県土整備部 道路企画課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 道路企画課 所属長名 小田原 聡志 電話番号 0857-26-7350
組織ミッション
○山陰道などの高速道路ネットワークの早期整備
○歩行者、自転車等が安全、安心、快適に道路を利用できる環境の整備
○メンテナンスサイクルの確立と、維持管理や道路整備のコスト等の縮減
1.政策内容と目標
(1)政策内容
安全安心で快適な道路環境の提供
(2)今年度の目標
通学路の安全性の向上、公共施設付近のバリアフリー、橋りょう耐震補強(補修)及び道路防災の推進、冬期の円滑な交通確保
(参考)該当する長期的目標
政策項目 | 元気づくり総合戦略 | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 健全性Vの要補修橋梁:573橋 | 258 | 229(年間29橋完了) | 残り 226橋 | 0橋 |
時点 | H26年度末 | R02.04.01 | R03.03.31 | 令和2年度末 | R16年度(20年間) |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 鳥取県道路橋りょう長寿命化計画 | 急速に進む道路橋の老朽化対策を進め安全全安心な道路交通の確保を図るため |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
避難路、物資輸送ルートの法面要対策箇所の対策率 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 0.67 (0.55) | 0.67 | 0.69 | 対策率0.67 | 対策率0.78(5年間0.11完了) |
時点 | R02 (H27) | R02.04.01 | R03.03.31 | 令和2年度末 | R06年度末 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| 鳥取県国土強靱化地域計画 | 落石等の被害の無い安全安心な道路交通の確保を図るため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 防災・安全交付金(交通安全) (予算額(事業費)598145千円) | 「交通安全施設の整備、交通安全教育の充実など、交通事故死傷者全国最小を目指しての取り組みの強化」を実現するため、事故率の高い区間の歩道整備、右折折レーン設置等の交差点改良、園外活動ルートの安全対策を実施する。(38箇所(R2県当初予算時点))
〔箇所内訳〕
鳥取管内:9箇所、八頭管内3箇所、中部管内:13箇所、米子管内:10箇所、日野管内:3箇所 |
2 | 通学路安全対策事業 (予算額(事業費)985781千円) | H24から毎年実施している通学路合同点検において対策が必要とされた箇所について、点検年度を含めた概ね3年間で抜本的又は当面の対策を実施する。
H24〜R1の点検で対策が必要とされている527箇所のうち426箇所で対策が完了している(R1年度末時点)。
〔対策が必要な箇所数の年度別内訳(( )は対策済み箇所数) R1年度末時点〕
H24点検:196(196)、H25点検:37(36)、H26点検:29(27)、H27点検:77(61)、H28点検:62(50)、H29点検:50(34)、H30点検:29(14)、R1点検47(8) |
3 | ユニバーサル社会の実現に向けたバリアフリー化推進事業 (予算額(事業費)78000千円) | バリアフリーを目的とした視覚障がい者誘導ブロック設置、段差解消等の歩道整備等の整備を行う。(7箇所(R2県当初予算時点))
鳥取管内:1箇所、中部管内:2箇所、米子管内:4箇所 |
4 | 防災・安全交付金(橋りょう補修) (予算額(事業費)2146701千円) | 地震時における緊急輸送道路を確保するため耐震補強を図る。また、橋梁長寿命化修繕計画に基づき橋梁補修を行う。
箇所:国道482号(箸建橋) 外246箇所 |
5 | 防災・安全交付金(災害防除) (予算額(事業費)938780千円) | 道路防災点検及び近年落石等発生箇所などの法面対策が必要な箇所について防災対策を実施する。
箇所:県道津山智頭八東線(智頭町新見) 外74箇所 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
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評価理由 |
橋梁補修や法面対策、通学路安全対策等の各取組により、今年度の目標を概ね達成することができた。 |
令和2年度の取組 | 成果 |
1.交通安全
・歩道整備、交差点改良などの交通安全事業(通学路対策事業以外)は、本年度は38箇所で事業実施中であり、そのうち2箇所の年度内完了に向けて取り組んでいる。 | ・令和元年度に事業実施した38箇所のうち2箇所で年度内完成。残る36箇所については令和2年度以降も事業を継続し、早期完了に向けて取り組んでいく。 |
2.通学路安全対策
・H24から毎年度実施している通学路合同点検において対策が必要とされた箇所において、未対策箇所の完了に向けて取り組んでいる。
・本年度も引き続き、各市町村教育委員会や警察などの関係機関と通学路安全点検(現地点検)を実施。 | ・平成24年度から令和元年度の通学路点検で要対策とされた527箇所のうち、未対策であった101箇所について、令和2年度中に45箇所の対策を実施した。残る未対策箇所(56箇所)についても早期対策完了に向けて引き続き取り組んでいく。
・また、令和2年度の通学路点検で対策が必要とされた箇所については、次年度着手に向けて取り組んでいく。 |
3.バリアフリー
・障がい者の方と現地確認を行い、障がい者の方の要望・意見を踏まえながらバリアフリー対策を実施。 | ・関係団体からの意見を元に、点字ブロックの修繕、車椅子用縁石の設置などを推進した。 |
4.橋梁補修
・緊急輸送道路における橋梁の耐震補強の実施
・橋梁長寿命化修繕計画に基づいた橋梁補修の実施 | ・緊急輸送道路の橋長15m以上の橋梁120橋について、県道羽合東伯線「天神橋」の耐震化のみを残すところとなっており、令和6年度完了に向けて工事を推進している。
・橋梁耐震化の進捗により、中部地震においても橋りょうにおける落橋等の被害が無く、小規模な応急復旧により緊急輸送路を確保することが出来た。
・橋りょう補修については、健全性Vの要補修橋梁507橋のうち、令和2年度は32橋の補修が完了した。
・橋りょう点検については、平成30年度に法定点検1巡目が完了した。令和元年度から2巡目法定点検を実施している。 |
5.災害防除
・道路防災点検要対策箇所における防災対策の実施
・国の補正予算約3.2億円を追加で確保し、要対策箇所の解消に向けて工事を促進した。 | ・令和2年度は5箇所の要対策箇所が完了した。
・令和2年度は、75箇所で対策を実施しており、来年度以降も継続して対策を行っていく。 |
課題 | 今後の取組 |
1.通学路、園外活動ルートを含む歩行空間の危険箇所の解消や安全確保に向けて、必要な予算を確実に確保する必要がある。 | 引き続き、国の重点配分事業である通学路対策事業(防災・安全交付金)を活用し、安全安心な歩行空間確保に努めていく。 |
2.1巡目定期点検の結果による補修が必要な健全性Vの橋梁が573橋あり、令和2年度の事業着手率は68%程度となっている。今後も事後保全の未着手箇所に着手して、長寿命計画に基づく、予防保全へ移行していく必要がある。 | 平成30年度で法定点検1巡目が完了し、全橋梁の健全性が判定された。点検結果による補修が必要な橋梁が多数あるが、令和2年度に創設された補助事業(道路メンテナンス事業)を活用し、計画的に対策を推進していく。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。