子育て・人財局 家庭支援課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 家庭支援課 所属長名 名越 善彦 電話番号 0857-26-7687
組織目標
DVや児童虐待等の被害者やひとり親などが相談できる体制や支援が充実し、安心して生活できる環境の実現を目指します。また、母子保健の充実を図り、安心して子育てできる環境の実現を目指します。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
DVや児童虐待の防止に加え、ヤングケアラーに対する支援体制の強化と啓発を図る
■SDGsのゴール
03 すべての人に健康と福祉を
(2)今年度の目標
・ヤングケアラーの理解促進と啓発
・ヤングケアラーの支援体制の強化
・ヤングケアラーの支援に携わる関係機関の連携強化
測定指標
測定指標なし
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | ヤングケアラー支援事業 (予算額(事業費)2300千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
ヤングケアラーの支援体制を新たに構築し、次年度に向けて拡充することができた。 |
令和3年度の取組 | 成果 |
ヤングケアラー啓発強化事業 | リーフレットや学校・図書館など子どもの利用施設に掲示するポスターを9月末までに作成・配布、子どもに対してヤングケアラーであることの気付きや相談を促した。
また、テレビCM、インターネット媒体(Youtube動画開始時等に差し込む広告)を用いた情報発信を行った。 |
ヤングケアラーの実情と対策を学ぶフォーラム、ヤングケアラー支援に関する研修会 | コロナ禍により中止とし、代わって対策会議の委員でもある島根大学法文学部宮本教授による講演動画を作成し、教育関係者、行政関係者、子どもに関わる専門職等に配信し、支援者の理解促進と対応力向上を図った。 |
ヤングケアラー電話相談事業 | 児童相談所に相談窓口を設置し、当事者や関係者からの相談に対応した。 |
ヤングケアラー対策会議 | 令和3年度に3回の会議を開催し、委員からの意見は施策や令和4年度予算に反映させた。 |
ヤングケアラーの実態調査 | 7月に青少年育成実態調査を活用し、ヤングケアラーの実態調査を行った。 |
課題 | 今後の取組 |
「令和3年度鳥取県青少年育成意識調査」の調査項目として、ヤングケアラー実態調査を実施した結果、調査対象(小学5年、中学2年、高校2年、青年層(19〜29歳))の全ての年代にヤングケアラーがいることが判明した。また、ヤングケアラーに該当するか分からないと回答した者の割合が、年代が下がるほど高くなるとともに、希望するサポートとしては全年代において、見守ってくれる大人、相談できる場所、情報が得られることなど外部とのつながりを求めていることも判明した。
このため、中高生だけでなく小学生に対しても教育委員会と連携して啓発するとともに、ヤングケアラーや若者ケアラーが、いつでも相談できる体制の構築と孤立化防止に向けた対策の強化を図ることが必要。 | 令和3年に行った実態調査等の結果を踏まえヤングケアラーを孤立させない取組を推進するため、ヤングケアラーが気軽に相談できるSNS相談の実施、電話相談対応の365日・24時間化及びヤングケアラーが同士が悩みや経験を共有し合うオンラインサロンを開催することにより、ヤングケアラーに対する支援体制を強化する。
また、支援者がヤングケアラーに早く気付く体制を構築するため、支援者に対する研修を行うとともに、支援者自らがヤングケアラーについて研修を行う費用を補助する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。