令和3年度工程表
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令和新時代創造本部 政策戦略監 総合統括課の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 総合統括課 所属長名 林公彰 電話番号 0857-26-7960

組織目標

都道府県という行政区域にとどまらず、県民・企業・団体のみなさんがより効果的効率的に活動できるよう周辺自治体と一緒になって課題の解決にあたります。また、全国に先駆けた取組をアピールするだけではなく、同じ志を持つ自治体と一緒になり、課題解決に向け、国などの関係機関へ働きかけを行うなどの取組を進めます。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

各種知事会及び近隣各県との連携強化

■SDGsのゴール

(2)今年度の目標

行政課題について近県と共通認識を共有し、連携を強化すると共に、新型コロナウイルス感染症を克服し、国の地方分権の取組を促進させ、着実に地方分権を推進する。

測定指標

測定指標なし

目標を実現するための主要事業

番号主要事業・主要制度
1知事会等負担金 (予算額(事業費)43914千円)

2.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
8
評価理由
新型コロナウイルス感染症対策では、感染状況等を踏まえた国への緊急提言等を適宜粘り強く行った結果、緊急包括支援交付金や地方創生臨時交付金の増額、雇用調整助成金等の特例措置の延長等の国施策への反映に繋がった。 

令和3年度の取組成果
◎全国知事会 ・8月30日には第14代全国知事会会長に鳥取県知事が選出され、9月3日の就任後には、全国知事会に新たな本部を設置するなど体制を一新した。 ・新型コロナウイルス緊急対策本部において、検査体制の拡充や医療提供体制の確保などに関する国への緊急提言等を複数回とりまとめるとともに、全国知事会を代表して、国との意見交換を頻繁に行った。 ・全国知事会議(6/10WEB開催、11/26都内開催)に参加し、新型コロナウイルス感染症対策、地方分権改革、地方税財政、デジタル社会実現、脱炭素社会実現等について議論し、国への提言を行った。 ・全国知事会長就任後は、全国知事会を代表して各種会議等に参加し、地方の実情や考えについて意見を述べるなどの活動を行った。 ・新型コロナウイルス感染症対策について、病床確保等の医療提供体制の維持への財政支援、全国の幅広い業種の事業者に対する支援、緊急事態宣言下での県境を跨ぐ人流の抑制など、国への緊急提言や意見交換を踏まえた対応が行われた。また、国の基本的対処方針分科会や新型コロナウイルス感染症対策分科会に参加し、積極的に発言を行った結果、オミクロン株の特性を踏まえた基本的対処方針の見直しなど、地方の意見を踏まえた対策が講じられた。 ・地方分権改革の推進、地方税財源の確保・充実等、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進支援、脱炭素社会の実現に向けた対策の推進、チルドレンファースト社会の構築等について提言をまとめた。 ・全国知事会の新たなチャレンジとして、「国民運動本部(本部長:宮城県)」、「コロナを乗り越える新たな地方創生・日本創造本部(本部長:和歌山県)」、「脱炭素・地球温暖化対策本部(本部長:長野県)」の新設を含め、体制を一新した。  国民運動本部では、日本医師会や経済団体等との意見交換会を通し、コロナ対策での課題の共有と各活動での協力要請等を行った。 ・デジタル田園都市国家構想実現会議やデジタル社会構想会議では構成員の一人として参画し、地方の声を政策に反映するよう精力的に発言した結果、デジタル田園都市国家構想推進交付金の創設に結びつくなどの成果があった。
◎中国地方知事会 ・5月26日に開催された知事会議(ハイブリッド方式)に参加し、新型コロナウイルス対策に係る行動宣言やメッセージ、並びに新型コロナウイルス対策を含む国への共同アピール等について意見交換を行った。また、10月15日に広島県呉市で開催された知事会議でも、新型コロナウイルス対策に係る行動宣言や新型コロナウイルス対策を始めとする要望項目を踏まえた共同アピール等について意見交換を行った。 ・春、秋の2度にわたり、「住民の生命・生活を脅かす新型コロナウイルス感染症対策について」、「相次ぐ大規模災害を乗り越えるための防災・減災対策について」、「東京一極集中是正と人づくりの推進に向けて〜地方が自ら輝き続けるために〜」、「地方税財源の充実について」など、それぞれ8項目について共同アピールを採択し、国に対し要望活動を行ったことにより、中国5県が直面する課題等を国に認識してもらい、今後の施策に反映してもらうきっかけとなった。 ・「中国地方知事会メッセージ 〜感染を拡げない夏休みにするために〜」などとして、基本的な感染対策の徹底や、県民向けの移動の際の留意事項等を示したメッセージを発出した。 ・「中国地方知事会新型コロナウイルス感染症対策本部行動宣言」をとりまとめ、感染の拡大防止と社会経済活動の回復の両立を目指し、検査・医療提供体制や観光誘客等の取組を連携して行うことを宣言した。
◎日本創生のための将来世代応援知事同盟 ・4月13日に開催されたサミット(広島県立美術館)に参加し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止等に向けて、意見交換を行った。 ・令和4年1月13日に開催されたトークセッションでは、子育て等をテーマに、課題及び知見の共有等を始めとした意見交換会を実施した。 ・未来を担う次の世代のため、あらゆる手段を用いた感染の抑制や医療危機の回避、経済的事情等に関わらず全ての子供たちへ考える力・価値を創造する力を育てる教育機会の提供、デジタル技術を活用し安心して子育てができる環境づくり等の実現に向け、全力を尽くすこと等を宣言した。 ・「子どもの居場所」、「関係人口」、「妊娠葛藤」等をテーマにNPOで活躍するゲストを交え、積極的な意見交換を行った。また、不妊治療の保険適用制度の見直しに関し、国に対し連携して要望活動を行った。
