令和2年度工程表
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中部総合事務所 農林局 倉吉農業改良普及所の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 倉吉農業改良普及所 所属長名 伊澤宏毅 電話番号 0858-23-3190

組織ミッション

消費者ニーズに応じた農産物づくりや農業者による販売を支援し儲かる農業を実現
1 認定農業者の経営発展や多様な新規参入希望者の経営確立等への支援
2 新品種・新技術を活用した地域特産物づくりへの支援
3 労働軽減に向けた農作業改善への支援

1.政策内容と目標

(1)政策内容

新品種、地域資源を活用した特産品作りの支援

(2)今年度の目標

新品種や地域資源を活用した特産品づくり
鳥取県農業生産1千億円達成プランの推進と目標達成

(参考)該当する長期的目標

政策項目元気づくり総合戦略将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他
しごと新時代づくり @農業生産9百億円・製造品出荷9千億円に挑戦 T豊かな自然でのびのび鳥取らしく生きる〜鳥取+ism〜(2)農林水産業@農林水産業の活力増進

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくD-1年間を通じて切れ目なく本県のいろいろな農産物を出荷するとともに、鳥取オリジナル品種、こだわりのある農産物等(二十世紀梨につながるリレー出荷(連続的な出荷)が可能な梨新品種の導入による鳥取梨のシリーズ化等)を育成・普及します。

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
酪農業者のスキルアップ
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値9,346kg9,748kg9,800kg9,600kg
時点平成26年度末令和元年平均令和2年度令和2年度
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
総合戦略 管内の特徴ある農産物である牛乳の生産拡大に向けた活動に対する指標である(管内総乳量/管内総経産牛頭数)

指標2

指標名指標の分類
ナシ有望品種「新甘泉」「王秋」の面積拡大及び「新甘泉」の栽培技術支援成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値「新甘泉」の面積 11.7ha「新甘泉」の面積 13.3ha「新甘泉」の面積 13.6ha13.2ha「新甘泉」の面積 13.6ha
時点平成30年の栽培面積令和元年の栽培面積令和2年度の栽培面積令和2年度の栽培面積令和2年度の栽培面積
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
政策項目 総合戦略 令和2年度倉吉農業改良普及所普及活動計画書収益性の高い「新品種」を導入することにより農家所得の向上を図る。

指標3

指標名指標の分類
多様な水稲栽培への取組支援(きぬむすめ食味値向上)成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値食味値78食味値80食味値80以上食味値68食味値80以上
時点平成26年産食味値令和元年産食味値令和2年産食味値令和2年産食味値令和2年産
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
政策項目 総合戦略 令和2年度倉吉農業改良普及所普及活動計画書県が推進する品種であるが、食味値にバラつきがあり、消費者のクレームがあり、食味の安定性が求められる。

指標4

指標名指標の分類
倉吉スイカの販売額増加成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値839百万円1,056百万円1,100百万円1,130百万円1,100百万円
時点平成24〜28年産平均令和元年産春作、抑制合計令和2年産春作、抑制合計令和2年産春作、抑制合計令和2年産春作、抑制合計
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
政策項目 総合戦略 令和2年度倉吉農業改良普及所普及活動計画書管内の特徴ある農産物である倉吉すいかの産地発展への活動に対する指標である。

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1鳥取県農業改良普及事業 (予算額(事業費)52928千円)改良普及員が行う農業生産方式や農業経営の改善、農業労働・加工流通の改善の普及指導にかかる事業。  普及指導に協力いただく指導農業士の活動、普及指導活動に必要な機材の整備等にかかる事業。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
8
評価理由
概ね今年度の目標をクリアした。 

