子育て・人財局 福祉相談センターの工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 福祉相談センター 所属長名 川本由美子 電話番号 0857-23-1031
組織目標
児童や女性に関する相談に適切に対応できるよう体制を強化するとともに、児童虐待・DVの未然防止や被害者支援、児童の権利擁護の取組を推進することで、児童や女性が安心して生活できる環境を整えます。また、療育手帳の判定を主とした相談対応により、障がいのある方が福祉サービスを利用しながら自立した社会生活を行えるよう支援します。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
一時保護児童の権利擁護を図る
■SDGsのゴール
03 すべての人に健康と福祉を
(2)今年度の目標
一時保護児童の権利擁護の取り組みを推進する
測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
入所児童に対する「子どもの権利ノート」の活用と見直し | 活動指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 【入所時の権利ノートの提供と説明】
・昨年度実施率
40人中30人(75%) | 実施率0%
| 実施率80% | | |
時点 | 令和4年3月 | 令和4年4月 | 令和5年3月 | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 一時保護ガイドライン(厚労省) | 一時保護においても子どもの権利が守られることが重要なため。 |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
定期的な子ども会議及びアンケート実施 | |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 【金曜日】
・昨年度実施回数
32回 | 0回 | 35回 | | |
時点 | 令和4年3月 | 令和4年4月 | 令和5年3月 | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 一時保護ガイドライン(厚労省) | 一時保護された子どもの意見を適切に表明できる環境を用意し、一時保護所の支援の向上に反映させるため。 |
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 一時保護所費 (予算額(事業費)52669千円) |
2.評価
■中間評価(9月末時点)
今年度の取組 | 成果 |
【入所児童に対する「子どもの権利ノート」の活用と見直し】
・一時保護開始時に入所児童に「子どもの権利ノート」の説明と提供を行っている。
・権利ノートの説明は、入所児童の年齢や能力に応じ、わかりやすく説明するよう留意している。
・また、入所後1週間程度経過した時点で、権利ノートに関する入所児童の思いを聞取る面接を行っている。 | ・今年度目標値である実施率80%に対し、9月末までの入所児童22人中20人に実施し、実施率90%であった。
・入所後1週間程度の聞取り面接を行うことで、入所児童には権利擁護に関する理解を深めることができた。 |
【定期的な子ども会議及びアンケート実施】
・木曜夕方にアンケートを配布し、金曜朝にアンケート結果を基に子ども会議を実施することが定着してきた。
| ・今年度目標値35回に対し、9月末時点で10回実施した(木曜夕方に入所している児童に対して、概ね実施できた。)
・入所児童は、言葉では表現しにくい内容をアンケート記入により意見表明できる機会を得ている。また、職員も入所児童個々の思いや意見を確認することができた。
・子ども会議を金曜に実施することで、週末は入所児童の希望に沿った活動内容を提供することができた。また入所児童にとって、自分が記入した意見を大人が真摯に受け止め、実現できる機会となっている。 |
課題 | 今後の取組(特に下半期の取組について) |
入所児童の権利擁護及び意見表明の環境整備を行う。
| ・入所中における思想や信教の自由の保障、性的アイデンティティへの配慮、苦情解決の流れなどの追加項目を検討し、必要な改訂を行う。
・児童が意見表明しやすい環境の充実のため、鳥取県版アドボカシー試行事業との連携を図る。 |
昨年度の第三者評価の結果を踏まえた改善を継続する。
| ・マニュアルの検討や意識共有のための取り組み、職員の専門性の向上、災害発生時の対応の明確化等、必要な改善を行う。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する9月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。