福祉保健部 ささえあい福祉局 皆成学園の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 皆成学園 所属長名 川口 栄 電話番号 0858-22-7188
組織目標
・専門的で質が高いサービスの提供体制を整え、入所児童及びその保護者の安全かつ安定した生活を確保するとともに、主体的な社会自立及び円滑な地域移行を推進します。
・保護者・関係機関と連携し、在宅障がい児が住み慣れた地域で安心して豊かに生活できるようサポートします。
・発達障がい児(者)の地域支援体制の充実を推進し、本人の適性に応じた自立生活の実現を目指します。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
入所利用児童とその保護者へのサービスの向上及び充実
■SDGsのゴール
03 すべての人に健康と福祉を
(2)今年度の目標
(1)支援を必要とする利用者のニーズを踏まえて、専門的で質が高いサービスが提供できる体制を整える。
(2)児童・保護者が安心かつ円滑に地域移行できるよう、より早期から支援を開始し、関係機関との連携・支援体制を充実させる。
測定指標
測定指標なし
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 皆成学園費 (予算額(事業費)83722千円) |
2.評価
■中間評価(9月末時点)
今年度の取組 | 成果 |
入所利用児童及び保護者のニーズを踏まえて、ライフステージに応じた質の高い支援を提供する。
入所児童の「今の様子」を保護者と共有し、本人の障害特性の理解を進めたり、日常生活の中で課題について話したりする機会を設ける。 | ・昨年度同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者とのかかわりや園外での体験や活動の機会は制限された。
・保護者との面会や自宅への帰省を制限しているため、ビデオ通話や動画の送信・写真の送付などで入所児童の様子をタイムリーに伝えた。離れて暮らす家族との交流が途切れないよう、電話連絡も細目に行い、保護者や入所児童の安心や安定した生活につながった。
・担当者が丁寧に連絡をすることで、保護者と職員の信頼関係が深まった。 |
地域移行を控えている入所児童について関係機関と入所児童本人の課題や支援方法を共有し、連携体制を強化する。
入所児童及び保護者の思いを尊重しながら、入所中から地域の障害福祉サービスの体験利用を積極的に進め、安心して地域生活に移行できるよう支援する。 | ・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域の障がい福祉サービスの利用が制限されることはあったが、可能な限り体験利用、実習を計画・実施した。
・実際の体験を重ねることで、移行先事業所の支援者に利用児童の障害特性や生活習慣の理解を進めていただき、将来提供する支援の具体的なイメージを共有した。
・学園内でも移行先の生活を想定して支援の組み立てができた。 |
職員が専門的で質の高いサービスを提供できるよう支援体制の整備と人材育成を推進する。 | ・人員不足の状況は変わらない。11月以降さらに職員数が減少する。利用児童の安全確保と直接支援が優先される現状である。
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、職員が園外の研修に出かけることも少なくなっている。園内の研修も必要最低限になってはいるが、児童の安心安全な生活の保障や主体性の支援をテーマに計画的に研修を実施している。
・「エール」発達障害者支援センターによる機関コンサルを受け、入所児童の障害特性の理解や支援の検証、見直しの機会を得た。 |
課題 | 今後の取組(特に下半期の取組について) |
家庭との連携や地域生活の経験が不可欠な入所児童が多いが、新型コロナウイルス感染拡大防止に係る対応に加え、支援するために必要な職員数が不足しているため十分な実施が困難。 | ・人材確保が急務。
・家庭との連携については、電話、ビデオ通話などの通信機器の積極的な利用。
・園外での経験ができない部分は、園内で同義の目的とする体験を日常生活に取り入れていく。 |
高等部年齢の児童が多く、それぞれの課題にあった支援の提供が必要だが、地域の受け皿や支援者の確保が難しい。 | ・市町村をはじめ関係機関と情報共有をし、早い段階で地域移行のためのチーム作りをする。
・学園内での支援の蓄積を地域移行のためのデータとしてまとめていく。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する9月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。