地域づくり推進部文化財局とっとり弥生の王国推進課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

　所属名　とっとり弥生の王国推進課　所属長名　山枡雅美　電話番号　0857-26-7934

組織ミッション

とっとり弥生の王国（妻木晩田遺跡・青谷上寺地遺跡）のほか、歴史的建造物や伝統芸能など貴重な文化財の学術的な評価を行うとともに、
県民一人ひとり（とりわけ次世代を担う子どもたちが）文化財を通して鳥取県の歴史や文化の豊かさを学び、「ふるさと鳥取」に愛着と誇りを感
じる機運・意識を醸成することを目指して、文化財の保存と活用の取り組みをバランス良く進める。

１．政策内容と目標

（１）政策内容

とっとり弥生の王国の魅力を活かした取組の推進

（２）今年度の目標

「とっとり弥生の王国」を考古学の観点だけでなく、「考現学」という観点から新たな磨き揚げを行うことで、考古学ファンだけでなく新たなファン層の開拓を図る。併せて、学校教育でも新たな学習教材などを作成することで、歴史だけでなく他の学習領域での活用を目指す。

（参考）該当する長期的目標

政策項目	元気づくり総合戦略	将来ビジョン	環境イニシアティブプラン	アクションプラン（教育振興基本計画）	その他
○		○		○

●政策項目

アジェンダ・政策項目

●元気づくり総合戦略

政策分野

●将来ビジョンの取組の方向性（該当所属のみ）

番号	大項目	取組みの方向性
1	Ⅳ【楽しむ】いきいきと楽しみながら充実した生活を送る	①県民が鳥取県の歴史や文化を誇りに思い、三徳山や妻木晩田遺跡等のほか、史跡、街並み、郷土芸能、建築物、伝統芸能、民工芸等の鳥取県の様々な貴重な財産を大切にし、「郷土とっとり」に誇りを感じる機運・意識の醸成を目指します。民工芸品の県内販売場所を確保するとともに、県内外に情報発信を行い、広く紹介します。
2	Ⅵ【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育む	⑤子どもたちが鳥取県の歴史や文化を誇りに思い、史跡、街並み、郷土芸能、建築物、伝統芸能、民工芸等の鳥取県の様々な貴重な財産を大切にし、「郷土とっとり」に誇りを感じる機運・意識の醸成を目指します。

●アクションプラン（教育振興基本計画）

施策目標
４：文化・芸術の振興と文化財の保存・活用	（２）文化財を大切にし、身近に感じ、親しむことができる地域づくり

２．測定指標

測定指標なし

３．目標を実現するための主要事業・主要制度

番号	主要事業・主要制度	事業概要・スケジュール
1	「ふるさとを元気に」とっとりの文化遺産活用推進事業　（予算額（事業費）2443千円）	本県の優れた文化財を地域振興や教育資源としても活用するため、その魅力の再発掘を行い、効果的な活用を進める地域での取組を支援する。
2	「とっとり弥生の王国」普及活用事業　（予算額（事業費）26846千円）	鳥取県内にある国内最大級の弥生時代集落「妻木晩田遺跡」、保存状態が良く多種多様な遺物が出土することから地下の弥生博物館とも呼ばれる「青谷上寺地遺跡」の２大遺跡を「とっとり弥生の王国」として位置付け、各遺跡を活用した行事・体験事業等を通じて史跡の活用を図る。
3	青谷上寺地遺跡史跡指定地公有化・維持管理事業　（予算額（事業費）46505千円）	国指定史跡青谷上寺地遺跡を保存・整備・活用するため、史跡指定地を公有化する。また、県有地部分の維持管理を地域住民等と協働で実施し、当該遺跡の適切な保存管理を図るとともに、地域住民等に一層親しまれる遺跡を目指す。

４．評価

■最終評価（年度末時点）

進捗評価
○（予定どおり）
達成度の評価
7
評価理由
一部中止を余儀なくされた事業があるが、事業は概ね順調に実施できた。

令和元年度の取組	成果
「弥生の王国考現学講座」及び「史跡整備ネットワーク会議」関係事業の実施	〇実施状況弥生時代を通じて現代の暮らしや文化を知り、未来を考えるヒントを見つけられるような講座（＝「弥生の王国考現学講座」）を実施するとともに、島根県と連携し、史跡の活用促進を目的とする情報発信を行った。【弥生の王国考現学講座の実施状況（7月以降）】・県立智頭農林高校：「土器炊飯」１０月（１回実施）【史跡整備ネットワーク会議」関係事業の実施状況】・山陰の古墳を紹介する「山陰史跡ガイドブック」の作成及び配布・山陰両県の各自治体が企画する史跡イベントを掲載した「さんいん史跡日和」の作成及び配布・研修会、現地見学（美歎水源地）
「とっとり弥生の王国」の情報発信の実施	〇青谷上寺地遺跡及び妻木晩田遺跡を一体の「とっとり弥生の王国」として情報発信するために各種事業を行った。【講座の実施】・両遺跡の発掘調査や出土品の調査成果を分かりやすく紹介する「土曜講座」を開催した。【バスツアーの実施】・むきばんだ史跡公園及び周辺の文化財を専門員の解説付きで巡るバスツアーを実施（10/19,参加者13名）　＊なお、青谷上寺地遺跡を巡るバスツアーも併せて企画していたが、新型コロナウィルスへの対策　　のため、中止した。・「青谷かみじちNEWS」及び「弥生の王国新聞」の発行

課題	今後の取組
引き続き、「妻木晩田遺跡」及び「青谷上寺地遺跡」をより一体的なものとして情報発信していく必要がある。	「妻木晩田遺跡」と「青谷上寺地遺跡」の相互連携が行われるよう工夫しながら実施するよう留意する必要がある。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。