生活環境部 くらしの安心局 水環境保全課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 水環境保全課 所属長名 谷口正一 電話番号 0857-26-7400
組織目標
県民の貴重な資源である河川と湖沼の水質汚濁の抑制や地下水保全の取組を進めるとともに、上下水道の持続可能性を確保するための広域化・共同化の検討や生活排水処理施設の整備・普及等を進めることにより、県民が安心して暮らせる住環境を守り、より親しみやすい水環境となるよう保全と利活用を進めます。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
水環境の保全、地下水の適正管理
■SDGsのゴール
06 安全な水とトイレを世界中に
(2)今年度の目標
○公共用水域(河川・湖沼・海域)及び地下水の水質汚濁防止のための継続的な監視・測定(約250地点)、事業場排水の監視指導等(約130事業所)による水環境の保全
○「とっとりの豊かで良質な地下水の保全及び持続的な利用に関する条例」に基づく
・民間事業者等で構成する「持続可能な地下水利用協議会」による地下水モニタリング(37地点)、地下水涵養の森林保全活動、講演・研究発表及び水の日イベントによる普及啓発
・学識経験者・研究者で構成する「地下水研究プロジェクト」による地下水モニタリングの評価・分析、地下水流動等解析の推進
測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
河川・海域の水質の環境基準達成率(河川:BOD、海域:COD) | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | − | | | | 河川100%
海域100% |
時点 | − | | | | − |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 公共用水域の水質測定計画(水質汚濁防止法第16条に基づく測定計画) | |
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 水質汚濁防止対策費 (予算額(事業費)45712千円) |
2 | とっとりの豊かで良質な地下水の保全及び持続的な利用事業 (予算額(事業費)9064千円) |
2.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
概ね予定どおり進捗したため |
令和3年度の取組 | 成果 |
水質汚濁防止対策費 | ○公共用水域等調査・指導
県内の河川・湖沼・海域(海水浴場を含む)・地下水を常時監視中。
(河川123カ所、湖沼24カ所、海域28カ所、地下水66カ所 の計241カ所)
○事業場排水調査・指導
工場・事業場の立入調査・管理指導を実施。(立入延件数107件(R4.2.28時点)) |
とっとりの豊かで良質な地下水の保全及び持続的な利用事業 | 〇とっとりの豊かで良質な地下水の保全及び持続的な利用に関する条例
・条例に基づく申請に対して、環境審議会 温泉・地下水部会を開催し、採取計画届出書の提出に係る審議を行った。(R3.4(審議1件)
○持続可能な地下水利用協議会
・地下水位モニタリングに係る新規観測井戸として、民間事業者(倉吉市内、琴浦町地内)へ観測器設置し、水位観測を開始した。
・協議会が実施する県内37地点の地下水位観測に関して、年間データをとりまとめ、モニタリングレポートを作成した。
・八東ふる里の森で「ブナ林の循環と持続的な利用・管理について考える〜SDGsの視点から〜」セミナーを開催した(R3.11)
・定期総会を2回開催した(R3.6、R4.3)。
・水の日イベント及び植樹等の涵養事業への参加は、新型コロナウイルス感染症拡大を勘案し中止。
○地下水研究プロジェクト
・大山北麓について、河川流量調査と河川水質(安定同位体比)調査を開始した。
・2回のプロジェクト会議を開催し、今後の研究テーマについて議論を行った。
・上記協議会が作成した地下水モニタリングレポートについて評価を行い、プロジェクト委員から貴重な助言を受けた。 |
課題 | 今後の取組 |
水質汚濁防止法に係る特定事業場への指導・助言 | 西部地区の養豚場において、排出水の白濁、濁り等によって住民からの苦情や新聞報道が続いている。当地区を所管している西部総合事務所が対応しているが、当課もその状況を把握し、適宜、必要な指導・助言を行う。 |
地下水プロジェクトの取組 | 西部地域について大山北麓の調査を強化するとともに、東部地域について地下水量推定のための情報収集を始める。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。