生活環境部 環境立県推進課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 環境立県推進課 所属長名 若松紀樹 電話番号 0857-26-7196
組織ミッション
NPOや地域、企業などと連携・協働して、全国をリードする環境実践「とっとり環境イニシアティブ」及び鳥取の美しい星空を「守り」・「活かす」取組の拡大に取り組む。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
鳥取の美しい星空を「守り」・「活かす」取組の拡大
(2)今年度の目標
○市町村への働きかけや地域住民・団体等への説明等により、星空保全地域の指定区域を拡大する。
○星空観察会等で解説・指導ができる人材(特に若者)の育成も含め、環境教育の取組を進める。
○県民や事業所等に対し光害対策の啓発・普及を促進する。
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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2.測定指標
測定指標なし
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 鳥取県の美しい星空が見える環境の保全と活用事業 (予算額(事業費)16915千円) | 鳥取県星空保全条例の推進のため、光害対策の全県的な普及促進・星空保全地域の振興と指定地域の拡大、環境教育の推進に取り組む。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
星空保全地域が2地域増加したことで県内における星空保全に係る機運や実効性が高まった一方、地域によって具体の取組に差が見られる。また、星空講座や移動プラネタリウムの導入・活用等により関心層の裾野の拡大や星空教育の促進に繋がったが、則戦力となる星空案内人材の新たな誕生には至っていない。 |
令和元年度の取組 | 成果 |
【星空保全地域の拡大、光害防止・啓発等】
・星空保全地域として有望な市町への働きかけ等を通じ、8月に若桜町を、10月に倉吉市関金町を星空保全地域に指定した。
・環境省実施の、夜空の明るさ調査について、HPやSNSでの発信のほか市町村や天文関係者等に広く呼びかけを行い、より多くの県民参加に向けて取り組んだ。
・移動プラネタリウムを新たに導入し、星空の魅力並びに光害の普及啓発に活用した。 | ・星空保全地域指定を機に、若桜町および倉吉市関金町内での光害防止の意識が高まるとともに、星空を生かした更なる観光振興や環境教育等の推進が図られることとなった。早速関金町では、県の補助事業を活用して先進地視察や観光メニューの造成を図る団体も現れている。
・夜空の明るさ調査への多数の参加を通して光害に対する意識醸成に繋がるとともに、県内の星空環境を示す客観的なデータを集積することができた。(夏期:53件、冬期:34件の調査実績)
・小学校の出張教室や公民館学習、イベント等で移動プラネタリウムにより鳥取県の星空や光害に関する番組を放映し、多くの児童や県民が理解を深めた(総観覧者数:約2,000人) |
【環境教育、人材育成】
・星空初心者を対象に、夏の星空の楽しみ方や天体望遠鏡の使い方をテーマにした「楽しむ星取県初めて講座」を7月に東・西部で開催し、約50名の参加があった。
・専門的な研修として「星取県☆星空案内研修会」を9月に開催し、県内の天文関係者等約20名が移動プラネタリウムの活用等について理解を深めた。
・県内の若者による星取県の盛り上げ等を目的とした「若者がつくる星取県ネットワーク」について、7月から参加者の募集を開始し、一定のネットワーク体制を構築した。 | ・「楽しむ星取県初めて講座」の受講をきっかけに、天体に興味を持ち、県の貸出望遠鏡を利用してグループで星空観察会を行った者もあるなど、星空に対する関心が少しずつ広がっている。
・「星取県☆星空案内研修会」により移動プラネタリウムの活用人材の育成に繋げた。結果、当該プラネタリウムのオペレーター役を担う任意団体も誕生し、効果的な活用に繋がっている。
・「若者がつくる星取県ネットワーク」で、若者グループ同士、メーリングリストによる情報交換等により、これまでなかった若者間の繋がりが生まれた。10月には結成式を行い相互の顔合わせや取組紹介、先進事例を学んだこと等を通じ、連帯して星取県を盛り上げる意識が高まった。 |
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課題 | 今後の取組 |
星空の魅力や光害防止の更なる普及 | 移動プラネタリウムの更なる活用(大型化や番組の拡充等)のほか、引き続き星空保全地域の拡大並びに保全活用の取組の活発化を図ること等で、星空や光害防止の更なる普及に努める。併せて、今後のはやぶさ2の地球帰還や(株)ALEの人工流れ星プロジェクト等で天文への関心が高まる時機を活かした取組を図る。 |
星空案内人材の更なる育成 | 県内天文関係者や市町村、民間団体等との連携により、引き続き星空案内研修の充実を図るほか、星のソムリエ等「星空案内人資格」の取得支援(R2年度新規事業)等を通じて、星空案内人材の実効的な育成・増加を図る。 |
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※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。