令和元年度工程表
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地域づくり推進部 文化財局 むきばんだ史跡公園の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 むきばんだ史跡公園 所属長名 黒田 真 電話番号 0859-37-4000

組織ミッション

妻木晩田遺跡を県民の誇るべき歴史遺産として次世代に確実に引き継いでいくとともに、その魅力を県の内外に発信し、遺跡の適切な保存及び有効な公開・活用を図り、もって県民の文化向上に資する。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

妻木晩田遺跡の整備・発掘調査

(2)今年度の目標

・経年劣化による腐朽等が顕著な骨格復元竪穴住居を再整備する。
・集落出現、展開期の中核的な居住域と考えられる妻木新山地区の竪穴住居等集落遺構の分布状況及び時期、性格把握を目的とした発掘調査を行う。
・松尾頭10区及び妻木晩田遺跡墳丘墓群の調査成果を総括した報告書、妻木新山地区の発掘調査概要をまとめた発掘調査研究年報を刊行する。

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●政策項目

アジェンダ・政策項目

●元気づくり総合戦略

政策分野

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1W【楽しむ】いきいきと楽しみながら充実した生活を送る@県民が鳥取県の歴史や文化を誇りに思い、三徳山や妻木晩田遺跡等のほか、史跡、街並み、郷土芸能、建築物、伝統芸能、民工芸等の鳥取県の様々な貴重な財産を大切にし、「郷土とっとり」に誇りを感じる機運・意識の醸成を目指します。民工芸品の県内販売場所を確保するとともに、県内外に情報発信を行い、広く紹介します。
2Y【育む】次代に向けて、躍動する「ひと」を育むD子どもたちが鳥取県の歴史や文化を誇りに思い、史跡、街並み、郷土芸能、建築物、伝統芸能、民工芸等の鳥取県の様々な貴重な財産を大切にし、「郷土とっとり」に誇りを感じる機運・意識の醸成を目指します。

●アクションプラン(教育振興基本計画)

施策目標
4:文化・芸術の振興と文化財の保存・活用(2)文化財を大切にし、身近に感じ、親しむことができる地域づくり

2.測定指標

測定指標なし

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1妻木晩田遺跡調査整備事業(保存整備)  (予算額(事業費)14162千円)国民・県民共有の財産である国史跡妻木晩田遺跡を適切に保存・管理するとともに、公開・活用するために必要な遺構整備、環境整備等を行う。 (骨格復元竪穴住居再整備)
2妻木晩田遺跡調査整備事業(発掘調査) (予算額(事業費)27637千円)国史跡妻木晩田遺跡の集落像を解明するため、発掘調査年次計画に基づき、「とっとり弥生の王国調査整備活用委員会」の指導助言を得ながら発掘調査を実施する。また、調査研究年報等により調査研究成果の情報発信を行う。 (第35次調査実施[妻木新山2区]、研究年報・報告書第Y集の作成)

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
10
評価理由
全4事業とも順調に進捗・終了し、一定の成果も得られたものと考える。 

令和元年度の取組成果
骨格復元竪穴住居の再整備 R1.12.20再整備完了、経年劣化による腐朽等が顕著で倒壊のおそれがあった骨格復元竪穴住居を解体撤去し、防腐処理等を行った部材に交換のうえ、補修を加えた基礎に新設した。来園者が安全に建物内に入れるようになり、竪穴住居の構造をより容易に理解していただけるようになった。
第35次調査[妻木新山2区]の実施 R1.11.8発掘調査完了、当該地区南側斜面部は中腹付近まで集落展開期(弥生時代後期前葉〜中葉、1世紀後半〜2世紀前半)の遺構が分布することを新たに確認した。
『妻木晩田遺跡発掘調査研究年報2019』の作成 R2.3.24刊行、妻木新山2区丘陵斜面部における居住域の広がりや土地利用などに係る最新の調査研究成果を発信した。
『史跡妻木晩田遺跡松尾頭墳丘墓群発掘調査報告−第33・34次調査、墳丘墓群総括報告』の作成 R2.3.24刊行、松尾頭10区で新たに発見された松尾頭3〜5号墓の築造時期や構造(3号墓では3基の埋葬施設を確認)、墳丘墓築造以前の土地利用(居住地として利用)の変遷過程に係る考古学的な調査成果、自然化学分析結果等をまとめ、最新の調査研究成果を発信した。
 
 
 
 
 
 
課題今後の取組
復元建物の再整備、維持管理国史跡妻木晩田遺跡を適切に保存・管理するとともに、公開・活用するために必要な遺構整備(洞ノ原地区復元建物再整備、妻木山地区復元建物屋根葺き替え)を行う。
第36次調査[妻木新山2区南斜面]の実施集落展開期(弥生時代後期前葉〜中葉、1世紀後半〜2世紀前半)の中核的な居住域と考えられる妻木新山地区の実態解明を目的とし、竪穴住居等集落遺構の分布状況及び時期、性格を把握するため、妻木新山2区南斜面において発掘調査を行う。
未整備エリア(仙谷地区ほか)の整備・活用策の検討将来課題として持ち越されている整備活用策(仙谷4・6・7号墓の公開活用策、仙谷1・8・9号墓の整備手法、仙谷地区への来園者誘導策、妻木新山地区の活用方法の再検討)を検討する。あわせて、利活用が停滞している妻木新山地区の景観整備等を行いながら、仙谷地区と一体的な活用策を検討する。
『妻木晩田遺跡発掘調査研究年報2020』の作成妻木新山地区の発掘調査概要(令和2年度調査)及び考古学・自然科学による研究成果をまとめた調査研究年報を刊行し、最新の調査研究情報を発信する。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



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