農林水産部 市場開拓局 食のみやこ推進課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 食のみやこ推進課 所属長名 山本桂司 電話番号 0857-26-7834
組織目標
食のみやこを支える飲食店・食品産業等のコロナ禍からの経営回復を図り、県産農林水産物のPR、地産地消・県産品利用の推進、食による地域振興、農商工連携及び6次産業化の促進など「食のみやこ鳥取県」を県内外へ更に浸透させます。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
県内外への「食のみやこ鳥取県」の浸透
■SDGsのゴール
08 働きがいも経済成長も
12 つくる責任つかう責任
14 海の豊かさをまもろう
15 陸の豊かさもまもろう
(2)今年度の目標
・県産農林水産物(星空舞、ジビエ、鳥取和牛等)のPR
・コロナ後を見据えた飲食店支援
・食による地域振興、地産地消の推進
・食のみやこ鳥取県推進サポーターの拡大
測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 1830t | 1036t | 1150t | | 15000t |
時点 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | | 2026年 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 星空舞ブランド化推進協議会生産計画 | 星空舞のブランド化推進の達成状況の指標として、普及の度合い=県内の星空舞生産量を選定した。 |
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 食のみやこ鳥取県推進事業(発見・体験「食のみやこ」推進事業) (予算額(事業費)18448千円) |
2 | コロナ後を見据えた飲食店応援事業 (予算額(事業費)32500千円) |
3 | 「星空舞」ブランド化加速事業 (予算額(事業費)17714千円) |
4 | とっとりジビエ全県普及推進事業 (予算額(事業費)22566千円) |
5 | とっとりジビエ全県普及推進事業 (予算額(事業費)22566千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
〇SNSなどコロナ禍の影響に左右されないPR手法を展開し、本県特産物の認知度向上を進めることができた。
・本県オリジナル米「星空舞」、「とっとりジビエ」の新たな客層への訴求、購買につながった。
・星空舞の県内小中学校給食への活用が広がっている。
〇コロナ後を見据えた飲食店の新たな取組等を支援し、県内飲食店の経営維持、発展の基礎づくりをすることができた。 |
令和3年度の取組 | 成果 |
【星空舞】新型コロナウイルス感染症の影響で対面での試食宣伝が困難なことから、SNS、ラジオを活用した刷り込み等、コロナ禍における販促活動に取り組んでおり、星空舞のネーミングと関連付けて、七夕キャンペーン、SNS投稿キャンペーン、学校給食での提供によるPRなどを重点的に行っている。 | ・SNSキャンペーンやラジオ、テレビ等のメディアを活用したPRにより実際の購入やSNSの新規フォロワー獲得につながる事例も見られ、星空舞の認知度は向上している。
(Instagramの星空舞公式アカウントでは年度当初から約500人フォロワー増加。また、ラジオや知事が出演したギャル曽根YouTubeチャンネルでは、「星空舞注文しました!」、「ネットで探して買ってみます!」といったコメントが寄せられた。)
・令和3年度より米子市、大山町、伯耆町の小中学校47校で年間を通じて星空舞の給食への提供が開始され、他の地域でも7月と1月に「星空舞週間」として期間限定で小中学校126校において給食で星空舞が提供された。
・全日本空輸(株)との連携により羽田空港ANA FESTAフード店で星空舞おにぎり等を期間限定で販売し、同社の発信力も活用して、「星空舞」の魅力を広く発信することができた。 |
【ジビエ】
・鳥獣被害対策の一環として新たに「とっとりジビエ」の首都圏の一般消費者への普及推進及び消費拡大を図るため、人気レストランシェフ監修の「とっとりジビエ」ミールキットを開発し、試行販売に取り組んだ。また、六本木ヒルズでのレストランフェアで「とっとりジビエ」のメニューを提供した。
・アウトドアシーンと親和性のある「とっとりジビエ」のキャンプ等での展開に向けて、著名なBBQ研究家出演の「とっとりジビエ」を活用したBBQセミナー動画を制作・配信した。 | ・「とっとりジビエ」ミールキットの試行販売により、購入者から「鳥取がジビエの産地と知らなかった」「エコな取組で素晴らしい」等のコメントが得られ、今後に向け「とっとりジビエ」の首都圏等での販路拡大の新しい足がかりが得られた。Instagramのアカウントフォロワーが取組以前より34%(2か月で58増)増加した。また、フォロワー以外のアクセスが総アクセス数の73.5%を占め、認知度向上に貢献した。
(ミールキット購買者居住地:首都圏及び都市部61.5%/その他38.5%)
・レストランフェア(2店舗・14日間)期間中、ジビエ入りのコース計250食を売り上げた。「関東圏レストランでは鳥取のジビエは珍しい」等のコメントから、日頃「とっとりジビエ」喫食の機会の少ない新たな層の認知度を得られた。
・BBQセミナー動画を配信し、公開から2か月のYouTube総インプレッション数が3,547と、「とっとりジビエ」の認知度向上に貢献した。BBQ施設やキャンプ場での「とっとりジビエ」新規取引ツールとして、次年度以降の「とっとりジビエ」普及の新たな切り口を得ることができた。
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【鳥取和牛】鳥取県牛肉販売協議会が申請し、記念日認定された「とっとり0929(わぎゅうにく)の日」に合わせて、県内の鳥取和牛取扱店・指定店と連携して、9月29日を中心に購入促進キャンペーン、PRを実施した。 | ・SNS等を活用したPRを展開し、高い閲覧数が得られた。(Web媒体:約20,000ビュー、YouTube動画:約7,000ビュー(R4.2現在))
・指定店等キャンペーンでは、コロナ禍にも関わらずキャンペーン期間は売上が伸びた店舗が複数見られ、今後継続的に事業者・団体と連携した取組を展開するにあたっての手ごたえが得られた。 |
【コロナ後を見据えた飲食店への経営面の支援】コロナ後を見据えてデジタル化、食品加工に取り組む飲食店の機材整備やPR経費等支援のほか、デジタル化を導入する事業者の検討を支援するため、デジタル化導入セミナーを開催した。 | POSレジ導入などの飲食店のデジタル化の端緒となる機器の導入や、テイクアウト事業展開に必要な機材、広報費などを支援している。
デジタル化導入セミナーについては、視聴した飲食店経営者から、POSレジで把握した情報により顧客管理や効果的な広報が可能であることがわかり、今後の展開に向けて積極的に活用したいという声が寄せられた。
(交付決定件数)178件(執行率)約85% |
課題 | 今後の取組 |
コロナ禍に適したオンライン等での催しの実施及びコロナウイルス対策を行った上でのレストランフェアの実施 | 感染防止対策を徹底しながら、事業者の意向を踏まえた開催方法を検討する。 |
販促PRを実施するにあたり感染症対策が必須となっており、実施内容が制限される。 | 対面での試食宣伝ができないため、引き続きPR動画やSNSなどを有効活用した認知度向上に取り組む。 |
地産地消の推進 | ・コロナ禍において「食の安心安全」等への社会的関心の高まりが見られることを機会に、地産地消の意義を改めて訴求し、消費拡大につなげる取組を進める。
・星空舞、とっとりジビエなど特徴的な本県特産品のPRを継続するとともに、特に、令和4年度に開催される全国和牛能力共進会にあわせ、鳥取和牛のさらなる県民認知度・愛着度向上に向けて、関係団体・指定店等と連携したキャンペーン等にも注力する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。