中部総合事務所 県民福祉局 地域福祉課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 地域福祉課 所属長名 中本恵子 電話番号 0858-23-3187
組織目標
生活に困窮する者、DV被害者、ひきこもり課題を抱える家庭等に対して、必要な相談・支援を関係機関と連携して行うことにより、誰もが安心して生活できる地域社会を目指します。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
DV被害者等相談支援
■SDGsのゴール
03 すべての人に健康と福祉を
(2)今年度の目標
1 DV相談対応職員のスキルアップ及び関係機関との連携強化を図る。
2 DV防止に関する普及啓発を充実させる。
測定指標
測定指標なし
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | DV被害者等総合支援事業 (予算額(事業費)33993千円) |
2 | 鳥取県DV予防啓発支援員活動事業 (予算額(事業費)2005千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
・DV相談支援担当者ネットワーク会議を開催し、職員の資質向上と関係機関の連携強化を図った。
・必要に応じて、市町、警察、児童相談所、一時保護施設等関係機関と連携し被害者支援を行った。
・各学校と打ち合わせを行い、生徒の実情や理解度に合わせて教材を工夫し、デートDV予防学習会を行った。 |
令和3年度の取組 | 成果 |
【DV相談対応職員のスキルアップ及び関係機関との連携強化】
@DV相談支援担当者ネットワーク会議及び事例研究会の開催、児童相談所との連絡会の開催
ADVセンター業務研究会への参加 | 【実績】
@2回開催(6月8日、11月30日)
(※事例研究会は8月31日及び2月4日に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した)
倉吉児童相談所との連絡会を開催(7月6日、11月15日)
A3回参加(5月28日、10月1日、2月25日)
【まとめ】
・DV相談支援担当者ネットワーク会議では、各機関の取り組み状況の共有や意見交換等を行い、また、警察署員による講演(「改正ストーカー規制法及び被害者が避難する際のセキュリティ対策について」)を実施することで、職員の資質向上や関係機関の連携強化に繋がった。
・倉吉児童相談所とは、DV相談支援担当者ネットワーク会議及び事例研究会とは別に協議の場を設定し、相互理解を深めるとともに、DVと児童虐待が絡むケースへの対応について協議し、共通理解を図ることができた。
・DVセンター業務研究会では、県内3か所のDVセンターの支援内容や体制等の充実を図るため、各センターが日頃の疑問や課題を持ちより、より効果的な業務遂行に向けて協議を行い、職員の対応能力の向上を図った。
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【DV防止に関する普及啓発の充実】
@若年者へのデートDV予防学習、地域住民へのDV研修への支援員の派遣
ADV予防啓発支援員連絡会の開催
BDV防止啓発活動(パネル展示等)の実施 | 【実績】
@高校3校、中学校1校、特別支援学校1校、知的障害児入所施設1箇所、計6箇所で7回実施。
《内訳》倉吉農高、倉吉東、倉吉西、琴の浦特別支援、皆成学園(2回)、河北中。(倉吉養護学校・中央育英は新型コロナウイルスの影響により中止)
A3回開催(5月11日、10月8日、12月14日) ※4回目は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止
B女性に対する暴力をなくす運動キャンペーン期間中に各市町と共催でパネル展示を実施。(10か所)
日 時 令和2年11月12日(金)から11月25日(木)まで
場 所 @~D倉吉交流プラザ(倉吉市)、三朝町総合文化ホール(三朝町)、
各庁舎内(湯梨浜町・琴浦町・北栄町)
E倉吉農業高校
F倉吉東高校
G琴の浦高等特別支援学校
H倉吉養護学校
I鳥取中央育英高校
また、鳥取看護大学・鳥取短期大学、県立倉吉総合看護専門学校在学中の学生にリーフレット・マスクを配布し普及啓発活動を実施。
【まとめ】
・デートDV予防学習会に向けて、依頼元の学校と打ち合わせを行い、生徒の実情や理解度に合った教材作りを行った。実施後のアンケートでは、「よくわかった」「わかった」との回答する生徒が多く、対象者に伝わりやすい学習会を開催することができた。
・DV予防啓発支援員連絡会では、デートDV予防学習会に向けた意見交換や準備、デートDVに関する情報交換等行い、資質向上を図った。
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課題 | 今後の取組 |
【関係機関との連携強化及びDV相談対応職員のスキルアップ】
・他圏域に比べ相談件数が少なく、関係機関との連携やDV相談対応のスキルの積み上げが難しい。
・児童相談所との連携強化。 | ・令和3年度は、年4回開催予定であったDV相談支援担当者ネットワーク会議及び事例研究会のうち、事例研究会を開催することが叶わなかった。令和4年度は、感染状況に十分留意しながらも、市町のDV担当課職員と一時保護施設職員を対象とした事例研究会を可能な限り開催し、DV相談対応スキル強化に努めたい。
・会議等の中で、当局の業務、DV被害者支援のための各種手続き、DV被害者の心理等について確認する機会を設け、DV相談対応の基礎力向上に努める。
・今年度倉吉児童相談所と当局で連絡会を設けたが、今後も連携強化のため定期的に連絡会を開催することを取り決め、令和4年度の開催にむけて検討中。連絡会の中で、相互理解を深めるとともに、児童相談所と配偶者暴力相談支援センターの連携のあり方、DV・児童虐待が絡むケースに関する情報共有等を行い、さらなる連携強化に努める。 |
【DV防止に関する普及啓発の充実】
・中学校でのデートDV予防学習会の開催を進めていく方向だが、学習会の回数が増えると現在活動可能なDV予防啓発支援員の人数では足りない状況になる。また、中学生の実情や理解度に合わせて、教材検討が必要となる。 | ・施設職員など、DV・デートDV予防啓発に関心のある方に積極的に声かけをし、支援員養成研修(6月開催予定)への参加、支援員登録を促す。令和4年度は、中部圏域新規支援員登録者対象の説明会を実施し、登録後スムーズに支援員活動が行えるようサポートする予定。(中部圏域 支援員登録者数:23人、そのうち実際の活動が可能な支援員数:7人)
・今後中学校から申し込みがあれば、中学生の実情や理解度に合わせた教材を工夫し学習会を実施する。学習会後には振り返りの機会を設け、次回に活かす。県としてのDV予防啓発支援員活動事業の方向性も確認しながら、よりよい学習会となるよう教材検討を重ねる |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。