西部総合事務所 米子保健所 健康支援総務課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 健康支援総務課 所属長名 郡 浩光 電話番号 0859-31-9305
組織目標
県民が健やかに安心して暮らすことができるよう保健・医療の推進や健康支援を図ります。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
精神障がい者等の地域移行や地域定着支援の強化について
■SDGsのゴール
03 すべての人に健康と福祉を
(2)今年度の目標
・精神障がい者を地域全体で支える仕組みを関係機関と連携しながら構築する。
・地域移行の取組において定着を図り、ノウハウを蓄積し、圏域全体のスキルアップに繋げる。
測定指標
測定指標なし
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 精神障がい者地域移行・地域定着支援事業 (予算額(事業費)25,602千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
×(大幅遅れ) |
達成度の評価 |
3 |
評価理由 |
新型コロナ対応が第一優先となるため、精神業務については会議等を企画・準備しても直前で中止・延期せざるを得ない状況となり、業務を計画通り遂行ことが不可能だった。 |
令和3年度の取組 | 成果 |
@精神障がい者に対応した地域全体で支える仕組みの構築を進めるため、関係者による協議の場の設置
A関係機関が連携し、「長期入院患者への市町村及び相談支援事業所の訪問」の実施
B長期入院患者の退院意欲の喚起を行うために「長期入院患者の地域交流会(いろどり会)」の開催とピアサポーター、地域移行推進ボランティアの活用
C保健・医療・福祉関係者のスキルアップを図るための事例検討会の開催
D自立支援協議会等に情報提供等を行うとともに、地域移行・地域定着に関する検討の実施
Eピアサポーターの養成及びフォローアップ(委託事業) | @6月、3月に関係機関協議(コアメンバー会議)を開催。連絡会(実務者会)については日程を定め、個別に市町村保健師に連絡をとる等調整を行っていたが、コロナの影響で直前で延期となった。推進会議(代表者会議)については調整できず。
A市町村、相談支援事業所が連携をとり随時実施中だが、取組には市町村間で温度差あり。
Bいろどり会については日程を定め、ピアサポーターや密着ADと事前打ち合わせを行う等準備をしていたが、コロナの影響で直前で延期となった。
C事例検討会は年間スケジュールを組んでいたが、コロナの影響で未実施。
D可能な範囲で支援センター連絡会への参加し、地域移行・地域定着に関する情報提供等を行い、圏域で事業周知を図った。圏域内の公営住宅・GH空き状況を毎月確認し、関係者へ情報提供した。
E県精神保健福祉士会と委託契約を締結。計画通り、講演会、養成研修、フォローアップ研修が実施された。
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課題 | 今後の取組 |
ピアサポーターの活用で地域移行が推進するよう、関係機関の理解を深め支援体制を整える必要がある。 | 委託事業のピアサポーター養成については最終年度となるため、西部圏域で求められているピアサポーターの役割を関係機関と共に整理し、今後の活用方法や活動の場の拡大について検討していく。 |
退院可能者への地域支援者訪問については、地域支援者が退院可能者を個別に把握することにより、地域移行に向けた具体的な支援を病院と地域の連携のもと推進する体制を目指して実施しているが、取組の中心となる市町村間で温度差がある。また、市町村保健師の会議参加率も低いため情報共有もできていない。 | 市町村の意識の差を埋めていくため、まずは保健師の連絡会(実務者会)への参加を促し、事業目的や方向性について共通認識を図り、更に今後は支給決定を行う福祉部門の参加も視野に入れる。各市町村の実情に合わせた支援体制がとれるよう、行政(保健・福祉)・相談支援事業所・医療機関がそれぞれの役割を再認識できるよう、協議の場(GWを通して意見交換する)を設定する。以上について、年度当初にコアメンバーと意見交換し方向性を出す。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。