令和2年度の取組 | 成果 |
島根原子力発電所に係る原子力防災体制の計画的整備 | ・原子力災害時の住民避難の円滑化を図ることを目的として、道路監視カメラの更新、道路情報板の設置、道路カメラシステム整備等を行った。(原子力災害時避難円滑化モデル事業)
・原子力災害時に住民の避難先となる避難所に、「原子力災害時の避難所」表示を行うとともに、折り畳みベット、収納キャビネット等の資機材を配布した。(避難所周知システム)
・原子力防災支援拠点整備の取組みを開始した。 |
地域防災計画、広域住民避難計画について、より一層の実効性の確保を行う。 | ・地域防災計画や広域住民避難計画のより一層の実効性の確保に向けて、原子力防災訓練(島根原子力発電所対応:10/28,30,31、人形峠環境技術センター対応:11/9)を行った。
・原子力防災訓練の検証結果等を踏まえた地域防災計画(原子力災害対策編)、広域住民避難計画の修正を鳥取県防災会議で了承された(3/19)。
・原子力防災講演会や現地研修会の開催、「鳥取県原子力防災ハンドブック」の県内全戸配布やコンビニ配架などの普及啓発を行った。 |
島根原子力発電所に対する安全の確保 | ・現行の安全協定に基づき行われた中国電力からの平常時の連絡について、市町村・防災関係機関に連絡するとともに、県HPでの情報公開を定期的に行った。
・島根原発2号機の新規制基準の審査状況、1号機の廃止措置の状況等について確認を行い、適宜、県議会に報告するとともに、原子力安全顧問によるワーキンググループ会議を5回(9/2,10/2,11/13,12/25,3/29)開催し、専門的知見に基づく意見を伺った。
・中国電力に対しては、引き続き厳しく安全対策を求めるとともに、原子力規制委員会による確認・指導等の状況について注視していく。 |
原子力安全顧問会議の開催 | ・原子力安全顧問による顧問会議を2回(2/8,2/25)、ワーキンググループ会議を7回(9/2,10/2,11/13,12/25,1/28,2/2,3/29)開催し、島根原発2号機の審査状況、地域防災計画(原子力災害対策編)、環境放射線モニタリング計画、人形峠環境技術センターの加工事業に係る廃止措置計画等について、専門的知見に基づく意見を伺った。 |
原子力防災普及啓発事業や防災専門研修の実施 | ・放射線防護等に係るオンライン原子力防災講演会を2回(9/5境港市内、9/6米子市内)開催し、延べ29名が参加した。
・島根原子力発電所現地研修会(見学会)を2回(9/18、3/19)開催し、延べ15名が参加した。
・放射線研修会を2回(10/12三朝町内、10/13鳥取市内)開催し、延べ89名が参加した。
・原子力防災専門研修会を1回(6/30米子市内)開催し、44名が参加した。
・防災関係機関に対し、防災基礎研修等への職員の参加を強く奨励した。 |
原子力防災関係資機材の維持管理等 | ・緊急時にいつでも使用できるよう、資機材の充電・ソフト更新など適切な保守管理を行った。
・資機材の整備・更新等の管理を適切に行った。
・R3に控える国の原子力防災資機材総合管理システム(NEMS)の各県導入に備え、既存資機材の現況の棚卸を実施して最新の状況を確認し、必要な修理・校正を行った。 |
原子力防災訓練の実施 | ・県地域防災計画で補完的手段として位置付けている船舶を活用した住民避難訓練について、自治体職員を住民に見立てて実施し、航行中の住民の安全確保等の対応手順の確認を行った(8/9)。
・島根県、米子市、境港市、実動機関等と連携して、2県6市の原子力防災訓練(島根原子力発電所対応)を実施し、感染症対策や自家用車避難の検証等を行った(10/28,30,31)。
・岡山県、三朝町、実動機関等と連携して、原子力防災訓練(人形峠環境技術センター対応)を実施した。(11/9) |
人形峠環境技術センターに対する安全の確保 | ・環境保全協定に基づき、人形峠環境技術センターから運転状況の報告を受けた(6/3,8/20,11/17,2/16)
・見学坑道の夜次排水処理ポンプ室からの坑水漏洩事案(4/7)に係る原因究明及び再発防止策について、現地確認と調査結果の聞取り(4/8,6/3)を実施した。
・総合管理棟1階操作室の火災発生事案(11/9)について、原因究明と再発防止対策等を申入れ(11/10)、現地確認と調査結果の聞取り(11/17,2/24)を実施した。
・環境保全協定に基づき、使用施設に係る使用変更許可申請に伴う新増設計画の報告を受けた。(1/15)
・加工事業の廃止措置計画の認可(1/20)について、原子力安全顧問からの意見を受け、申入れを行った。(3/9) |