の振興につなげることができた。　また、今年度から会期中に観覧者が選ぶ好きな作品投票や来場者による作品（出品者が撮影不可としたもの除く）の写真撮影を可能とするなどの新たな取組を実施し、一層の魅力向上に結びつけることができた。
鳥取県文化団体連合会活動支援事業	鳥取県文化団体連合会に対する支援を行うことで、多くの県民が鳥取県文化団体連合会に加盟している２８団体（昨年度：２７団体）の実施する多様なジャンルの文化芸術活動に参加した。毎年、県民が多くの文化芸術活動に参加することで、着実に鳥取県の文化レベルの向上及び文化振興に結びついている。
とっとりの文化芸術活動支援関係事業	県内に活動の本拠を置く芸術家及び文化芸術団体等が自ら行う創造的な作品展示・舞台公演・出版活動等を支援しており、今年度は５７件（昨年度：６５件）について助成を行った。
第１０回とっとり伝統芸能まつり開催事業	６月３０日（日）に第１０回とっとり伝統芸能まつりを開催し、県内６団体総勢９７名に高い士気を持って出演いただき、学生ボランティア・スタッフを含めた出演者約１３４名を含め７１９名の方に鑑賞していただいた。　例年より鑑賞者は少ないものの、アンケートの回収率が５６．４％と高く、その中で満足度に関する設問は「とても満足」又は「満足」が１００％と、高い観客満足度を得られ、県内の伝統芸能の素晴らしさを発信することができた。　その他、県内４つの学校及び２つの伝統芸能団体から３０名に参加していただき、「係員の態度が良かった」「高校生ボランティアがよかった」との声も聞かれ、質の良い運営へつながった。また、若年層が伝統芸能へ触れる良い機会となった。
第１７回鳥取県ジュニア美術展覧会開催事業	出品数は、合計５，５５９点（昨年度６，７３６点）で、本展示及び巡回展を１２月２１日から２月２日にかけて県内３地区で開催し、来場者数は５，７６４名（昨年度５，０５２名）で過去最高であった。本事業を継続的に実施することで、県内の児童・生徒等の創作作品を発表する場の提供や出展機会を拡大し、文化芸術活動への意欲を高め、文化芸術振興を図ることができた。

課題	今後の取組
文化芸術活動の活性化と人材育成を図るため、特に若い世代への発表及び鑑賞機会の提供を進める必要がある。	引き続き、個人や団体の文化芸術活動を支援し活性化を図るとともに、県展、ジュニア県展、とりアートにより県民に鑑賞機会を提供し、新たに文化芸術に取り組む人材を育成する。
伝統芸能に取り組む若年層を育成し、担い手不足を解消し継承していく必要がある。	「とっとり伝統芸能まつり」に中高生がボランティアスタッフとして参画するほか、会場においてワークショップを行うなど、若年層が伝統芸能に触れる機会を提供する。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。