令和2年度の取組成果
【酪農業者のスキルアップ】 ・生乳出荷量の増加を実現するため、給与飼料の適正化、暑熱対策などの飼養環境の改善および飼料用トウモロコシの栽培技術の向上を図るため、農業者の個別課題を具体化し、解決手法の提示などを行った。 管内の総出荷乳量は5,759tで経産牛1頭当たり乳量は9,680kgであった。10,000kg以上農家は13戸中5戸と10,000kg以上農家は1戸増加した。大規模酪農家(1戸)の乳量が減少したため平均乳量は前年の9,748kgよりも若干減少したが長期目標である9,600kg以上は達成できた。
【ナシ有望品種「新甘泉」「王秋」の面積拡大及び「新甘泉」の栽培技術支援】 ・「新甘泉」高接ぎ樹の骨格を整理したモデル樹を設置して、実証展示した。新梢管理についても、併せて展示した。このことにより、今、思い切って変えることで、増収できることを指導した。 ・指導会のモデル樹で添え竹を設置し、マークすることで、モデル展示する。亜主枝間隔が狭いと、成り枝が配置できず、予備枝も要請できないで悪循環となることを理解してもらう。 ・「王秋」の推進パンフレットを配布し、経営収支のモデルを説明して推進した。  ・新甘泉の生産者で、小規模の廃園が多数あり、栽培面積が減少した。新植する生産者がいるものの、出荷量が伸び悩んでいる。 ・モデル展示によって、出荷量の多い生産者の意識が変わってきた。思い切った骨格の整理によって、管理がしやすくなった。 ・モデル樹が完成形に近い形になり、ポイントが分かりやすい状態で展示できた。 ・王秋については、面積が減少しており、生産部として強く推進する考え方も薄い状態である。
【多様な水稲栽培への取組支援(きぬむすめ食味値向上)】 ・きぬむすめの低収改善へ向けて施肥量を見直し、その効果について調査した結果、施肥量増加により収量改善すること、また今回調査した施肥量の範囲内であれば倒伏や食味低下につながらないことが確認された。 ・令和2年産のきぬむすめ平均反収は473sとなり、昨年の平均反収400sと比較して18%増収、課題となっていた低収が改善された。
【倉吉スイカの販売額増加】 ・農協、生産部と連携し、技術指導や極実の品質安定のための取り組み等を実施した。 ・倉吉スイカの産地強化策について、課題と対応策の整理を進め、倉吉市が産業振興施策と連動させてまとめる地域プラン策定を支援した。  ・単価が高かったこともあり、春作、抑制合計で11億円を突破した。 ・産地の課題や今後取り組むべき事を、役員を中心とする生産者、関係機関で整理、共有できた。
課題今後の取組
【酪農業者のスキルアップ】 ・倉吉コントラ合同会社を中心とした協働体制の再整備と自給粗飼料の域内流通体制の整備 ・後継者のスキルアップ ・飼料用トウモロコシの栽培面積の拡大と収量・品質向上支援を行う。また、収穫作業の省力化体系の検討を行う。 ・若手を中心に労力的な不安を抱える酪農家が多く、飼養管理・自給飼料調製作業の省力化等により「ゆとりある酪農」を実現するための支援を行う。
【ナシ有望品種の生産安定及び出荷量増大】・生産部役員との意見交換の結果、新甘泉の増収対策を強化することが求められた。  したがって、新甘泉の生産安定技術について、より、重点的な指導を実施していく。
【水稲(星空舞)の技術支援】 ・県育成の新品種「星空舞」のブランド化に向け、栽培技術の早期確立と収量・品質向上の安定化が求められている。・栽培技術資料の作成と生産者の栽培技術支援 ・現地試験ほの調査協力及び作柄検討 ・JA鳥取中央版栽培暦の検討
【倉吉スイカの販売額増加】 ・担い手の確保と育成 ・農地(特にハウス用地)の確保 ・潅水設備の整っていない圃場が多く、秀率、出荷率の低下につながっている。 ・倉吉スイカの産地としての認知度がまだ低い。 ・生産部会、関係機関と連携し地域プランの円滑な事業実施を支援することにより、課題解決を目指す。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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