農林水産部 農業振興戦略監 園芸試験場の工程表

基本的事項

所管組織、所管責任者

組織ミッション

１．政策内容と目標

（１）政策内容

（２）今年度の目標

（参考）該当する長期的目標

政策項目	元気づくり総合戦略	将来ビジョン	環境イニシアティブプラン	アクションプラン（教育振興基本計画）	その他
					○

●所属で設定する長期目標（設定がある場合のみ）

２．測定指標

指標１

指標名	指標の分類
低コスト生産・経営管理技術に関する成果情報の件数	成果指標

	基準値	年度当初値	今年度目標値	今年度実績値	長期的目標値
数値		45	50	50	55
時点

根拠となる計画等	その他計画の名称	計画指標の選定理由
		新技術の開発がミッションであるため、研究成果情報数を指標に選定した。

３．目標を実現するための主要事業・主要制度

番号	主要事業・主要制度	事業概要・スケジュール
1	鳥取のナシ産地活性化を目指す栽培技術の確立　（予算額（事業費）6831千円）	「新甘泉」を中心とした新品種の栽培安定技術、省力栽培技術、気候変動への対応技術を確立し、新規就農者でも取り組みやすい梨栽培体系を構築する。
2	野菜主要品目の生産拡大と高品質生産技術の確立　（予算額（事業費）4229千円）	本県の野菜の主要品目の省力化技術の開発、施設(パイプハウス）栽培の高度利用と安定生産技術の確立、露地野菜の安定生産技術の確立、農家自身が実施可能な簡易土壌分析方法の確立を図る。
3	鳥取の花きとシバ栽培を支える安定生産技術の確立　（予算額（事業費）4615千円）	本県で生産額が多いか今後需要が期待できる花き4品目（切り花、花壇苗、実付き枝物、シバ）について、基本的な栽培技術、特に出荷時期の調整技術について明らかにする。
4	気候・風土に適応した砂丘ラッキョウ・ナガイモの安定生産技術の確立　（予算額（事業費）5507千円）	本県、東部地区、中部地区の砂丘畑を中心に作付が行われている、ラッキョウ、ナガイモについて生産振興を図るための技術開発を行う。
5	白ネギを核とする弓浜砂丘地の野菜栽培技術の確立　（予算額（事業費）2344千円）	西日本有数の白ネギ産地の維持・発展を目指して、通年出荷体系の確立と懸念される重要病害の防除技術を確立する。
6	中山間地園芸作物の安定栽培技術の確立　（予算額（事業費）2279千円）	高冷地の環境条件を活かした、野菜多品目の生産技術を確立する。
7	園芸作物における病害虫の防除対策　（予算額（事業費）4810千円）	園芸品目の難防除病害虫の防除技術を確立する。

４．評価

■最終評価（年度末時点）

進捗評価
○（予定どおり）
達成度の評価
6
評価理由
当初項目に挙げていなかった課題を含めて、５件の成果を得た。

令和2年度の取組	成果
ナシのジョイント整枝による省力栽培技術の確立	ジョイント整枝用の大苗を安定生産（目標苗長を確実に達成）するための肥培管理法を明らかにした（○）。
スイカの着果安定技術の確立	スイカの現行品種の組み合わせはミツバチ交配に不適であることが明らかとなった（品種構成を変えて再試験）（×）
黒ボク畑特産野菜の施肥削減技術の確立	スイカの強勢台木の減肥栽培法を明らかにした（○）。
鳥取スイカのブランド強化に必須となる安定出荷技術の確立	遮光によるスイカの生理障害回避法について一定の手がかりを得たが実証には至らなかった（△）。
砂丘畑白ネギ栽培における除草剤の効率的利用による労力削減	白ネギ栽培における除草作業の労力軽減技術を明らかにした（○）。
ナシの輸出用穂木の安定生産技術	植調剤の活用により「新興」の花芽着生が安定的に促進できることを明らかにした（○）。

課題	今後の取組
ナシのジョイント整枝による省力栽培技術の確立	ジョイント苗の品質（苗長）確保が困難な品種で、改めて確認を行う。
スイカの着果安定技術の確立	着果制御による品質安定技術を確立する。
黒ボク畑特産野菜の施肥削減技術の確立	黒ボク土以外への適用性を確認する。
鳥取スイカのブランド強化に必須となる安定出荷技術の確立	夏期高温時の生理障害確保技術を明らかにする。
砂丘畑白ネギ栽培における除草剤の効率的利用による労力削減	複数技術の組み合わせによるさらなる省力化を目指す。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎：予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。