◎関西広域連合 ・関西広域連合委員会(4/22,5/27,6/26,7/29,8/26,9/23,11/18,R4/3/5,3/24)に参加し、諸課題について協議した。また、新型コロナウイルス感染症対策本部会議に参加し、感染拡大防止等について協議した。 ・広域医療分野、広域観光・文化・スポーツ振興分野、広域産業振興分野に参加し、事務の共同処理を行った。 ・新型コロナウイルス感染防止に向け、職域接種を含むワクチン接種の手続きの迅速化、方針・ガイドラインの提示、各機関への財政支援等を求める提言を行ったほか、府県民に向けた「関西・感染阻止徹底宣言〜今一度責任ある行動を!〜」等、フェーズの変化に応じて宣言・アピールを発出した。 ・関西広域連合委員会で広域的な諸課題の検討や協議を行い、国の予算編成に対する提案を行う等、本県の有する課題の解決に向け、関西で一丸となって取り組んだ。 ・「広域計画等推進委員会」により、第4期広域計画の推進にあたっての検討や関西創生戦略の達成状況の評価・検証が行われ、広域連合の組織体制及び運営方法並びに取組の成果や課題等を検証した。 ・「2025 年大阪・関西万博」への参加検討や「ワールドマスターズゲームズ2021関西」の開催に向けた機運醸成への取組など、関西における更なる連携強化について確認した。 ・JR西日本本社に対し、地方ローカル路線の維持・存続に向け、コロナ後のダイヤ回復等の見直し、地方支社機能の集約事案の再検討等について連携して要望した。
◎近畿ブロック知事会議 ・5月31日(WEB会議)及び10月28日(大阪市)で開催された近畿ブロック知事会議に参加し、諸課題について協議した。 ・新型コロナウイルス感染の第6波に備えた対策等について意見交換を行うとともに、ポストコロナを見据えた対策や新規就農支援策の見直し、デジタル社会の形成に向けたマイナンバーカードの普及拡大等について要望事項が取りまとめられ、国への提言を行った。
◎地方分権改革 ・国の地方分権改革の取組に対して、全国知事会地方分権推進特別委員長(R3年9月まで)として、地方分権改革有識者会議の場などを通じて、「計画策定」や「従うべき基準」の見直し、地方税財源の充実・確保などについて意見を述べるとともに、提案募集方式を活用し、積極的な提案を行った。 ・全国知事会地方分権推進特別委員会(R3年9月まで本県が委員長)に設置された「地方分権改革推進WT」において、近年、国が地方に計画等の策定を求める事例が増加していることによる支障事例の実態調査などを行い、5月には中間報告書を取りまとめた。 ・本県から提案した地籍調査事業計画の変更手続きの廃止や環境分野における各種計画策定の統廃合等について、地方分権改革有識者会議等で検討が行われた結果、見直しが行われることとなった。 ・内閣府に「計画策定等に関するワーキンググループ」が設置され、地方に計画策定を求める規定の抑制・縮減等に向けた方針についてとりまとめられた。
課題今後の取組
◎広域連携の推進 ・新型コロナウイルス感染症対策や地域医療など全国に共通する喫緊の課題について、引き続き臨機応変に国等への働きかけを行う必要がある。 ・広域的行政課題の解決に向けて、自治体の規模や必要に応じて、協議会、機関等の共同設置、事務の委託、一部事務組合、広域連合、連携協約活用や、県による垂直補完なども検討し、「ハイブリッドな行政」を展開していく必要がある。・新型コロナウイルス感染症対策や地域医療などの喫緊の課題について、引き続き、臨機応変に国等へ働きかけを行う。 ・中国地方知事会や関西広域連合など場も有効に活用しながら、関係府県との連携を進め、具体的な取組を着実に実施し、住民生活の向上や行政の効率化をさらに進めていく。また、日本創生のための将来世代応援知事同盟をはじめ、他県との連携を通じて、知恵をしぼり、政策集団として国に施策提言を行い、地方から国を動かす取組を進めていく。
◎地方分権改革 ・岩盤規制であった農地転用許可権限の移譲やハローワークの地方移管が大きく前進し、重点課題と位置づけられていた事項について一区切りがついた。 ・しかし、福祉分野を中心に依然として「従うべき基準」が存在し、現場ニーズに即した運用判断が縛られるなど、地方が自主性・自立性をもって地域課題に取り組むことができる環境の実現は道半ばである。 ・また、近年、国が地方に計画等の策定を求める事例が増加し、地方において負担となっている実態があることを踏まえ、「計画策定」の見直しについても引き続き国に求めていく必要がある。 ・加えて、新型コロナウイルス感染症への対応経過を踏まえ、国と地方の役割分担や更なるパートナーシップの強化等を図っていく必要がある。・地方分権改革は、地方創生を実現するための基盤であるとともに、地方自治の根幹をなすものであることから、新型コロナウイルス感染症への対応経過も踏まえつつ、引き続き国に対して、更なる推進を求めていく。 ・令和4年提案募集においては、計画策定が重点募集テーマに設定され、募集がスタートしたところ。本県を含む全国からも多くの提案が集まるよう、全国知事会としても働きかけを行うと共に、横断的な見直しを更に進めるよう引き続き国へ求めていく。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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