生活環境部 緑豊かな自然課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 緑豊かな自然課 所属長名 平木尚一郎 電話番号 0857-26-7199
組織目標
公園が人に与えるやすらぎ等の効果を通じ、現在及び将来の鳥取県民が、健全で恵み豊かな環境の恩恵を享受し、健康で文化的な生活を営むことができるよう、人と自然が共生する鳥取県を目指す。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
自然環境の保全・再生と野生動植物との共生社会の実現
■SDGsのゴール
15 陸の豊かさもまもろう
(2)今年度の目標
令和元年度に策定した生物多様性地域戦略を着実に実行するために、とっとり生物多様性推進センターを中心に、希少野生動植物等の保全や保護活動団体の支援を行う。また、イノシシ、シカ、ツキノワグマなどの特定鳥獣の保護管理計画の改訂を行う。
測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
「鳥取県の絶滅のおそれのある野生動植物種のリスト」掲載種の保護 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 絶滅危惧種から絶滅種への移行(悪化)を可能な限りゼロにする。 | | | | |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
環境イニシアティブプラン | | 遺伝子や種の多様性を表す指標として適切と考えられるため。 |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
60歳未満の県内狩猟免許所持者 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 60歳未満の県内狩猟免許所持者 | | | | 1,300人 |
時点 | | | | | 令和12年度 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
環境イニシアティブプラン | | 狩猟者の高齢化を改善し、捕獲活動の中心的な役割を担う「60歳未満の狩猟者数」を増加させる。 |
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 生物多様性保全事業 (予算額(事業費)10764千円) |
2 | 特定鳥獣保護管理事業 (予算額(事業費)92490千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
△(やや遅れ) |
達成度の評価 |
6 |
評価理由 |
イノシシ、ニホンジカの目標頭数の捕獲は達成する見込みだが、特定鳥獣(クマ、シカ、イノシシ)の管理計画策定に遅れが生じている。 |
令和3年度の取組 | 成果 |
生物多様性に資する保全活動の支援等 | 生物多様性の保全に資する活動を行う団体等に対して、補助事業や技術支援等を行った。また、県が手続き等を行い、県内有識者が行う現地活動に協力し、独自でシカ対策や域外保存を進めることとなった。
鳥取県版レッドリストを改訂し、条例に定める希少野生動植物を更新した。 |
クマの出没に対する注意喚起、イノシシ、シカの生息調査の実施及び特定鳥獣(クマ、シカ、イノシシ)管理計画の改訂作業 | クマ出没が多い秋に人身被害防止の注意喚起を行い、人身事故の発生防止に努めた。
シカ、イノシシは計画以上の捕獲を達成できる見込みだが、依然として生息数を減じるまでは減らせていない状況。
特定鳥獣(クマ、シカ、イノシシ)管理計画については改定作業中。 |
課題 | 今後の取組 |
生物多様性の保護推進に係る基本的な知識の周知と活動の活性化 | ・生物多様性を担う人材の高齢化や活動を行う際の知識不足が課題となっており、解決に向けて引続き有識者等と検討する。
・生物多様性に関する活動団体の活性化や県民への周知のため、紹介パネル展等を通じて取組の紹介や新たな参加者の掘起こしを継続する。
・県内で生存数が減少し存続が危うい種の保護要請に対し、保護団体や関係機関との調整等行い、保存や移植等の保護対策を進める。
・開発事業に関して、関係機関との調整を行うとともに、配慮の必要性が容易に確認できる資料の作成に取組む。 |
特定鳥獣(クマ、シカ、イノシシ)管理計画に基づく特定鳥獣の管理 | ・特定鳥獣(クマ、シカ、イノシシ)管理計画に基づき、引続きシカ・イノシシの計画的な捕獲を推進する。
・ツキノワグマについては、人との軋轢を軽減するとともに個体群水準の維持を図る。
また、モニタリング調査を実施し、被害、生息状況等に応じた順応的な対策を行う。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。