農林水産部 東部農林事務所 農業振興課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 農業振興課 所属長名 地原聡子 電話番号 0857-20-3551
組織目標
砂丘地や水田転換による野菜の振興や地域特産物の推進、果樹産地や畜産の振興など地域農業の維持発展を目指します。
地域農業の担い手となる認定農業者、認定新規就農者、集落営農組織の経営的自立を支援し、遊休農地の拡大防止、担い手への農地の集積を図ります。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
地域特産物の生産振興を支援します。
■SDGsのゴール
09 産業と技術革新の基盤をつくろう
(2)今年度の目標
らっきょうに次ぐ県東部地区の特産品を育成し、農家所得向上を図ることを目的にアスパラガス・白ネギ・ブドウ・イチゴの生産拡大を図る。
測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
白ネギ・アスパラの園芸産地の振興 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 白ネギ栽培面積42ha アスパラ生産額37,559千円 | 白ネギ51.4ha、アスパラ35,800千円 | 白ネギ80ha(年度当初)
アスパラ 42,150千円 | 白ネギ48.7ha
アスパラ 51,610千円 | 白ネギ56ha(年度途中に再設定
アスパラ 58,084千円 |
時点 | 白ネギ平成25年度、アスパラ平成29年 | 令和3年度 | 令和3年度 | 令3年度 | 令和6年度、令和5年度 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 鳥取県農業生産額1000億円達成プラン | JA鳥取いなばが策定した「白ねぎ倍増゚ラン」や産地パワーアップ計画の目標数値 |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
イチゴ・ぶどう産地の振興 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | イチゴ栽培面積97a、ぶどう栽培面積3.1ha | イチゴ栽培面積160a、 ぶどう3.0ha | イチゴ栽培面積176a、 ぶどう3.0ha | イチゴ栽培面積220a、 ぶどう4.06ha | イチゴ176a、ぶどう4.0ha |
時点 | イチゴ平成27年度、ぶどう平成28年度 | 令和3年度 | 令和3年度 | 令3年度 | イチゴ令和3年度、ぶどう令和5年度 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 鳥取県農業生産額1000億円達成プラン | JA鳥取いなばが策定した産地パワーアップ計画や企業参入等の生産拡大の目標数値 |
指標4
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | | | | | |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | |
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 園芸産地活力増進事業 (予算額(事業費)58388千円) |
2 | 戦略的園芸品目(イチゴ「とっておき」)総合対策事業 (予算額(事業費)19172千円) |
3 | 鳥取柿ぶどう等生産振興事業 (予算額(事業費)41671千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
・アスパラガス販売金額、イチゴ栽培面積、ブドウ栽培面積は今年度の目標を達成した。うち、イチゴ及びブドウ栽培面積は長期目標を達成している。
・白ねぎ栽培面積は目標を再設定したところであり、大きく達していないが、推進地区を選定し新規掘り起しに取り組むことから、今後の面積拡大が期待される。 |
令和3年度の取組 | 成果 |
〇白ねぎの栽培推進
・東部農林事務所プロジェクトチームを組み、大規模稲作農家に栽培意向の聞き取りをし、導入を検討している生産者の掘起しを行った。
・JA鳥取いなばと意見交換をし、目標面積の再設定、新規栽培者の掘起し等を検討した。 | ・大規模稲作農家がR5年度の導入を目指し、R4年度試作栽培する予定。
・JA鳥取いなば管内の目標を実現可能なものに修正した(80ha→56ha) |
〇アスパラの収量向上による販売額増加
・東部農林事務所内でプロジェクトチームを組み、JAや八頭事務所とも協力して、産地パワーアップ事業活用者の実態把握を行った。各生産者ごとに課題を整理・提示し、品質向上・収量増加に向けた支援を行った。
〇雨よけハウスの補強
・雨よけハウスの風対策に補強が必要であることから、産業技術センターの助言を受けながら具体的な対策案を作成した。
・補助事業活用による雨よけハウス等やかん水設備等の整備を支援した。 | ・各生産者の課題に即した対処方法を具体的に示すことができ、個々の収量増加が期待できる。
・雨よけハウスの補強案ができた。
・今年度の販売金額目標を大きく上回った。
・2戸が2条雨よけハウス27棟、1戸が低コストハウス3棟、かん水設備等を整備し、栽培面積が拡大。品質向上、収量増加が期待される。
・今年度の生産額が目標数値を大きく上回った。 |
〇いちごの振興
・補助事業を活用した栽培ハウス等の施設や機械の整備を支援した。 | ・2戸がハウス2棟、4戸がベンチ・機械等を整備し、栽培面積が拡大。長期目標(R3)を達成した。
・「とっておき」栽培研修会を開催し、12名の農家が参加した。イチゴ生産状況やブランド化推進協議会の紹介を行ったところ推進協議会に2名が新たに加入した。(メンバー:10人/東部農林事務所管内) |
〇ぶどうプラン推進
・補助事業を活用した雨よけハウスやかん水施設整備や新植を支援した。 | ・2戸がぶどう用雨よけハウスを整備して新植を行い、3戸がかん水施設を整備し、栽培面積が拡大。長期目標(R5)を達成した。 |
課題 | 今後の取組 |
〇白ねぎの栽培推進 | ・JA鳥取いなばと連携し、推進地区における新規掘り起し、新規栽培者への重点指導を行う。 |
〇アスパラの収量向上による販売額増加
〇雨よけハウスの補強
〇雨よけハウス施設の推進 | ・収量確保の技術確立のための現地実証ほ設置と効果を確認する。
・雨よけハウス補強の現地実証ほの設置と効果確認をするとともに、被覆資材を適宜撤去・設置できるよう指導会・実演会を開催する。
・R3年度の産地パワーアップ事業を一部R4年度に繰越し、施設整備を支援する。 |
〇いちごの振興 | ・補助事業を活用した施設・機械整備を支援する。 |
〇ぶどうプラン推進 | ・補助事業を活用した施設整備・新植を支援する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。