令和4年度工程表
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生活環境部 衛生環境研究所の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 衛生環境研究所 所属長名 若林健二 電話番号 0858-35-5411

組織目標


県民の安全と豊かな環境の確保のための調査研究拠点として、環境の保全・再生と活用に資する研究・調査を実施します。
感染症や食中毒、有害物質流出事案等の健康危機事案に対応し、県民の安全確保に必要な試験検査を迅速確実に遂行します。
当所が有する知識・技術や技能を基に、住民・NPOの環境学習・環境活動の支援します。
当所及び県内機関の試験検査精度の信頼性を確保します。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

環境の保全・再生と活用に関する調査研究

■SDGsのゴール

13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさをまもろう
15 陸の豊かさもまもろう

(2)今年度の目標

1 湖沼の水質浄化や環境の保全・再生及び利活用に関する研究の実施

2 廃棄物の適正処理やリサイクルに資する研究の実施
 
3 地球環境問題と地域環境への影響やその対応に資する研究の実施

測定指標

測定指標なし

目標を実現するための主要事業

番号主要事業・主要制度
1汽水湖の水質形成に関する研究 (予算額(事業費)6198千円)
2水環境における特定希少野生動植物保全事業 (予算額(事業費)1080千円)
3六価クロムの現場迅速分析法に関する研究 (予算額(事業費)2976千円)
4焼却残渣に含有する水銀のモニタリング調査 (予算額(事業費)843千円)
5県内河川の地域特性に着眼したプラスチックごみの汚染実態調査 (予算額(事業費)1872千円)
6気候変動影響情報収集分析及び生態系への影響調査等事業 (予算額(事業費)5754千円)
7鳥取県におけるPM2.5発生源の寄与解析  〜隣接県からの移流にも注目して〜 (予算額(事業費)430千円)

2.評価

■中間評価(9月末時点)

進捗
△(やや遅れ)
今年度の取組成果
【汽水湖の水質形成に関する研究】 湖山池や東郷池の水質形成に重要な湖内の塩分躍層の形成が水質に与える影響をモニタリングし、海水遡上と湖内水質との関係性を明らかにするため、両湖の流動・水質・底質調査を行う。 ○潮位が上昇する夏場に、池の海側河口部に流向流速計及び水質計を設置して連続観測し、湖内への海水侵入の状況を捉えるためのデータを得た。 ○湖内への海水侵入に伴う水質と底質(底泥)の応答を捉えるため、6月から定期的に(月2回程度)、湖底直上の湖水や底質間隙水に含まれる栄養塩濃度を測定した。
【水環境における特定希少野生動植物保全事業】 鳥取県の特定希少野生動植物に指定されているカラスガイについて、湖山池流域での保全を図るため、稚貝生産や放流候補地調査を行う。併せて保全技術の伝承・共有化を図る。 ○繁殖期となる冬季に稚貝生産・中間育成を始めるための条件検討を進めた。 ○自生地の成貝、幼貝の生存及び幼貝が順調に成長していることを確認。 ○自生地以外の稚貝放流候補地を選定し、生育環境が不利となる夏季の7月から水温、塩分の連続観測を実施。
【六価クロムの現場迅速分析法に関する研究】  廃棄物リサイクル、最終処分場、土壌汚染等の現場で迅速かつ簡便に六価クロムを測定する方法を構築するため、価数分析条件の検討、微量分析条件の検討を行う。 ○携帯型ボルタンメトリー装置や試薬等を購入し、クロムの価数分析条件を検討した。 ○微量分析条件の検討は第4四半期からの実施予定。
【焼却残渣に含有する水銀のモニタリング調査】  水銀含有廃棄物の回収方法変更の効果を検証するため、焼却残渣の水銀含有量の変化をモニタリングする。 ○毎月焼却残渣試料を採取して、水銀含有量を公定法と蛍光X線分析による簡易分析法との両方で分析しながら、モニタリングデータの集積を行った。 ○文献調査を実施して情報収集を行った。
【県内河川の地域特性に着眼したプラスチックごみの汚染実態調査】  本県のプラスチックごみ対策の推進に資する科学的データを得るため、海洋への主たる流入源である河川のプラスチックごみについて、県内河川の汚染実態調査を実施する。 ○昨年度実施できなかった春季分調査を含めて、河川水中の浮遊ごみ調査を実施した。
【気候変動影響情報収集分析及び生態系への影響調査等事業】  栄養塩等の流れ・循環や、それらが形成する生態系の実態を把握するとともに、これらに対する気候変動の影響を推定する。(栽培漁業センターと連携実施) ○河川等の水質調査を実施した。 ○ラドンを指標に、栄養塩等の流れ・循環を調査した。 ○水位計による、河川流量の連続観測を実施した。
【鳥取県におけるPM2.5発生源の寄与解析〜隣接県からの移流にも注目して〜】  本県におけるPM2.5の由来や濃度を決定する要因、特に隣接県を含む他地域からの移流による影響を把握する。 ○隣接県のPM2.5重量濃度・成分分析データや関連データ収集・整理した。 ○今後、PMF解析などにより、季節的な特徴、移流による影響を把握する予定。
課題今後の取組(特に下半期の取組について)
課題解決に向けて、調査研究を計画的・効果的に進捗させる必要がある。 新型コロナウイルス感染拡大を受け、応援業務の拡大とともに研究活動における対面協議や共同研究、研修・情報収集、学会発表等の抑制が現実化している。〇新型コロナウイルスの感染状況や対応業務の状況を踏まえ、研究成果・知見の重要度や必要となる時期・タイミング等を踏まえて優先順位付けし、当初の実施事項・計画を変更しつつ、優先度が高いと判断したものを着実に遂行する。 〇引き続き、Web等を活用し、協議・情報収集や学会参加等を行う。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する9月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



最後に本ページの担当課
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