福祉保健部 健康医療局 健康政策課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 健康政策課 所属長名 萬井 実 電話番号 0857-26-7191
組織ミッション
1.日々の健康づくりが当たり前に取組まれる「健康づくり文化」を創造し、県民に定着させ、県内で様々な健康づくりが取り組まれるようにする。
2.がん検診受診率向上、がん医療の質の向上などがん対策を推進する。
3.新型インフルエンザをはじめとした感染症に対応できる体制(医療体制を含む)を整備する。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
1.「健康づくり文化」の創造
2.がん対策の推進
3.感染症に対応できる体制(医療体制を含む)の整備
(2)今年度の目標
1.第3次鳥取県健康づくり文化創造プラン(H30〜35年度)に掲げる健康づくりの各種施策を着実に推進する。
2.がん死亡率の減少などを目的とした総合的ながん対策の推進を図るとともに、第三次がん対策推進計画に定めた新たな目標に対する施策等を検討する。
3.新型コロナウイルス感染症に対する医療提供体制、検査体制の充実強化を図るとともに、今後、増加が予想される輸入感染症に対する県内の診療体制等を整備する。
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
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安心新時代づくり | I健康マイレージ・8020運動・まちの保健室などで健康長寿の人生へ |
U人々の絆が結ばれた鳥取のまちに住む〜鳥取+住む〜 | (3)支え愛 | A健康寿命の延伸 |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合う | D全ての世代が健康に関心を持ち、「日常的な運動文化」「健康を支える食文化」「心と体の健やか文化」の3つの柱で県民運動に取り組み、社会全体で「健康づくり文化」を創造します。 |
2 | X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合う | E健全な食習慣の定着、食に関する正しい知識の習得、食に関する感謝の心の涵養、豊かな食文化の継承等を通じ、県民一人ひとりの食を通して健やかに生きる力を育む「食育」を推進します。 |
3 | X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合う | F生涯スポーツやダンス等の健康づくりの地域への浸透、検診の受診の向上等を勧め、県民の平均寿命の全国順位を、上位10位以内に引き上げます。 |
4 | X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合う | G特定健康診査、特定保健指導、歯科検診の充実等により、メタボリックシンドロームの改善及び糖尿病等の生活習慣病の発生予防を推進します。 |
5 | X【支え合う】お互いを認め、尊重して、支え合う | Hがんの早期発見・早期治療につながる、がん検診の受診拡大の取組や、どこでも一定レベルのがん医療が受けられる体制の整備など、がん対策を総合的に推進します。 |
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 96.2 | | | | 70.0 |
時点 | 平成19年度 | | | | 令和5年度 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 第三次鳥取県がん対策推進計画 | がん死亡の減少は、がん対策の大きな目標であるため。 |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
がん検診の受診率(市町村がん検診) | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 23.4〜30.7% | | | | 50.0% |
時点 | 平成23年度 | | | | 令和5年度 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 第三次鳥取県がん対策推進計画 | がん死亡率減少のために県民を上げて取り組むことのできる目標である。 |
指標3
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 男性71.69年
女性74.14年 | | | | 全国順位10位以内 |
時点 | H28 | | | | H35 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
将来ビジョン その他計画等 | 健康づくり文化創造プラン | 県民の健康づくりの代表的な指標であるため |
指標4
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 男性80.17年
女性87.27年 | | | | 全国順位10位以内 |
時点 | H27 | | | | H35 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
将来ビジョン その他計画等 | 健康づくり文化創造プラン | 県民の健康づくりの代表的な指標であるため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | ココカラげんき鳥取県推進事業 (予算額(事業費)15317千円) | 鳥取県健康づくり文化創造プラン(第三次)が掲げる「健康づくり文化」の定着と「健康寿命」の延伸を目指すため、誰でも手軽に取り組めるウォーキングをはじめ、地域や職域で県民が健康づくりに取り組めるよう、各種事業を展開する。 |
2 | がん対策推進事業 (予算額(事業費)82465千円) | 鳥取県のがん死亡率は、、平成25〜27年で3年連続ワースト3位、平成28年もワースト4位になるなど、全国に比べて死亡率の高い状況が続いており、早急かつ効果的にがん死亡率を減少させる取り組みを強化することが課題となっている。
このため、県では「第3次鳥取県がん対策推進計画」(平成30年度〜34年度)を策定し、がん死亡者減少のため、がん医療提供の体制整備、がん予防、県民に対する普及啓発、患者支援のための取組等、一次予防から三次予防に至るまで総合的ながん対策を推進する。 |
3 | 医療環境整備等事業 (予算額(事業費)7033695千円) | 新型コロナウイルス感染症対策を目的として、医療機関の施設・設備整備に対する補助を行うことにより、県内医療環境のさらなる充実を図る。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
新型コロナの影響があったものの、健康づくり分野、がん対策等においてコロナ禍に応じた事業を展開。新型コロナ対応についても感染者を最低限に抑えるための施策を実施。 |
令和2年度の取組 | 成果 |
市町村等と協力して、新型コロナ禍における地域での健康づくりイベント等の実施について、情報発信していく。 | ・健康経営マイレージ事業に参加する事業所数が順調に増加している。(2,330事業所(R3.2月末))
・「まちの保健室事業」、「8020事業」についても、関係機関と連携し、着実に進めている。 |
医療体制が充実する鳥大病院と地域がん診療連携拠点病院等との連携した放射線治療提供体制強化事業や鳥大病院と県立中央病院の連携を強化し、手術支援ロボットの技術指導に係る医師派遣に対する支援、QI研究の測定結果院内検討支援事業等を推進し、がん診療体制、人材育成を進める。 | 死亡率の減少に結びついた要因として、鳥取県の検診受診率が全国平均より高いことも寄与していると考えられ、市町村等による取組が少しずつ実を結びつつある。
<R元年国民生活基礎調査/検診受診率>
・胃がん 45.8% (全国:42.4%)
・肺がん 55.4 (全国:49.4 )
・大腸がん 46.3 (全国:44.0 ) |
医師会とも協議し、医療機関の意向も踏まえて、発熱外来・検査体制の整備を推進する。 | 全国的にも高水準の検査体制、医療体制を構築し、感染者を最低限に抑えた。 |
課題 | 今後の取組 |
新型コロナの影響で、身近な集落等で実施する健康づくり教室等の開催が低迷 | 市町村等と協力して、新型コロナ禍における地域での健康づくりイベント等の実施について、情報発信していく。 |
がん治療においては、ロボット手術、強度変調放射線治療、新規分子標的薬剤および免疫チェックポイント阻害剤など様々な新しいがんの治療法が開発されており、がん治療のレベルはますます向上していくことと思われるが、高度な医療が進んでも、がんの罹患を防ぐためには、生活習慣等による予防、定期的ながん検診の受診が重要。 | 医療体制が充実する鳥大病院と地域がん診療連携拠点病院等との連携した放射線治療提供体制強化事業や鳥大病院と県立中央病院の連携を強化し、手術支援ロボットの技術指導に係る医師派遣に対する支援、QI研究の測定結果院内検討支援事業等を推進し、がん診療体制、人材育成を進める。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。